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ここでは2004年に劇場で鑑賞した作品の一言感想を載せています。

観た日/劇場 作品名(リンク先は公式サイト)
鑑賞総本数 原題(英題)
感想(ネタバレは反転させています)
3D作品の深度
前売り(その他)特典(リンク先はs-thingブログでの紹介記事)
点数 ★ or ★☆ or ★★ クズ、観る価値なし、観る必要なし
★★☆ イマイチ、観ても保障しません
★★★ マシ、まぁまぁかな
★★★☆ 普通、悪くはない
★★★★ いい感じ、とりあえずお勧め
★★★★☆ ほぼ完璧、いい映画です
★★★★★ 傑作、オヌヌメ!!

2002年01月~03月 


4/30 名古屋ピカデリー WⅩⅢ機動警察パトレイバー
2567
タイトルになっている「WXIII」は、ダブリュー13(ギリシャ数字)なんです。日本語の訳すと「廃棄物13号」となるわけです。その「廃棄物13号」は、原作者のゆうきまさみのコミックの中の一話を原案にしてあるのです。
元々「パトレイバー」は、アニメに近い人たち(ヘッドギア)のコラボレート作品から出発して、OVAのシリーズ2本、TVアニメ、映画と、マルチに映像化されてきてます。
今回はそんな映画の1篇。
主人公は、パトレイバーが普通に人間社会に浸透している時代の刑事達。海辺で起こる怪殺人事件を調査していくと意外な共通点が見えてきて、なぞの犯人もついに姿を現す。 しかしその原因、対処法があまりに不透明なのは…。今回は「パトレイバー」のブレインでもあり、痛い監督でもある押井守は、全くタッチしていないのが大変うれしい(笑)。その代わりヘッドギアからは、原案としてゆうきまさみとスーパーバイザーとして出渕裕が参加しています。脚本にとりみき。モンスターデザインに末弥純と、出渕さんのお友達で構成してたりしてるのが面白い。
内容は「よく動く『パトレイバー2』」といったところ。もうすべてがすばらしい。ほんの些細なシーンひとつ取っても、例えば定食屋で主人公が使ってる割り箸が変な割れ方をしてたりとか、気を配りまくってるのがよく判り、なおかつ無駄なシーンが全く感じられなかったり。抜け目のない演出を見られました。言わば実写張りの演出といった所でしょうか。今更実写似のアニメもないだろうという気もしますが、これがその最終的な答えとか思えたりするくらい完成度は高いです。
ドラマ性に富んだ脚本と演出(高山文彦(「0080ポケットの中の戦争」))が見事に世界観を描いて、うわべだけの映画になってないのです。これは確かに実写でも映像化出来るかもしれませんが、実写でなしえない事がすんなり受け入れられるアニメというジャンルの特性が存分に生かされている限り、これはアニメでないと面白くならなかったと思います。
オープニングで東京湾海上を漁船が走るシーンで、ほとんどの背景をCGで作っていて、ひどい出来で、このまま行くのかと思ったら、結局そこ以外は控え目に違和感なく作ってて、それも最近のアニメの傾向として好感度大ですね。今までのシリーズの主人公たち(野明や遊馬)も、ちゃんと仕事してるし。それもドジまくってて、最後にはきっちり仕事こなすってのを客観的に見るのも面白いし。
ps:同時上映「ミニパト」は脚本押井守なので、もっすごいオタクネタの3Dギャグ短編アニメです。
前売り特典:チケマガDVD
★★★★★
4/29 コンセント
2566 CONCENT
中原俊監督作品。
市川実和子主演。村上淳、つみきみほ、木下ほうか、小市慢太郎、斎藤歩ほか。
前売り特典:ポストカード
★★★★
4/23 シッピング・ニュース
2565 THE SHIPPING NEWS
ラッセ・ハルストレム監督作品。
