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ここでは2004年に劇場で鑑賞した作品の一言感想を載せています。

観た日/劇場 作品名(リンク先は公式サイト)
鑑賞総本数 原題(英題)
感想(ネタバレは反転させています)
3D作品の深度
前売り(その他)特典(リンク先はs-thingブログでの紹介記事)
点数 ★ or ★☆ or ★★ クズ、観る価値なし、観る必要なし
★★☆ イマイチ、観ても保障しません
★★★ マシ、まぁまぁかな
★★★☆ 普通、悪くはない
★★★★ いい感じ、とりあえずお勧め
★★★★☆ ほぼ完璧、いい映画です
★★★★★ 傑作、オヌヌメ!!

2004年01月〜03月 


3/30 アップルシード
2850
試写会
荒牧伸志監督作品。
特報の頃からその映像に衝撃と言うか可能性と言うか、今までにない何かを感じた。
それはピクサーの「トイストーリー」が世に出た時の感覚に似てる。 そして…
観終わって、まず思ったのが、やっぱり自分が思ってた通りの出来だった。
ここまで正確に原作、士郎正宗のヴィジュアルを再現出来てる動画はない、と言っていい。
主人公デュナン・ナッツの顔自体が似てないと思ってたけど、いいようにアニメ化され、士郎正宗らしい、きゅっと絞まったプチグラマーな体型は、完璧な再現力。そこに3Dという技が入るわけだから、量感を感じない訳にはいかない。
風景(背景)の緻密さも、らしさを醸し出し、何より一番すばらしいのは、そのメカニック群。
元々無機質な色合いを得意とする3DCGを、最近のゲームのデモ画面なんて子供騙しに見えるほどの、情報量と量感で表現している。
原作者を同じとする、電脳世界でハイブリッド人間の活躍を描いた「攻殻機動隊」をデジタルSFとすれば、今作はアナログ世界のSFと言える。その象徴が人工人間とアンドロイドの数々。
戦闘兵器として機械化されたアンドロイドのソリッド感は、アニメでも今までの3DCGでも表現し得なかったものだと断言出来る。
特にデュナンが纏うパワードスーツ(劇中名忘れました)が、いかにもなカラーリングと質感とアニメーションで動いているだけで、失禁モノなのだ。
そういう絵に重なるのが実写と見まごうばかりの、爆発、海、雨。 とにかく隙がないのだ。
かといってイマイチなところもないこともない。 生身の人間のキャプチャーと、トゥーンシェイディングの悪いところである、嘘をつけない影、アウトラインが、ドラマ性を殺いでいる。また、1話完結の話の為、原作にないほどの壮大な話になっていて、説明的で少し違和感も感じる。
それでも、主人公デュナン・ナッツの表情は一級品。
プロデュースにハリウッド仕込みの曽利文彦。 監督に「バブルガムクライシス」の荒牧伸志。 音楽、BoomBoomSatellites。
★★★★☆
3/28 ブラザー・ベア
2849 BROTHER BEAR
アーロン・ブレイズ&ロバート・ウォーカー監督作品。
★★★★
3/28 花とアリス
2848
岩井俊二監督脚本製作音楽作品。
鈴木杏、蒼井優主演。郭智博、相田翔子、阿部寛、平泉成ほか。
★★★★☆
3/28 きょうのできごと
2847
行定勲監督脚本作品。
田中麗奈。妻夫木聡主演。伊藤歩、池脇千鶴ほか。
★★★★☆
3/21 イノセンス
2846
押井守監督脚本作品。
3/20 ホテル・ビーナス
2845
タカハタ秀太監督編集作品。
草g剛主演。市村正親、コ・ドヒ、パク・ジョンウ、香川照之、中谷美紀ほか。
★★★★
3/13 ゴシカ
2844 GOTHIKA
マチュー・カソビッツ監督作品。
ハル・ベリー主演。ロバート・ダウニー・Jr.、ペネロペ・クルス、チャールズ・S・ダットンほか。
3/13 レジェンド・オブ・メキシコ
2843 ONCE UPON a TIME in MEXICO
