monthlymovielog

毎月のベストテンとmovielogを統合しました。
ここでは観た作品すべての感想を書いてゆこうかと…

観た日/劇場 作品名(リンク先は公式サイト)
原題(英題)
感想(ネタバレは反転させています)
前売り(その他)特典(リンク先はs-thingブログでの紹介記事)
点数 ★ or ★☆ or ★★ クズ、観る価値なし、観る必要なし
★★☆ イマイチ、観ても保障しません
★★★ マシ、まぁまぁかな
★★★☆ 普通、悪くはない
★★★★ いい感じ、とりあえずお勧め
★★★★☆ 佳作、万人受けしないけど名作
★★★★★ 傑作、オヌヌメ!!

2009年4月


29/ MOVIX京都 グラントリノ
3690 GRAN TORINO
ポイントで鑑賞。
クリント・イーストウッド監督主演作。
朝鮮戦争でトラウマを持った偏屈爺と、隣に引っ越してきた体の少数民族モン族の関わりを描いた作品。タイトルロールのグラントリノはフォードの名車。エンディングもクリント・イーストウッドが共著したグラントリノの歌を歌っている。
分かり易い展開と、予想外のクライマックス。いや、予想できたけどそれはないやろ、と思ってた
最悪の結末を選んだのはすごい。
サクリファイスがここまで心打つのとは。
★★★★★
25/ MOVIX京都 劇場版
天元突破グレンラガン
螺巌篇
3689
シリーズ2作目。
TVシリーズを焼き直した後編は、結構新作カットを多用し、見栄えはよくなってる。
けど、脚本の中島かずきが自分には合わないようで、全く感動できないが、今作は勢いがあってまだ面白い。
風呂敷の広げ方が尋常じゃないのが鼻につくけど。
大グレン団応援画集2
★★★
25/ MOVIX京都 レイン・フォール
雨の牙
3688
ポイントで鑑賞。
製作はソニピク、原作は元CIAのバリー・アイスラー、監督は日本に11年住んでいたオーストラリア人マックス・マニックス。主演に椎名桔平、ゲイリー・オールドマン。
全体的に緩い展開が全然面白くない。つか、オレは何でこの映画を観たのか・・・。
★★☆
24/ 難波シネPOP ニセ札
3687
レイトショー価格で鑑賞。
木村祐一初監督作品。「松ヶ根乱射事件」のプロデューサーから、監督をしてみないかと誘われてやってみた、との事。
ほとんどをロケしてるので映画の絵ではあるが、やはり演出はコントの延長線は否めない。他人に対する演出もそう。特撮モノの監督にも言える事だが、人を演出するのがヘタで、演技を引き出してもらわないと出来ない人は、もっすごい大根化してしまっている。
脚本も物足りないものになってしまってるので、こちらも木村カラーが削がれて残念な結果になってる。
唯一、主演に倍賞美津子を配したのは大正解。
★★★
19/ 京都シネマ ミルク
3686 Milk
ショーン・ペンに2度目のアカデミー賞をもたらした名作。
実在のゲイの政治家、ハーヴェイ・ミルクの生涯を描いた今作は、監督もゲイのガス・ヴァン・サント。
共演に、ジェームズ・フランコ、ジョシュ・ブローリン、エミール・ハーシュほか。
ちょっとステレオタイプに描きすぎな気もするミルクのスタイルが、これが私生活だと言うことなら、残念ながらわざと嫌がられようとしてるとしか思えない節も無きにしも非ずだと思う。
まぁ、主張するメリケン人であり、同性愛に対して偏見を持ってる社会だと思うと、こういう行動に出るのかとも思えるけど。なんだかそれも虚しくはないか?
しかし、その行動力と人望によって、政治に関わり、マイノリティに大きく貢献できた彼の人生は間違ってなかったんでしょうね。
ポストカード
★★★★
19/ MOVIX京都 スラムドッグ$ミリオネア
3685 Slumdog Millionaire
ポイントで鑑賞。
2009年アカデミー賞最多8部門受賞のインデペンデス系名作・・・。監督は、ダニー・ボイル。つまりイギリスの息が大きく掛かった、インドを舞台にしたハリウッド映画というねじれた関係。
と言ってもイギリスとインドは、支配する側とされる側という時代を経ているので、完全に無関係ではない。そのイギリスのチンピラ監督が、インドの底辺を克明に描いた、不愉快な名作。