ケヴィン・スペイシー主演。ジュリアン・ムーア、ジュディ・デンチ、ケイト・ブランシェット、ピート・ポスルスウェイト、スコット・グレンほか。
★★★★☆
4/22 ブラックホーク・ダウン
2564 BLACK HAWK DOWN
試写会
製作は、かのブラッカイマー。監督は最近目覚しい活躍のリドリー・スコット。
出演者にユアン・マクレガー、サム・シェパード、ジョシュ・ハートネット、トム・サイズモア他、台詞のある役者は男のみという異様さ。
1993年10月3日、ソマリアの首都で独裁を揮う1部族の指導者の側近を拉致(人質として)する作戦を100名のアメリカ軍特殊部隊が実行した。当初、ほんの1時間で済むと思われていた作戦が、武装した民間人のその手際の良さと、調べ尽くしても完璧などありえなかった他国の地理条件が災いし、主力戦闘ヘリ「ブラックホーク」が対空ミサイルによって2機も撃墜される。そしてその救出と、回収の為の地獄が始まるのである。
昨今の戦争映画はとにかく「リアリティ」。「プライベート・ライアン」から出演者を危険に晒すことなく、リアリティを追求できるようになって(いやそれでも出演者の体当たり演技は過酷なようだけ)、現実に見てる視点とか逆に撃つ側からの追尾風な視点とかが、行ってもいない戦争を体感してる錯角に陥らせてくれる。
冒頭から30分。作戦が急展開するまで、米軍の装備品や兵器の機能美に魅了されていた。「スリーキングス」以来、砂漠迷彩の、それに付随する兵器、装置、戦闘車両にわくわくした。事実、この画像を見ると誰しもそう思うはずである。しかし戦闘が始まってしまい、少数精鋭の米軍と、まるでアリの巣に水を入れて溢れ出させたような市民軍との、物量の差と技量の差が全く合致しないはずなのに、平均のとれたシーソーのように米軍は立ち往生させられてしまう。
思った以上の兵器を持つ市民軍は圧倒的な数で、精鋭部隊であるはずの米軍を追い詰める。深手を負った米軍兵は、時間と共に衰弱しなすすべもなく死んでいく。時間が経つにつれ、どんどん有利になっていく市民軍。
一体何の戦争なのか。見ていてどんどん、苦しくなっていく。アメリカが、そこに必要だったのか。その作戦が必要だったのか。作戦は正しかったのか。そんななかデルタフォースと言われる米陸軍特殊部隊が、暗闇に紛れ血路を開いていく。そしてやっと援軍、というより救出隊(UN)の到着。あまりに長い15時間だった…。
この映画は、当分観たくないです。観終わった後の虚脱感と言うか、あまりにひどい状況に、この安い脳は反応し切れなかったようです。悲しいというより、哀しい。とてもむなしい出来事だと思う。
映画としては、ユアン・マクレガーが最高の演技を披露して、その戦友になるデルタフォースの一員ウィリアム・フォシュナーと絶妙な掛け合いをしている。また劇中での貴重なコメディリリーフに、「トレインスポッティング」等で独特の存在感を出している、ユエン・ブレンナーも見もの。主演になるジョシュ・ハートネットがいまいち迫力に欠けるなぁ、とは思ったけど。
★★★★★
4/21 パルムの樹
2563
なまむらたかし監督脚本原作作品。
声の出演に平松晶子、豊口めぐみ、阪口大助、日野由利加、清川元夢ほか。
★★
4/16 マルホランド・ドライブ
2562 MULHOLLAND DRIVE
デビッド・リンチ監督脚本作品。
ナオミ・ワッツ主演。ロラ・エレナ・ハリング、ジャスティン・セロー、アン・ミラーほか。
前売り特典:ポストカード
★★★★☆
4/15 エネミー・ライン
2561 BEHIND ENEMY LINES
ジョン・ムーア監督作品。
オーウェン・ウィルソン主演。ジーン・ハックマン、ガブリエル・マクト、チャールズ・マリック・ホイットフィールド、ヨアキン・デ・アルメイダほか。
★★★★☆
