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ここでは2004年に劇場で鑑賞した作品の一言感想を載せています。

観た日/劇場 作品名(リンク先は公式サイト)
鑑賞総本数 原題(英題)
感想(ネタバレは反転させています)
3D作品の深度
前売り(その他)特典(リンク先はs-thingブログでの紹介記事)
点数 ★ or ★☆ or ★★ クズ、観る価値なし、観る必要なし
★★☆ イマイチ、観ても保障しません
★★★ マシ、まぁまぁかな
★★★☆ 普通、悪くはない
★★★★ いい感じ、とりあえずお勧め
★★★★☆ ほぼ完璧、いい映画です
★★★★★ 傑作、オヌヌメ!!

2000年07月〜09月 


9/30 梅田劇場 M:I−2
9/30 梅田ピカデリー キッズ
2343 KIDS
1995年作品。
ラリー・クラーク監督作品。
レオ・フィッツパトリック主演。ジャスティン・ピアーズ、クロエ・セビニー、ロザリオ・ドーソン、ハロルド・ハンターほか。
9/29 梅田スカラ座 U-571
2342 U-571
ジョナサン・モストウ監督脚本作品。ディノ・デ・ラウレンティス製作。
マシュー・マコナヘイ主演。ビル・パクストン、ハーベイ・カイテル、ジョン・ボン・ジョビ、デビッド・キース、ジェイク・ウェバーほか。
9/23 テアトル梅田 サウスパーク/無修正映画版
2341 SOUTH PARK:BIGGER,LONGER & UNCUT
トレイ・パーカー監督製作総指揮原作音楽主演作品。
ほかの声の出演にマット・ストーン。
9/23 千日前国際劇場 ルール
2340 URBAN LEGEND
ジェイミー・ブランクス監督作品。
ジャレッド・レト主演。アリシア・ウィット、レベッカ・ゲイハート、ロレッタ・デバイン、ジョシュア・ジャクソン、タラ・リードほか。
9/22 扇町ミュージアムシアター ざわざわ下北沢
2339
市川準監督原案作品。
北川智子主演。原田芳雄、リリィ、イングリット・フジ子・ヘミング、柄本明、鈴木京香、橋本怜資、平田満ほか。
★★★★★
9/16 ナビオシネマ ハリウッド・ミューズ
2338 THE MUSE
アルバート・ブルックス監督脚本主演作品。
シャロン・ストーン、アンディ・マクダウェル、ジェフ・ブリッジス、ジェームズ・キャメロン、マーティン・スコシージほか。
★★★★☆
9/15 梅田東映 長崎ぶらぶら節
2337
深町幸男監督。
吉永小百合主演。渡哲也、高島礼子、原田知世、藤村志保、いしだあゆみ、尾上紫、高橋かおり、松村達雄、岸部一徳ほか。
9/15 東映パラス2 最終絶叫計画
2336 SCARY MOVIE
キーネン・アイボリー・ウェイアンズ監督作品。ショーン&マーロン・ウェイアンズ脚本。
ジョン・エイブラハムズ、カーメン・エレクトラ、シャノン・エリザベス、アンナ・ファリス、カート・フラー、レジーナ・ホールほか。
9/15 梅田ピカデリー ミュージック・オブ・ハート
2335 MUSIC of the HEART
ウェス・クレイヴン監督作品。
メリル・ストリープ主演。アンジェラ・バセット、グロリア・エステファン、エイダン・クイン、クロリス・リーチマン、キーラン・カルキンほか。
前売り特典:カーネギーホールペンシル
9/9 東宝公楽 60 セカンズ
2334 GONE in 60 SECONDS
ドミニク・セナ監督作品。ジェリー・ブラッカイマー製作。
ニコラス・ケイジ主演。アンジェリーナ・ジョリー、ジョバンニ・リビシ、デルロイ・リンドー、ウィル・パットンほか。
9/8 ガーデンシネマ フォーエバー・フィーバー
2333 FOREVER FEVER
グレン・ゴーイ監督脚本製作作品。
エイドリアン・バン主演。メダリン・タン、アナベル・フランシス、ピエール・プン、スティーヴン・リムほか。
前売り特典:ポストカード
9/5 ホクテン座 フローレス
2332 FLAWLESS
ジョエル・シューマッカー監督脚本製作作品。