とにかく地べたのインド人の生活がありえないほど不衛生。観ていて不愉快極まりない。それをイギリス人が撮ってることに、また違和感を感じる。
確かに題材と展開などは、賞レースに引っかかるのは分かるけど、そこまで?とは思う。
ヒロインの幼少の役者がかわいい。観れるのはそれくらいかな。
★★★☆
19/ MOVIX京都 鴨川ホルモー
3684
万城目学原作、本木克英監督作品。
京都ロケで名所めぐりしまくり、調子っ外れのファンタジー映画に仕上げている。
主演の山田孝之、栗山千明他。京都の4大学(京大、産大、立命、龍大)が鬼(式神)を操って、神事のようにバトルするサークルを描く。
全体的にぼやけてて、コメディとしても緩いし、ファンタジーとしてもおざなりな感じが、どうなの?ってところだけど、こういう京都もありかと、いうところで許す。
ホルモー君ストラップ
★★★☆
18/ TOHOプレックス二条 マックス・ペイン
3683 MAX PAYNE
レイトショー価格で鑑賞。
原作はROCKSTAR製作の同名アクションゲーム
しかしながらサイトで確認する限り、境遇が同じだけで原作とは全く違う設定になってるようです。
ゲームと同じなら、「パニッシャー」と同じなんだよね。家族を皆殺しにされた一般人(警官)が、復讐のために麻薬に関わる悪を殺しまくる、という。
それが、今作は殺された嫁が勤めてる薬品会社の裏家業を知ったことによって抹殺され、それを探って行って自分の危うくなるという展開に変わっている。
その薬品が
スーパーソルジャーを作る麻薬で、そっちに転んでもマーヴル?みたいなww
まぁ、その分現用火器をリアルに出したりとか、ゲームらしい幻覚シーンを多用したりとかしてるけど。その幻覚シーンの使い方がイマイチでもったいない。
★★★
18/ MOVIX京都 パニッシャー:ウォー・ゾーン
3682 PUNISHER:WAR ZONE
マーヴル印のクライムガンアクションの真骨頂。
今回で3回目(全く繋がりはない)の同名作で、今作が一番華がない出演者に製作者陣。
しかし完全(製作込み)なマーヴルムービーで作っただけあって、主演のレイ・スティーヴンソン(TVシリーズ「ローマ」)が、コミックのイメージそのまんまでちょっとびっくりw
ただ全編華がないので、売りが・・・w
前2作との違いは、1作目の主演ドルフ・ラングレンは、わがまま言い放題で、ただのアクション映画に成り下がって、2作目は背景をしっかり書きすぎてファミリー要素が多すぎて、元来のファンから文句言われたらしい。
それが、今作は冒頭からクライマックスまで銃撃銃撃また銃撃。香港映画は金的上等が、今作は首から上ばかり狙って殺害サツガイww顔面散弾、顔面陥没、首折、首切りwww
出来れば、腹の髑髏マークの理由付けとか、描くにしてもはっきり書くとかして欲しかった。
ジグソウパズル
★★★☆
17/ MOVIX京都 レッド・クリフPART2
-未来への最終決戦-
3681 RED CLIFF U
MOVIXカード会員価格(1300円)にて鑑賞。
前作と同時に撮ってたので、クオリティから製作まで全く遜色ない続編。その上、タイトル通りの赤壁の戦いは今作に入っているので、映像的に派手派手。とにかくすごいの一言。
人海戦術に、特撮に、香港系アクション。盛りだくさんの赤壁は、原作とは違い部分部分で脚色しているが、映画としての質は最高に上がっている。
孔明の聡明さ、周ゆの勇ましさ、曹操の残忍さ、張飛関羽のパワーに、もう涙が止まりませんでしたよ。
この爽快感は、えも言われぬすばらしさ。
★★★★★
12/ なんばTOHOプレックス クローズZEROU
3680
ポイント鑑賞。
三池崇史監督のシリーズ後編。原作は、高橋ヒロシの同名コミック。それの前編(プリークウェル)という形での今作は、前作「クローズ・ゼロ」とコミック「クローズ」の間に当たる。
出演陣はは前作と同じで、すばらしくキャラ立ちのした連中。それに今回は敵役の高校、鳳仙学園が設定されてて、前作の学内紛争とは違い、グローバルwに展開していくのがいい。そこにやべきょうすけの狂言回しストーリーが絡んで、深みを出している。
