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ここでは2004年に劇場で鑑賞した作品の一言感想を載せています。

観た日/劇場 作品名(リンク先は公式サイト)
鑑賞総本数 原題(英題)
感想(ネタバレは反転させています)
3D作品の深度
前売り(その他)特典(リンク先はs-thingブログでの紹介記事)
点数 ★ or ★☆ or ★★ クズ、観る価値なし、観る必要なし
★★☆ イマイチ、観ても保障しません
★★★ マシ、まぁまぁかな
★★★☆ 普通、悪くはない
★★★★ いい感じ、とりあえずお勧め
★★★★☆ ほぼ完璧、いい映画です
★★★★★ 傑作、オヌヌメ!!

2000年01月〜03月 


3/31 東映パラス スクリーム3
2256 SCREAM 3
レイトショー
ウェス・クレイヴン監督作品。
ネーブ・キャンベル主演。デビッド・アークエット、コートニー・コックス・アークエット、リーブ・シュレイバー、パトリック・デンプシー、ランス・ヘンリクセンほか。
「13日の金曜日」、「ザ・フォッグ」、「血のバレンタイン」、「バーニング」、「ゾンビ」、「ゾンゲリア」、最近あまり観かけなくなった純粋な‘ホラー‘というジャンルを、モダンに継承してくれた作品が、「スクリーム」シリーズです。
監督のウェス・クレイブンは、知る人ぞ知る「13金」「ハロウィン」シリーズに並び賞される、「エルム街の悪夢」シリーズの産みの親で、モダン・ホラーの担い手の一人だと思います。
1作目「スクリーム」から3年半の年月が流れ主人公シドニーは大学を卒業したが、事件の後遺症で極度の対人恐怖症に陥り、今では隠遁生活者の様に山奥の一軒家に厳重なセキュリティ・システムの元、電話相談士で生計を立てていた。シドニーの知り合いで、まだ足のある人達、コットン・ウェアリー、デューイ・ライリー、ゲイル・ウエザーズは彼女の為に、興味本位のマスコミに対処すべくシドニーの居場所を口外しなかった。そんなある日、コットンの携帯になぞの電話が入る・・・。
今回は3部作の完結編ということでラストの思わせぶりも一切排した、清い作りのもので、その分全ての謎を解き明かすべくストーリーは展開して行く事になる。
前作「スクリーム2」でもそうだったが、今回も犯人が皆目見当のつかないヤツになっている。確かに推理物ではないから、とりあえずの意外性と考えればOKなのかもしれないが、余りに想像できない犯人像に失笑さえしてしまうかも・・・。やはり「スクリーム」からは抜け出せないのか。
前売り特典:ステッカー、スクリームマスク
3/29 パラダイスシネマ BULLET BALLET
2255
主人公の妻が自宅で拳銃自殺を計る。主人公にはその銃をどんな経路で入手し自殺に至ったのか、全く見当がつかない。そこから人生の歯車が狂い始める。いや・・・始まるのかもしれない。
今作も塚本晋也、製作、監督、脚本、主演、編集、照明、撮影、美術の一人8役!!これが彼のバイタリティであり、それで彼の映画たる所以ではないだろうか。
出演者には、「がんばっていきまっしょい」の真野きりな、ブランキー・ジェット・シティのドラマー、中村達也、新人村瀬貴洋。そして脇を固める大ベテラン、鈴木京香、井川比佐志。ちょい役でかの井筒監督も顔を出している。
モノクロカラーで描かれる主人公が銃に固執して行く様は見事である。そして東京の闇の社会を、親父狩りを、痛々しいまでの実写感で描き出している。それは以前公開された「ジャンク・フード」にも引けを取らない。何しろ「ジャンク・フード」は本物のチーマーを配役していたのだから、それに負けない映像の迫力たるやご機嫌になれる。
前売り特典:ポストカード
★★★★★
3/19 梅田ピカデリー 氷の接吻
2254 EYE of the BEHOLDER
ステファン・エリオット監督脚本作品。
ユアン・マクレガー主演。アシュレイ・ジャッド、パトリック・バーキン、k・d・ラング、ジェイソン・プリーストリー、ジュヌビエーブ・ビジョルドほか。
3/19 シネアルゴ ICHIGENSAN いちげんさん
2253
森本功監督脚本作品。
エドワード・アタートン主演。鈴木保奈美、田中喜子、塩谷俊、蟹江敬三、鴨鈴女、渡辺哲ほか。
前売り特典:ポストカード
★★★★☆
3/15 三番街シネマ ケイゾク 映画
2252
堤幸彦監督作品。
中谷美紀主演。渡部篤郎、鈴木紗理奈、徳井優、生瀬勝久、泉谷しげる、竜雷太、小雪、高木将太ほか。
★★★★★
3/15 OS劇場 13 F