4/9 Dr.Tと女たち
2560 Dr.T & the WOMEN
ロバート・アルトマン監督製作作品。
リチャード・ギア主演。ヘレン・ハント、ファラ・フォーセット、ローラ・ダーン、シェリー・ロング、タラ・リード、ケイト・ハドソン、リブ・タイラーほか。
前売り特典:リップスティック引換券
★★★★☆
4/8 助太刀屋助六
2559
岡本喜八監督脚本作品。
真田広之主演。鈴木京香、村田雄浩、鶴見辰吾、風間トオル、本田博太郎ほか。
前売り特典:おみくじ
★★★★
4/2 モンスターズ・インク
2558 MONSTERS,Inc
ピート・ドクター監督原案作品。リー・アンクリッチ&デビッド・シルバーマン共同監督。ジョン・ラセター製作総指揮。
基本設定はピクサーお得意の、仮想世界の中での冒険あり笑いありのエンタテインメント。今までは一人の子供のおもちゃ箱の中の世界と、アリ(昆虫)の擬人化した世界。今回は誰の子供部屋にもあるクローゼットの向こう側の世界。
子供の悲鳴をエネルギーに換えて日々をまわしているモンスターの世界。その大手エネルギー会社「モンスターズインク」のエリートであるサリーとマイクのコンビが、ひょんなことから連れて帰ってはいけない人間の子供をモンスターの世界で、無事元の世界へ返すべく奮闘する話。
技術面で言えば、もう誰も太刀打ちできないだろうサリーの毛の表現。これは本編の前に上映されている短編「BIRDS」(だったと思う)で培われた、単なるテクスチャーのみの表皮表現ではなく、その上のアクティビティな構造物をどれだけ自然に表現できるかを追及した結果の事である。しかしなんと自然ななびき方なんだろう。冒頭のサリーの目覚めのシーンの腕の毛が寝息でなびく様は、それだけでひとつの芸術と化している。
声優陣もツボを突いた選出になっていて、巨漢サリーには巨漢ジョン・グッドマン。おしゃべりマイクにはおしゃべりビリー・クリスタル。いやみなランドールには、なさけないスティーブン・ブシェミ。
すべてのモンスターは愛情いっぱいで個性的に作られてるのが判るが、個人的にはいやみな、けど憎めないランドールと、マイクの元気いっぱいな彼女セリア(声はなんとジェニファ・ティリー、チャッキーの花嫁以来?)、それに今回の大本命、ナメクジおばけのロズ(チョー秘密を持ってるすごいばばぁ、その上声はボブ・ピーターソンって…え!?男!!!)
主人公達が人間に対して抱いてる不信感や差別感を、無垢な一人の少女が心開かせる。現代の日本にも多く見られるであろう偏見とかを取り払えるそんな内容に感じた。道徳的とかそんなのはこれっぽっちも感じない、けど何かを考えさせられる、そんな映画だと思った。
ディズニー作品だがディズニーほど甘い作り方はしてない、さすがピクサーの年々技術も内容も上がっていってるつまり現時点での最高峰「モンスターズインク」。
前売り特典:ケータイストラップ
★★★★★
4/1 マリーアントワネットの首飾り
2557 AFTER of the NECKLACE
チャールズ・シャイア監督製作作品。
ヒラリー・スワンク主演。サイモン・ベイカー、ジョナサン・プライス、エイドリアン・ブロディ、ブライアン・コックス、ジョエリー・リチャードソン、クリストファー・ウォーケンほか。
前売り特典:入浴剤
2/24 WASABI
2556 WASABI
ジェラール・クラブジック監督。リュック・ベッソン脚本製作。
ジャン・レノ主演。広末涼子、ミッシェル・ミューラー、キャロル・ブーケほか。
2/23 梅田ピカデリー ジーパーズ・クリーパーズ
2555 JEEPERS CREEPERS
ビクター・サルバ監督脚本作品。フランシス・F・コッポラ製作総指揮。
ジーナ・フリップス主演。ジャシティン・ロング、アイリーン・ブレナンほか。