とにかく出演者(キャラクター)が、すべてかっちょ良すぎ。普段は3枚目役が多い桐谷健太の男前振りとか、実写版デビルマンで主演してた双子のちゃらけ振りとか、敵のボス鳴海役の金子ノブアキと四天王とか、いや〜「ヤッターマン」に続くまるでアニメのような実写だった。
★★★★★
11/ 京都シネマ ゼラチンシルバーLOVE
3679
操上(くりがみ)和美(男性です)初監督作品。
永瀬正敏、宮沢りえ、天海祐希、役所広司ほか。
世界的に有名な写真家の動画はこうなるのか、という例を延々と見せられた感じ。
上映開始から30分まで台詞なし。まるでモノクロような世界で延々と静かに繰り広げられる盗撮する側と、される側。
その意味が、台詞がついてから徐々に明かされていくのだが、実験映画に近いつくりは、40半ばの自分にはすでに辛すぎ。
永瀬、宮沢のコンビがステキなだけ。特に宮沢のファッションと髪型は、すばらしい。
★★☆
11/ TOHOプレックス二条 ある公爵夫人の生涯
3678 THE DUCHESS
ソウル・ディブ監督作品。
キーラ・ナイトレイ、レイフ・ファインズ、シャーロット・ランプリングほか。
キーラ・ナイトレイの絶世さと、衣装に息を呑む、それだけの作品。
実話を元にしているのだが、故ダイアナ元妃の遠い祖先という売り方で、その人生もなぞってるけど、これは宣伝の嘘でした。ダイアナ元妃のように離婚してないし、不慮に事故で死んでもいない。つまり神格化してない人の話でした。
ベルガモットの香り付きキャンドル
★★★
5/ TOHOプレックス二条 ザ・バンク
3677 The international
「ラン・ローラ・ラン」のトム・ティクヴァ監督作品。
世界上位の銀行IBBCの違法取引を追うインターポール捜査官。
一人の暗殺から始まったその事件が、主人公をどんどん危うく世界に引き込んでゆく。
インターポールって、銭形警部ですよね。それとおんなじで、主人公のハードボイルドさが空回りして、結局解決よりバカさが勝ってしまって、主人公が間抜け極まりなく見える。
まぁ、今時、例えば闇の処刑人ちゅー位置は、使い古されてるから、よりリアルなスタイルがいいのかもしれないけど・・・。映画としてはどうか。
マネークリップ
★★★☆
5/ MOVIX京都 トワイライト
3676 twilight
ステファニー・メイヤー原作、キャサリン・ハードウィック監督と女性2人の製作する、少女漫画のようなヴァンパイア恋愛モノ。
映画を観始めた30年前からヴァンパイアが大好きで、今回もはずれなし。
主演のクリスティン・スチュワートは「パニックルーム」の女の子。大きくなったものです。その恋愛対象になるヴァンパイアの青年(といっても200歳近い風)は、SMAPの草なぎ剛似のギリギリ美男子。
ゆっくり進む前半から、アクションの後半。それこそ少女漫画のような美男美女の敵トリオとか、もうわくわくしっぱなw
全3部作だそうで、続編に超期待です。
フェイスペーパー(バラの香り)
★★★★★
3/ TOHOプレックス二条 フロスト×ニクソン
3675 FROST/NIXON
レイトショー価格で鑑賞。
実話を元にした静かな静かな映画。
ウォーターゲート事件により退任した元大統領ニクソンに、イギリスの人気司会者デビッド・フロストが単独インタビューに挑み、彼から歴史に残る言葉を引き出す。
正直、政治にも言うほど興味ないし、ニクソンの時代は小学生くらいだったので、薄〜い印象しかないんだけど、ここまで地味な展開を、緻密に情感豊かに描くロン・ハワードにとりあえず脱帽。
アカデミー賞にノミネートされたフランク・ランジェラは、見た目全然似てないけど、ニクソンにしか見えなくなってくる。その言葉一つ一つに政治的カリスマを感じるのがすごい。
当時の風俗もしっかり描いているので、あこがれの世界観なんで見ていて楽しい。
★★★★☆

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