2251 THE THIRTEENTH FLOOR
ジョゼフ・ラスナック監督脚本作品。
クレイグ・ビアーコ主演。グレッチェン・モル、ビンセント・ドノフリオ、アーミン・ミュラー=スタール、デニス・ヘイスバートほか。
3/15 パラダイスシネマ 破線のマリス
2250
井坂聡監督作品。
黒木瞳主演。陣内孝則、山下徹大、筧利夫、白井晃、篠田三郎ほか。
★★★★☆
3/12 三番街シネマ トイ・ストーリー2
2249 TOY STORY 2
ジョン・ラセター監督原案作品。
声の出演に、トム・ハンクス、ティム・アレン、ジョーン・キューザック、ケルシー・グラマー、ドン・リックルズ、ジム・バーニー、ウォーレス・ショーンほか。
ディズニーとピクサーが送る第3弾、「トイストーリー2」
今回は豪勢に本編である「トイストーリー2」の前座として2本の短編CGアニメを上映しています。1本はピクサーのタイトル・ロゴに出てきている、ピクサーが創った創世記時代のCGアニメである、スタンドの親子の物語。そしてもう1本がこれは予告編になるんですが、この冬のディズニーの新作CGアニメ「ダイナソー」。タイトル通り、恐竜の話の様ですが、どうやらパラサウロロフス系カモノハシ竜の子供の冒険談のようです。ディズニーらしい少し誇張したデザインが、はじめ鼻につきますがカメラワーク、自然物の表現が今までの作品群と違い、見事な表現力です。そして本編。冒頭から愛らしいおなじみのキャラクターの楽しげに遊んでいる様子、いつもの「トイストーリー」だ。と思っていると、そこは年月がそれを許してはいませんでした。ほんのちょっとした仕草から、大げさな動きまで前作を(もちろん「バグズ・ライフ」を含め)見事に上回っているのです。特に突出しているのは人間と、布、毛の表現の見事さです。
内容も、単に子供受けするだけでなく、現代のプレミアム制に問題提議しかけていたり、おもちゃ本来の生かし方を提案したりしてるように思えました。
前売り特典:ケータイストラップ
★★★★☆
3/5 ミュージアムシアター 新選組
2248
不明
3/5 梅田ピカデリー ダブル・ジョパディー
2247 DOUBLE JEOPARDY
ブルース・ペレスフォード監督作品。
アシュレイ・ジャッド主演。トミー・リー・ジョーンズ、ベンジャミン・ウェアー、アナベス・ギッシュ、ブルース・グリーンウッドほか。
2/27 美松劇場 ノイズ
2246 ASTAUNOTE'S WIFE
ランド・ラビッチ監督脚本作品。
ジョニー・デップ主演。シャーリーズ・セロン、ジョー・モートン、クレア・ジュバル、ドナ・マーフィ、ニック・カサベテス、サマンサ・エッガーほか。
前売り特典:ポストカード、ステッカー
★★★★
2/27 京都松竹座 マグノリア
2245 MAGNOLIA
ポール・トーマス・アンダーソン監督脚本作品。
ジェレミー・ブラックマン主演。トム・クルーズ、メリンダ・ディロン、フィリップ・ベイカー・ホール、フィリップ・シーモア・ホフマン、リッキー・ジェイ、ウィリアム・H・メイシー、アルフレッド・モリーナ、ジュリアン・ムーアほか。
2/20 OS劇場 13 ウォリアーズ
2244 THE 13th WARRIOR
ジョン・マクティアナン監督製作作品。
アントニオ・バンデラス主演。オマー・シャリフ、ウラジミール・クリッチ、デニス・ストーホウ、ダニエル・サザーン、ニール・マフィンほか。
2/19 スリーピー・ホロウ
2243 SLEEPY HOLLOW
レイトショー
ティム・バートン監督作品。
原作はアメリカのゴシック・ホラーとしてして名高い同名小説だそうで、言わば「狼男」とか「ドラキュラ伯爵」なんてのと並びえるようです。
当時早くも都会と化していたニューヨークの、根拠と真実を守ろうとする、はみ出し刑事が厄介払いも兼ねて、郊外のスリーピー・ホロウ村の怪事件を調査する事から始まる。その怪事件とは、首のない騎士が村人を一太刀の元に首を切り、その首を持って去ってしまうと言うものである。
主演は今回3回目の顔合わせジョニー・デップ、インディ系の女王、クリスティーナ・リッチ。共演に「ドラキュラ」のクリストファー・リー、「スターシップ・トルーパーズ」のキャスパー・ヴァン・ディーン、「ハワード・ザ・ダック」のジェフリー・ジョーンズ、「SWE1」のイアン・マクダーミッド、「クライング・ゲーム」のミランダ・リチャードソン。そして首無しの騎士を、首あり状態があの!!クリストファー・ウォーケン、首なし殺陣有りをあのレイ・パーカー(ダース・モール)が演じている。監督の好みと、使いやすさがしっかり表われた配役ではないかと思える。監督の好みと言えば、彼女でもあるリサ・マリーの存在が、ここ何作かで怪花(開花)している。今回はアイアン・メイデンになって空を飛んだり、ひとり毒を吐いている。