ロバート・ロドリゲス監督脚本撮影美術編集視覚効果再録ミキサー作曲作品。
アントニオ・バンデラス主演。ジョニー・デップ、サルマ・ハエック、ミッキー・ローク、エバ・メンデス、ダニー・トレホほか。
★★★★
3/7 25時
2842 25th HOUR
スパイク・リー監督製作作品。
エドワード・ノートン主演。フィリップ・シーモア・ホフマン、バリー・ペッパー、ロザリオ・ドーソン、アンナ・パキンほか。
★★★★☆
3/5 ラブ・アクチュアリー
2841 LOVE ACTUALLY
リチャード・カーティス監督脚本作品。
ヒュー・グラント主演。リーアム・ニーソン、コリン・ファース、ローラ・リニー、エマ・トンプソン、アラン・リックマン、キーラ・ナイトレイほか。
★★★★☆
3/4 ペイチェック
2840 PAYCHECK
試写会
ジョン・ウー監督製作作品。
ベン・アフレック主演。アーロン・エッカート、ウマ・サーマン、ジョー・モートン、ポール・ジアマッティほか。
原作は、かのフィリップ・K・ディック。 「ブレードランナー」 「トータル・リコール」 「スクリーマーズ」 「クローン」 「マイノリティ・リポート」 これこそ『微妙』の列挙(笑)。
こうなるとおのずと期待も盛り下がる、というもの。
で、結果。 これが面白い。 普通のエンタテインメントだわ。 いや、いい意味でね。
だって、今までのって「ブレードランナー」以外、それが未来世界なのか??とか、それでいいのか??とかいうばっかりだったし、とにかく最新デジタル社会と泥臭い下町を描けばOKって勘違いもはなはだしい絵に引っ張られた内容のない作品が多かったけど、今回は設定に言うほど無理をせず、小道具も現代のモノが普通に使える「近い未来」を描いているので、あまり気にしなくてもよかったのが好を奏しようにも思えた。
ジョン・ウーらしいという絵は、今回は如実に表れてないけど、活劇と言う意味では秀でてると思える。
主演のベン・アフレック&ウマ・サーマンがアクションをこなせる役者というのもいいのかも。
フリーのプログラマーである主人公は、現代社会においてセキュリティ重視の社会で生きていくためのセオリーは、使用期間後その間の記憶を消すことにあった。
しかし友人の会社からの依頼を受け、報酬1000万ドルと3年と言う異例な長期開発期間とが過ぎた後、彼は1000万ドルは受け取らずガラクタのような少しのアイテムと、命を狙われだす。
当然、その間の記憶は消去されていて、自分の狙われる理由が判らない。 なぜ。どうして。
主演ベン・アフレック。これほど技術者の似合わない役所もないし(笑)。劇中で肥料を運ぶ姿があるんだけど、そっちのほうが数倍似あってたり。
ウマ・サーマンも、今回はひどいブスに撮られてる(笑)。「キル・ビル」でアクションを得たので、それを実践って感じがしないでもない。失敗はしてないと思うけどね。
主演の一人に挙げられてるアーロン・エッカートより、名バイプレイヤー、ポール・ジアマッティがそこここでおいしい演技を披露。デジタルSFに暖かい雰囲気を提供している。 その研究してた内容は何なのか、報酬を受け取らず、ガラクタを自分に託したのは何故なのか、そういう伏線もすべて生かしつつ、アクションしつつ、ドラマティックに展開していく。
雰囲気では「ブレードランナー」 娯楽性では「ペイチェック」 を是非。
★★★★
2/28 アップタウン・ガールズ
2839 MAID in MANHATTAN
ボアズ・イェーキン監督製作総指揮作品。
ブリタニー・マーフィー主演。ダコタ・ファニング、マーリー・ジェルトンほか。
2/28 嗤う伊右衛門
2838
蜷川幸雄監督作品。
唐沢寿明主演。小雪、井川比佐志、椎名桔平、香川照之ほか。
★★★★
2/27 ゼブラーマン
2837
三池崇史監督作品。宮藤官九郎脚本。
哀川翔主演。鈴木京香、渡部篤郎、大杉漣ほか。
★★★★
2/22 ファインディング・ニモ
日本語ver.