ロバート・デ・ニーロ主演。フィリップ・シーモア・ホフマン、バリー・ミラー、クリス・バウアー、スキップ・サダス、ウィルソン・ジャメイン・ヘレディアほか。
9/1 梅田ピカデリー リプリー
2331 THE TALENTED Mr. RIPLEY
アンソニー・ミンゲラ監督脚本作品。シドニー・ポラック製作総指揮。
マット・デイモン主演。グウィネス・パルトロウ、ジュード・ロウ、ケイト・ブランシェット、フィリップ・シーモア・ホフマン、ジャック・ダベンポートほか。
★★★★☆
8/27 梅田劇場 ホワイト・アウト
2330
若松節朗監督作品。
織田裕二主演。松嶋菜々子、佐藤浩市、石黒賢、吹越満、中村嘉葎雄、平田満ほか。
★★★★☆
8/25 梅田ピカデリー フリントストーン2 ビバ・ロック・ベガス
2329 THE FLINTSTONES in VIVA ROCK VEGAS
ブライアン・レバント監督作品。
クリステン・ジョンストン主演。スティーブン・ボールドウィン、ジェーン・クラコウスキー、マーク・アディほか。
8/25 梅田ピカデリー 英雄の条件
2328 RULES of ENGAGEMENT
ウィリアム・フリードキン監督作品。
トミー・リー・ジョーンズ主演。サミュエル・L・ジャクソン、ガイ・ピアーズ、ブルース・グリーンウッド、ブレア・アンダーウッド、フィリップ・ベイカー・ホール、アン・アーチャーほか。
8/23 テアトル梅田
2327
阪本順治監督脚本作品。
藤山直美主演。佐藤浩市、豊川悦司、大楠道代、國村隼、牧瀬里穂、渡辺美佐子、18代目中村勘三郎、岸部一徳ほか。
★★★★★
8/17 パラダイスシネマ チューブテイルズ
2326 TUBE TALES
9人の監督達が競作している「チューブ・テイルズ」。ユアン・マクレガー、ジュード・ロウ、ボブ・ホスキンスなどの名の知れた俳優から、スティーブン・ホプキンス(「ゴースト&ダークネス」「ロスト・イン・スペース」)、チャールズ・マクドガル(「HEART」)の有名監督、TV出身の監督などで構成されている。
競作と書いたのはこの映画の形態がオムニバスではないからである。89分と言う比較的短い上映時間の中で、9人の監督が創っていくわけだから、単純計算でも一人10分弱。その中でいちいちタイトルロール、スタッフロールと出して行けばテンポが損なわれると考え、それぞれのタイトルは、画面の中に溶け込む様に作ってあり、観ていて一本の映画として全く違和感を感じない。
原作に当たる話は一般公募した地下鉄にまつわる話3000通の中から、監督達が気に入ったものを選び映像化した。だからかも知れないが妙なリアリティが心地よかったりする。展開も小洒落たいかにもイギリス映画から、ブラックコメディに、そして最後は感動の一遍で締めくくっている。
出演は、余り有名所は出てないが、「アムナプトラ」のレイチェル・ワイズ、「ニル・バイ・マウス」のレイ・ウィンストンなど。
小気味良い作り方は「フルモンティ」よりは、「シューティング・フィシュ」に近い、新世代のブリティッシュ・ムービーだと思う。
前売り特典:プロモーションビデオ
★★★★☆
8/13 梅田東映パラス2 さくや 妖怪伝
2325
原口智生監督原案作品。樋口真嗣特技監督。
安藤希主演。山内秀一、松坂慶子、嶋田久作、逆木圭一郎、黒田勇樹、丹波哲郎ほか。
前売り特典:お札ステッカー
8/12 梅田ピカデリー TAXi A
2324 TAXI 2
ジェラール・クラブジック監督作品。リュック・ベッソン製作、脚本のシリーズ2作目。
サリー・ナセリ主演。フレデリック・ディフェンタール、マリオン・コティヤール、エマ・シェーベルイ、ベルナール・ファルシーほか。
ハリウッド志向の明快、快活、娯楽アクション映画。