今回CGを使った特撮は極力排し、わざとセットを組んだ箱庭的効果を画像に求める事によって、御伽噺ともコスチューム・プレイともつかない、美しく幻想的なシーンを数多く見る事が出来る。脚本は「セブン」のアンドリュー・ケビン・ウォーカー。音楽はジョニー・デップとのトリオ的存在、ダニー・エルフマン(「バットマン」「ナイトメア・ビフォア・クリスマス」)また衣装は2000年アカデミーにノミニーされた、この人もバートン組の常連、コリーン・アトウッドが担当している。
ゴシック・ホラーの趣は、昨今のスプラッターやサイコスリラーとは違い、重圧感のある史実っぽい雰囲気が求められるため、ともすれば画面が退屈になりがちに思えるが、後半の盛り上がりは見事である。局所に使ったCGの効果が表われるシーンの連続である。
主人公イカボド・クレーンは原作では教師らしいのだが、今作では若い真実を求める刑事に変えてあり、そこがより一層深みを出しているのではないかとも思える。現代人のような振る舞いは感情移入するに十分であり、親しみを覚えられる。そこが最近のホラーと違う所かも知れない。叫び声を上げたり、夜寝られなくなるくらい怖いわけではない。逆に笑えるシーン、ウィットに富んだ台詞も多く、正直ティム・バートンらしからぬ、と言っても良いかも知れない。
バートン作品最高峰として、お薦めします。
前売り特典:ポスター
★★★★★
2/13 京極東宝 007/ワールド・イズ・ノット・イナフ
2242 THE WORLD is NOT ENOUGH
マイケル・アプテッド監督作品。
ポアース・ブロスナン主演。ソフィー・マルソー、ロバート・カーライル、デニース・リチャーズ、ロビー・コルトレーン、ゴールディー、ジュディ・デンチほか。
★★★★☆
2/12 OS CAP シビル・アクション
2241 A CIBIL ACTION
スティーブン・ザイリアン監督脚本作品。
ジョン・トラボルタ主演。ロバート・デュバル、トニー・シャループ、ウィルアム・H・メイシー、ジョン・リスゴー、シドニー・ポラック、ダン・ヘダヤほか。
★★★★☆
2/6 京都スカラ座 アンナと王様
2240 ANNA and the KING
アンディ・テナント監督作品。
ジョディ・フォスター主演。チョウ・ユンファ、パイ・リン、トム・フェルトンほか。
2/5 ガーデンシネマ トゥルー・クライム
2239 TRUE CRIME
クリント・イーストウッド監督製作主演作品。
ジェームズ・ウッズ、デニス・リアリー、イザイア・ワシントン、ダイアン・ペニーラ、リサ・ゲイ・ハミルトンほか。
1/30 京極東宝 雨あがる
2238
小泉尭史監督作品。黒澤明脚本。
寺尾聰主演。宮崎美子、三船史郎、吉岡秀隆、原田美枝子、仲代達矢、檀ふみm井川比佐志ほか。
★★★★☆
1/29 梅田ピカデリー 海の上のピアニスト
2237 THE LEGEND of 1900
ジョゼッペ・トルナトーレ監督脚本作品。
ティム・ロス主演。プルイット・テイラー・ビンス、メラニー・ティエリー、クラレンス・ウィリアムズ3rd、ビル・ナン、ピーター・ボーン、ニオール・オブライエンほか。
前売り特典:チャリティCD
1/22 ISOLA 多重人格少女
2236
水谷俊之監督脚本作品。
木村佳乃主演。黒沢優、石黒賢、手塚理美、渡辺真起子、山路和弘、しみず霧子、寺島進、室田日出男ほか。
1/22 京都スカラ座 リング0 バースデイ
2235
鶴田法男監督作品。
仲間由紀恵主演。田辺誠一、田中好子、麻生久美子、若松武史、奥貫薫ほか。
1/20 OS CAP ゴースト・ドッグ
2234 GHOST DOG:THE WAY of the SAMURAI
ジム・ジャームッシュ監督脚本製作作品。
フォレスト・ウィテカー主演。ジョン・トーメイ、クリフ・ゴーマン、ヘンリー・シルバ、アイザック・ド・バンコレ、トリシア・ベッセイほか。
前売り特典:ポスター
★★★★☆
1/8 OS劇場 ランダム・ハーツ
2233 RANDOM HEARTS
シドニー・ポラック監督製作作品。
ハリソン・フォード主演。スリスティン・スコット・トーマス、チャールズ・S・ダットン、ボニー・ハント、シドニー・ポラック、リチャード・ジェンキンスほか。

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