★★★★☆
2/23 カタクリ家の幸福
2554
三池崇史監督作品。
沢田研二主演。松坂慶子、武田真治、西田尚美、宮崎遥希、忌野清志郎、丹波哲郎ほか。
2/22 あのころ僕らは
2553 DON'S PLUS
R・D・ロブ監督脚本作品。
レオナルド・デュカプリオ主演。トビー・マグワイア、ケヴィン・コナリー、スコット・ブルーム、ジェニー・ルイスほか。
★★★★☆
2/21 ロード・オブ・ザ・リング
2552 THE LORD of the RINGS:THE FELLOWSHIP of the RING
試写会
原作は、知る人ぞ知る「指輪物語」。全3部作の1部目にあたる「旅の仲間」を完全映像化。邦題ではそのままカタカナ表記で副題も付いていないが、原題はしっかり副題が付いている。それは、3部作を同時撮影し、1年おきに上映するという、まさにちゃっかりしたシステムでの製作だったからである。つまり、現段階で2作目「二つの塔」3作目「王の帰還」が最低でもライブシーンが完成しているのである。
製作はニューラインシネマ。最近ばんばんアカデミー狙いの名作、大作を打ち出している。
監督は、今回のロケ地にもなったニュージーランド出身のピーター・ジャクソン。6年越しの夢叶うといったところ。
主演の小人族ホビットのフロドに、子役からの苦労人イライジャ・ウッド。アカデミー助演男優にノミネートされた魔法使いガンダルフにイアン・マッケラン。忠実なフロドの付き人サムにショーン・アスティン。一緒に旅する猛者達に、人間界からビゴ・モンテーゼンと、ショーン・ビーン。ドワーフのジョン・ルス・デイヴィス。エルフのオーランド・ブルーム。ガンダルフの敵になる先輩魔法使いにクリストファー・リー。その他、ヒューゴ・ウィービング、リヴ・タイラー、イアン・ホルム、ケイト・ブランシェットとそうそうたる布陣である。またデザインコンセプトに、原作の挿絵をしていたアラン・リーとジョン・ハウを迎え、隙のない完成度を目指している。
冒頭から物語の2000年前の大戦が映し出され、圧倒的としか言いようのようなすばらしい映像で、観るものを瞬時にファンタジーの異世界に引きずり込んでくれる。そこからは、もう息もつかせぬすばらしいイマジネイションの世界が展開していく。自分が思い描いていた「魔法使い」の姿。ドワーフの鈍重で、頑固な性格。エルフの勇猛果敢でなおかつ見事な弓捌きの戦士。グールにゴブリンのその見事な表現力。敵の使いブラックライダーの叫び声ともうなり声ともつかない言葉に戦慄し、人間の王の末裔のファイターの身を挺した献身さ。風景はどれをとっても、現在あるすべてのファンタジー、スペオペの原点を感じずにはいられない。お気に入りはエルフの戦士レゴラス。弓の名手である彼は、感情を表に出さないエルフらしく、戦闘シーンでも優雅に強固に戦っている。また主人公フロドの付き人をガンダルフに命じられ、命を懸けて付き添う事を誓ったサム。引っ込み思案だけど、好奇心はある小デブちゃんである。ホビットは元々戦闘に長けた種族ではないので、彼がフロドを守れるわけではないのだが、その献身さはクライマックスで怒涛のように感情に襲い掛かる。これぞ映画である。
確かに原作を読んでないと判らない人間関係や、設定は一杯ある。また3部作の1作目のため、「スターウォーズ帝国の逆襲」のように尻切れトンボ状態感なのは否めない。それでも2時間58分と言う長尺の上映時間を、椅子の硬さを忘れるほどの異世界を経験しておくのも損はしないと思う。
★★★★★
2/17 ∀ガンダムⅡ 月光蝶
2551
富野由悠季監督原作作品。
声の出演に朴璐美、高橋理恵子、村田秋乃、青羽剛、福山潤ほか。
2/16 ∀ガンダム Ⅰ 地球光
2550
富野由悠季監督原作作品。
声の出演に朴璐美、高橋理恵子、村田秋乃、青羽剛、福山潤ほか。