2作目なんて面白くなくなるのが世の常だが、「TAXi」に限ってはそれは当てはまらないと感じたのは、前作があまりにも面白くなかったと言う事がまず挙げられるのではと思う。何処がってその内容の充実ぶりがってとこが。原チャリチェイスから始まって、タクシーバトル、警察と国際窃盗団との攻防、それに巻きこまれる主人公、そして主人公の恋愛喜劇など。たぶんどれかを削げば面白くなったのに。それの2がなぜ面白いか。前作で紹介した人物達の再度主演による説明的カットの排除が、最大の要因ではないかと思う。親日家であるベッソンの脚本に、今回の敵役である日本のマフィア(やくざ)と、三菱(これはパリ・ダカからの因縁対決でもある)がひどく誇張されず、なおかつ印象的に描かれていたのも、全くもって正解な事ではないだろうか。
また前作を観た人がほくそえむ出演陣。ほぼ全員が再主演の依頼を喜んで受けてたり、名乗りを挙げたのではないだろうか。前作で、「間に合わなかったら死ぬから、あと15分後に空港に着く様走らせてくれ。」と嘆願する貧乏神のようなおっさんも、同じようなシチュエーションで再度登場。笑わせてくれる。主人公ダニエルの恋愛もほんの少し進展するくらいで、その遣り取りの妙には、絶品である。
カーチェイスも、カメラワークを格段に良くしたのが、面白みを引き出した原因だと思う。主人公の乗るマシンは前作から引き続きツーリングカー(GT)や、WRC(世界ラリー選手権)などで活躍している、ただいまF1で最下位爆走中、来年はAMTという胡散臭い企業にノウハウを身売りしたプジョー。スーパー・マシンに変身する様は、男の子なら絶対、ぐっとくる。いや最近の女の子も良く知ってるから、ぐっとくる?
ドライバーには、元F1ドライバーにして、現役WRCドライバーである、ジャン・ルイ・シュレッサーなど、モータースポーツの盛んなフランスらしい選出。
★★★★☆
8/11 パラダイスシネマ Blister ブリスター!
2323
須賀大観監督監督作品。
伊藤英明主演。真田麻垂美、大塚明夫、山崎裕太、櫻田宗久、つじしんめい、関川陽子ほか。
8/8 梅田東映パラス パーフェクト・ストーム
2322 THE PERFECT STORM
ウォルフガング・ペーターゼン監督製作作品。バリー・レビンソン製作総指揮。
ジョージ・クルーニー、マーク・ウォルバーグ、ダイアン・レイン、ジョン・C・ライリー、ウィルアム・フィクトナーメアリー・エリザベス・マストラントニオ、カレン・アレンほか。
★★★★☆
8/6 パラダイスシネマ ハピネス
2321 HAPPINESS
トッド・ソロンズ監督脚本作品。
ジェーン・アダムス主演。フィリップ・シーモア・ホフマン、ディラン・ベイカー、ララ・フリン・ボイル、シンシア・スティーブンソン、ルーファス・リードほか。
8/6 浪速座 ティガー・ムービー プーさんの贈り物
2320 THE TIGGER MOVIE
ジュン・ファルケンシュタイン監督脚本作品。
声の出演に小宮山清、玄田哲章、八代駿ほか。
前売り特典:ポストカード
8/4 ガーデンシネマ ボーイズ・ドント・クライ
2319 BOYS DON'T CRY
キンバリー・ピアーズ監督脚本作品。
ヒラリー・スワンク主演。クロエ・セヴィーニ、ピーター・サースガード、ブレンダン・セクストン3rd、アリソン・フォランド、アリシア・ゴライソンほか。
8/2 スカイビル シャンハイ・ヌーン
2318 SHANGHAI NOON
試写会
トム・ダイ監督作品。
ジャッキー・チェン主演。オーウェン・ウィルソン、ルーシー・リュー、ブランドン・メリル、ロジャー・ユーアン、ザンダー・バークレーほか。
7/30 梅田ピカデリー 風を見た少年
2317
大森一樹総監督作品。篠原俊哉、アニメーション監督。成島出脚本。
声の出演に安達祐実、前田亜季、夏木マリ、内藤剛志、戸田恵子、原田大二郎、つのだ☆ひろ、あおい輝彦、原日出子ほか。
前売り特典:シャーペン&ボールペン
7/28 OS劇場 サイダーハウス・ルール
2316 THE CIDER HOUSE RULES
ラッセ・ハルストレム監督作品。
トビー・マグワイア主演。シャーリーズ・セロン、デルロイ・リンドー、ポール・ラッド、マイケル・ケイン、ジェーン・アレクサンダー、キャシー・ベイカー、エリカ・パドゥーほか。
★★★★☆
7/27 リサイタルホール タイタンA.E.