FINDING NEMO
アンドリュー・スタントン監督脚本原案作品。
★★★★☆
2/21 ヘブン・アンド・アース 天地英雄
2836 天地英雄
フー・ビン監督脚本作品。
チアン・ウェン主演。中井貴一、ビッキー・チャオほか。
2/21 1980
2835
ケラリーノ・サンドロヴィッチ監督脚本作品。
ともさかりえ主演。蒼井優、犬山イヌコ、及川光博ほか。
★★★★★
2/15 ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還
2834 THE LORD of the RINGS:THE RETURN of the KING
ピーター・ジャクソン監督脚本製作作品。
イライジャ・ウッド主演。イアン・マッケラン、リブ・タイラー、ビゴ・モーテンセン、ショーン・アスティン、ケイト・ブランシェットほか。
3時間半と言う尋常じゃない上映時間もモノともしない迫力と、想像力でエピローグまで圧倒してくれます。
前2作で自己紹介、話の始まりを描ききり、3作目でそのパワーをすべて出し切るようにスクリーンを揺さぶり、すばらしい体験を約束してくれる。
今回は、前作「二つの塔」でがんばった人間達から離れ、怪しいホビット、ゴラムと共に旅を続けるフロドとサムに大々的に焦点を当て、その友情、信頼を激しく表現している。 前回までのペア(グループ)も今回はシャッフルされ、より一層重圧に人間像を描き、ファンタジーと言う浅いと思われがちな世界観に厚みを出してる。
特に今回は、ガンダルフとピピン。
そのおっちょこちょいのピピンによって大波乱が巻き起こり、そこに新しいドラマが芽生える。
2人の会話は、その世界を象徴しているようでもある。
原作好きにすると、意外とはしょられてるシーンも多いらしいが、そんなもの気にしててはダメ。
つーか、気にする時間なんてないさ。 突っ走って感じろ!ってね。
★★★★☆
2/15 サウンド・オブ・ミュージック
2833 THE SOUND of MUSIC
1965年作品。
ロバート・ワイズ監督製作作品。
ジュリー・アンドリュース主演。クリストファー・プラマー、エリノア・パーカーほか。
★★★★★
2/14 この世の外へ
2832
阪本順治監督脚本作品。
萩原聖人主演。オダギリジョー、MITCH、村上淳ほか。
★★★★☆
2/13 マスター・アンド・コマンダー
2831 MASTER and COMMANDER:THE FAR SIDE of the WORLD
ピーター・ウィアー監督脚本製作作品。
ラッセル・クロウ主演。ポール・ベタニー、マックス・バーキン、ビリー・ボイド、ジェームズ・ダーシーほか。
アカデミー賞に10部門もノミネートされた今作。 原作はパトリック・オブライアンの歴史小説。監督のピーター・ウィアーもお気に入りの小説だそうで。
イギリスの捕鯨船を狙った海賊まがいの行動をするナポレオンの直令を帯びた帆船アケロンを拿捕すべくジャック・オーブリー率いる帆船サプライズは大西洋を南下していく。 2度の襲撃にも耐え、サプライズ号は太平洋のガラパゴス諸島のイギリス捕鯨中継基地に到着。しかし執拗に追ってくるアケロン号。
ボロボロになった船体。船員。ラッキー・ジャックの決断は…。
ノンフィクション歴史小説が原作かと思ってたら、どうやら発行当時から人気のフィクションだそうで。
展開が都合よく進んで行くなぁとは思ってたんだけど。
舞台も主演も監督もロケ地も太平洋。つまりかのオーストラリア産ハリウッド映画ってことで。
その主演は、手が早いともっぱらの噂のラッセル・クロウ。
監督は久々感が強い、ピーター・ウィアー。
その他では、ピピン役のビリー・ボイドなど。すばらしく女優のいない映画です。
CGに頼ってない(多分)乱闘シーンが多く、気持ちのよいアクションシーンが観られます。