前売り特典:バインダー
2/15 ジェヴォーダンの獣
2549 Le pacte des loups
クリストフ・ガンズ監督脚本作品。
ヴァンサン・カッセル主演。モニカ・ベルッチ、サミュエル・ル・ビアン、エミリー・ドゥケンヌ、ジェレミー・レニエ、マーク・ダカスコスほか。
2/11 化粧師
2548
田中光敏監督作品。
椎名桔平主演。菅野美穂、池内千鶴、いしだあゆみ、田中邦衛、佐野史郎、柴田理恵、柴咲コウ、大杉漣ほか。
2/8 オーシャンズ11
2547 OCEAN'S ELEVEN
スティーブン・ソダバーグ監督作品。
ジョージ・クルーニー主演。ブラッド・ピット、ジュリア・ロバーツ、マット・デイモン、アンディ・ガルシア、ドン・チードル、エリオット・グルード、ケイシー・アフレックほか。
★★★★☆
2/3 京都スカラ座 地獄の黙示録 特別完全版
2546 APOCALYPSE NOW REDUX
フランシス・フォード・コッポラ監督脚本製作音楽作品。ジョン・ミリアス脚本。
マーティン・シーン主演。マーロン・ブランド、デニス・ホッパー、ロバート・デュバル、フレデリック・フォレスト、ハリソン・フォードほか。
前売り特典:ポストカードセット
2/2 京都ミュージアムシアター ヘヴィメタル FAKK2
2545 HEAVY METAL F.A.K.K.2
ミシェル・ルミール&マイケル・コールドウェイ監督製作作品。
声の出演にジュリー・ストレイン、マイケル・アイアンサイド、ビリー・アイドル、ソーニャ・ポールほか。
2/2 OS劇場 プリティ・プリンセス
2544 THE PRINCESS DIARIES
ゲイリー・マーシャル監督作品。ホイットニー・ヒューストン製作。
アン・ハサウェイ主演。ジュリー・アンドリュース、ヘクター・エリゾンド、ヘザー・マタラッツォ、マンディ・ムーアほか。
1/26 MOVIX京都 ラットレース
2543 RAT RACE
ジェリー・ザッカー監督製作作品。
ローワン・アトキンソン主演。ジョン・クリーズ、ウーピー・ゴールドバーグ、キューバ・グッディング・Jr.、セス・グリーンほか。
入場者特典:メダル
1/25 三番街シネマ フロム・ヘル
2542 FROM HELL
アルバート&アレン・ヒューズ監督製作総指揮作品。
ジョニー・デップ主演。ヘザー・グラハム、イアン・ホルム、ジェイソン・フレミング、ロビー・コルトレーン、レスリー・シャープほか。
前売り特典:くじ付きスロットル
1/19 京極東宝 ハートブレイカー
2541 HEARTBREAKERS
デビット・マーキン監督作品。
シガニー・ウィーバー主演。ジェニファー・ラブ・ヒューイット、ジーン・ハックマン、レイ・リオッタ、ジェイソン・リー、アン・バンクロフトほか。
1/14 梅田東映パラス バンディッツ
2540 BANDITS
バリー・レビンソン監督作品。
ブルース・ウィリス主演。ビリー・ボブ・ソーントン、ケイト・ブランシェット、トロイ・ギャリティ、ボビー・スレイトンほか。
★★★★★
1/13 テアトル梅田 修羅雪姫
2539
佐藤信介監督脚本作品。ドニー・イェン、アクション監督。樋口真嗣特技監督。
釈由美子主演。伊藤英明、嶋田久作、佐野史郎、沼田曜一、真木よう子、長曾我部蓉子ほか。
★★★★☆
1/12 MOVIX京都 ヴィドック
2538 VIDOCQ
「ヴィドック」とは、元々の粗野な性格から犯罪を犯し懲役をくらった末、今度は警察のスパイになって活躍し、最後は探偵家業を生業とした男の名前で、フランスの実在の人物である。その上伝説化するほど本国ではヒーローなのである。その映画をあの「デリカテッセン」「ロスト・チルドレン」の美術監督ピトフが映像化。