2315 TITAN A.E.
試写会
ドン・ブルース&ゲイリー・ゴールドマン監督作品。レン・サイモン、アニメーション監督。ジョス・ウェドン脚本。
20世紀フォックスが作った「アナスタシア」に続く、SF超大作「タイタンA.E.」です。
遥か未来、人類に脅威を抱いたエネルギー体のエイリアンの襲撃に、成す術もなく地球自体を破壊され、宇宙の放浪者となった人類の話です。
とりあえず良くないなぁ、と思ったところを先に挙げておきますと脚本ですかね。もう少し何とかなったのではと思ってしまいます。一時間35分と言う短い時間での、余りに壮大な話ですから、端折らなくちゃならない所は多々あったとは思いますが。
ここからは褒めちぎります。セルタッチのキャラクターと、敵やメカなど背景の余りのCGぶりは、前作「アナスタシア」の教訓からかまったく違和感なく収まっています。それどころかCGの技術力の向上は見事で、第5の映像表現と言っても過言ではなく感じました。見事な光源設定のおかげではないでしょうか。全ての立体物に光源計算がなされて、これでもかと言うほどの影のつき方がすばらしいです。またCG画像の為、3Dシアターの映像並の主観ゴリゴリ移動OK!!って感じです。背景の宇宙には、なんと実写のハッブル宇宙天体望遠鏡の画像を使い、えもいわれぬ美しい宇宙が描き出されています。
声の出演は、マット・デイモン、ドリュー・バリモア、ジョン・レグイザモ、ネイサン・レイン、ジャンニーニ・ガラファロなど。
音楽も親しみやすいオルタナティブ・ロックの列挙。乗り乗り。(笑)
7/23 シネアルゴ フリーズ・ミー
2314
石井隆監督脚本作品。
井上晴美主演。竹中直人、北村一輝、松岡俊介、鶴見辰吾、伊藤洋三郎、飯島大介ほか。
★★★★☆
7/21 三番街シネマ スチュアート・リトル
2313 STUART LITTLE
ロブ・ミンコフ監督作品。M・ナイト・シャマラン脚本。
マイケル・J・フォックス主演。ジーナ・デイビス、ヒュー・ローリー、ジャナサン・リプニッキ、ネイサン・レイン、チャズ・パルミンテリ、スティーブ・ザーンほか。
前売り特典:キーホルダー
7/18 梅田劇場 Juvenile ジュブナイル
2312
2000年20世紀最後の東宝夏休み特撮映画は、白組全面バックアップの中、初監督、脚本の山崎貴監督作品、「ジュブナイル」。
現代の少年少女が出会う一夏の大冒険。それは未来からのメッセージ。やはり東宝特撮映画、侮りがたし!!。ここ何年か、夏は「学校の怪談」シリーズ、「ヤマトタケル」など、ゴジラが正月に出現するようになってから、子供向け特撮映画を掛けるようになっている。その一本と考えると、全く突然この作品が夏休みに公開される名誉を得たのは、当たり前の事だろうと思う。それもゴジラと違い、制約を出来るだけ排した創りを許されたようで、監督以下見事にいい意味の自己主張を映像化している。
主演は当然ながらガキ(失礼)だが、演技の下手さなんて脚本の良さがカバーしてくれて、見ていてイライラは起こらない。そしてその成長した姿が、吉岡秀隆であり、緒川たまきである。また全編脇役として出演してる香取慎吾も良い味を出して映画の厚みに貢献している。
ライブアクションとミニチュアワークと、3DCGIの邦画としては見事なまでの融合は、ドキドキワクワクを持続させるに余りある映像である。
もう一人の主人公、ロボットのテトラは、子供の好きな記号として「ピカチュー」のアウトラインにランドセルといった、いでたちで魅了してくれる。
7/16 テアトル梅田 人狼 JIN-ROH
2311
沖浦啓之監督作品。押井守原作脚本。
声の出演に藤木義勝、武藤寿美、木下浩之、廣田行生、吉田幸紘、堀部隆一、仙台エリ、中川謙二ほか。
7/13 ガーデンシネマ ミラクル・ペティント
2310 EL MILAGRO de P.TINTO
ハビエル・フェセル監督脚本作品。
ルイス・シヘス主演。シルビア・カサノバ、パブロ・ピネドほか。
7/11 梅田ピカデリー ドグマ
2309 DOGMA
ケビン・スミスといえば最近ではインディ系の代表格になってますが、今作はどちらかと言うとビッグバジェットで挑んだSFX作に仕上がっています。といっても、いつものお下劣な台詞の応酬は相変わらず。自分も英語圏の人間だったら良かったのにと思うほど、イカした脚本でした。