それに呼応するようにストーリーも深刻なものから、どんどんアクション映画風味に変化していくのも面白いところ。ピーター・ウィアー監督のことだから、もしかしたら原作通りではなく、問題提起しまくりで終わらそうとでもしたようなきらいもなきにしもあらず、といったところ(笑)。
とにかくハリウッドの脚本不足を補えるような、まるで続編が作れる終わり方がやっぱりアクション映画な匂いぷんぷんの大作でした。
ps:ちなみにイギリスアカデミー賞では、「ロード・オブ・ザ・リング王の帰還」と賞取りを2分してました。
★★★★
2/7 ニューオリンズ・トライアル
2830 RUNAWAY JURY
ゲイリー・フレダー監督製作作品。
ジョン・キューザック主演。ジーン・ハックマン、ダスティン・ホフマン、レイチェル・ワイズほか。
★★★★
2/7 ドラッグストア・ガール
2829
本木克英監督作品。宮藤官九郎脚本。
田中麗奈主演。柄本明、三宅裕司、伊武雅刀ほか。
2/1 ハリウッド的殺人事件
2828 HOLLYWOOD HOMICIDE
ロン・シェルトン監督脚本作品。
ハリソン・フォード主演。ジョシュ・ハートネット、レナ・オリンほか。
★★★★☆
1/28 シービスケット
2827 SEABISCUIT
ゲイリー・ロス監督脚本製作作品。
トビー・マグワイア主演。ジェフ・ブリッジス、クリス・クーパー、エリザベス・バンクス、ウィリアム・H・メイシーほか。
1/25 MUSA -武士-
2826
キム・ソンス監督脚本作品。
チョン・ウソン主演。チュ・ジモン、アン・ソンギ、チャン・ツィイー、ユー・ロングァンほか。
1/24 リクルート
2825 THE RECRULT
ロジャー・ドナルドソン監督作品。
アル・パチーノ主演。コリン・ファレル、ブリジット・モナハンほか。
1/24 ミスティック・リバー
2824 MYSTIC RIVER
クリント・イーストウッド監督製作音楽作品。
ショーン・ペン主演。ティム・ロビンス、ケヴィン・ベーコン、ローレンス・フィッシュバーン、マーシェ・ゲイ・ハーデン、ローラ・リニーほか。
1/23 タイムライン
2823 TIMELINE
リチャード・ドナー監督製作作品。
ポール・ウォーカー主演。フランシス・オコナー、ジェラルド・バトラー、ビリー・コノリーほか。
1/18 イン・アメリカ
2822 IN AMERICA
ジム・シェリダン監督脚本製作作品。
サマンサ・モートン主演。パディ・コンシダイン、サラ・ボルジャー、エマ・ボルジャー、ジャイモン・フンスーほか。
1/17 半落ち
2821
佐々部清監督脚本作品。
寺尾聡主演。原田美枝子、柴田恭兵、吉岡秀隆、鶴田真由ほか。
★★★★☆
1/17 マトリックス:レヴォリューション
THE MATRIX REVOLUTION
アンディ&ラリー・ワチャウスキー監督脚本製作作品。
キアヌ・リーブス主演。ローレンス・フィッシュバーン、キャリー=アン・モス、ヒューゴ・ウィービング、ジェイダ・ピンケット・スミスほか。
1/16 ジョゼと虎と魚たち
2820
犬童一心監督作品。
妻夫木聡、池脇千鶴主演。上野樹里、新屋英子、新井浩文、SABUほか。
★★★★☆
1/12 チャーリーと14人のキッズ
2819 DADDY DAY CARE
スティブ・カー監督作品。
エディ・マーフィー主演。ジェフ・ガーリン、スティーブ・ザーン、アンジェリカ・ヒューストン、レジーナ・キングほか。
前売り特典:ケータイストラップ
★★★★
1/4 フル・フロンタル
2818 FULL FRONTAL
スティーブン・ソダバーグ監督撮影作品。
ジュリア・ロバーツ主演。デビッド・ドゥカブニー、キャサリン・キーナーほか。

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