冒頭から息詰まる展開で、謎の仮面の男に「ヴィドック」が殺される所から始まる(!)。そしてその「ヴィドック」に生前頼まれて自伝を書く仕事を請け負った、新人作家がその真相を独自に探り始める…。
ヴィドック役にはジェラール・ドパルデュー。そして新人作家がギョーム・カネ。どこかで見た事あると思ったら「ザ・ビーチ」でディカプリオと共演してたフランス人だったんですね
映画は、ほぼ全部と言って良いほどブルーバックでライブ撮影され、もう最近では「流行り」とかではなく、常識になりつつあるSONYのデジタルカメラを駆使された。そしてポストプロダクションでCG合成された。その手腕たるや、前出の美術監督であった当監督と、今回のキャラクターデザインから、コンセプトアートを手掛けたこれまた「デリカテッセン」「ロスト・チルドレン」の監督の1人マルク・キャロだったりするわけで、そりゃぁイケてない訳がない。
ダークで繊細。アングラでモダン。ゴシックでSF。アーティスティックな映像美がはじめから終わりまで、途切れることなく続いている。アップを多用し、ブレと特殊レンズ(いや映像処理してるのかも知れない)が、たぶん不可思議なポストに入る前から醸し出されているように感じた。
これこそが、ハリウッドになし得ない映像表現なんだろうと思える。
★★★★☆
1/11 北野劇場 スパイ・ゲーム
2537 SPY GAME
トニー・スコット監督作品。
ロバート・レッドフォード主演。ブラッド・ピット、キャサリン・マコーミック、スティーブン・ディレイン、ラリー・ブリッグマンほか。
★★★★☆
1/10 リサイタルホール 仄暗い水の底から
2536
試写会
「リング」の原作:鈴木光一と、監督中田秀夫、製作の一瀬隆重のトリオを復活し、新たな恐怖を提供してくれます。
主演は黒木瞳。もう邦画界にはなくてはならない存在になってしまったように感じました。特に今回の疲れた主婦役は、何処を切っても美人には見えない雰囲気満載。彼女だけ観る為に行ってもOKです。その娘に菅野莉央。彼女も好演してます。ってかこの2人が良くないと、全く面白くなくなるんだよね。
今回のキーワードは「水」それにアパート。そして母性愛。「リング」時と比べると、驚かされ度は少なくなってるけど、その分内容の濃い話に仕上がっていると思う。
日本の土壌に合った泥臭くも儚い、少しの愛情を求める事も叶わない者の少しの抵抗が、悲しい結末を生む。
1/5 ヴァージンシネマ浜松 ハリー・ポッターと賢者の石
2535 HARRY POTTER and the SORCERER'S STONE
クリス・コロンバス監督製作総指揮作品。
ダニエル・ラドクリフ主演。エマ・ワトソン、ルパート・グリント、リチャード・ハリス、マギー・スミス、アラン・リックマン、イアン・ハート、ワーウィック・デイビスほか。
★★★★☆
1/3 大宮東映 千年の恋 ひかる源氏物語
2534
堀内とんこう監督作品。
吉永小百合監督作品。天海祐希、常盤貴子、渡辺謙、高島礼子、かたせ梨乃、森光子、南野陽子ほか。
前売り特典:ポストカードセット
1/2 京極東宝 バニラ・スカイ
2533 VANILLA SKY
キャメロン・クロウ監督脚本作品。アレハンドロ・アメナーバル原案。
トム・クルーズ主演製作。ペネロペ・クルス、キャメロン・ディアス、カート・ラッセル、ジェイソン・リーほか。
1/2 MOVIX京都 スパイキッズ
2532 SPY KIDS
ロバート・ロドリゲス監督脚本製作音楽作品。
アレクサ・ベガ、ダリル・サバラ主演。アントニオ・バンデラス、カーラ・グギーノ、アラン・カミング、テリー・ハッチャーほか。
前売り特典:ベーゴマ

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