大昔、地上界に追放された殺戮好きな天使ロキと、見張る天使バートルビーは、現代になってやっと天界に帰れる道を見つけ出し、そこから許しを得てない身で天界に帰ろうと目論む。しかし神はその行為を良しとせず地上人で、キリストの末裔である主人公に大天使や使徒をつけて阻止しようとする。しかも天界に帰ると地上界は崩壊してしまう。 これには悪魔も大喜び。2人に加勢しようとしたから余計話がややこしくなる。
出演者は今となっては世界的に有名になってしまった、マット・デイモンとベン・アフレック。しかし本当の主役はキリストの末裔を演じる、リンダ・フィオレンティーノ。脇を固めるのはアラン・リックマン(ダイハード)、サルマ・ハエック(デスペラード)、クリス・ロック(リーサル・ウェポン4)。ちなみにケビン・スミスは常連コンビジェイ&サイレント・ボブで今回も出演。
見所と言うか聞き所というか、この作品では見事に監督の趣味がちりばめられていて、例えばサルマ・ハエック演じる芸術の女神ミューズ(彼女も堕天使のようなもの)は、アメリカの歴代興行収入ベスト10中、9作の脚本を書いたと言って、書いていない一本は「ガキが、一人取り残された家で、孤軍奮闘どたばたコメディ」だそうで、これって言わずもがな「ホーム・アローン」なわけである。ケビン・スミスは、どうやらジョン・ヒューズのやり方が嫌いらしく、この他にもジェイが捲し立てる台詞で、彼の初期監督作を列挙している。「ブレック・ファースト・クラブ」、「ときめきサイエンス」、「すてきな片思い」、「プリティ・イン・ピンク」・・・。ステキにこきおろされてて大笑いできる。
また本編の始まる前に前説らしきモノをくどいほど写し、コメディ・センスをさりげなくかましているのもGOOD。そこで断っている事は、この映画を観てマジにキリスト&神の扱いについて憤慨はしないで欲しい、とのこと。 その内容とはよく言われているが、キリストの黒人説。これを全く持って肯定しまくっている。神はなんと女性である。それもアラニス・モリセット!!!これには神を男性で描いた、男尊女卑を指摘していると見た。それに対ししっかり書いている所も多い。悪魔の出現シーンは、必ずハエの羽音がしているし、悪魔は神に完全に無力とか。天使が羽をもがれるとただの人間になってしまうとか。天使には内蔵器官や生殖器がないとか。これにはちょっとびっくりするシーンがあり、アラン・リックマンの大天使が、自分を天使だと証明する為に股間を見せるのだが、これがツルツル!。
「スーパーマン アライブ」(現在お蔵入り)で、脚本を書いたケビン・スミスの最新作。メリケン・ジョークを堪能して欲しいものです。
★★★★☆
7/8 梅田ピカデリー 2番目に幸せなこと
2308 THE NEXT BEST THING
ジョン・シュレシンジャー監督作品。
マドンナ主演。ルパート・エヴェレット、ベンジャミン・プラット、ニール・パトリック・ハリス、イリアナ・ダグラス、ジョセフ・ソマーほか。
7/7 梅田東映パラス レインディア・ゲーム
2307 REINDEER GAMES
ジョン・フランケンハイマー監督作品。
ベン・アフレック主演。ゲイリー・シニーズ、シャーリーズ・セロン、デニス・ファリナ、ダニー・トレホほか。
7/4 梅田ピカデリー グラディエーター
2306 GLADIATOR
リドリー・スコット監督作品。
ラッセル・クロウ主演。ホアキン・フェニックス、コニー・ニールセン、オリバー・リード、リチャード・ハリス、デレク・ジャコビ、ジャイモン・フンスーほか。
★★★★★
7/1 OS劇場 プランケット&マクレーン
2305 PLUNKETT and MacLEANE
ジェイク・スコット監督作品。
ジョニー・リー・ミラー主演。ロバート・カーライル、パトリツィア・フォン・ブランデンスターン、トミー・フラナガン、クリスチャン・カマルゴ、アラン・カミング、マイケル・ガンボンほか。
前売り特典:メイキングビデオ

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