monthlymovielog

毎月のベストテンとmovielogを統合しました。
ここでは観た作品すべての感想を書いてゆこうかと…

観た日/劇場 作品名(リンク先は公式サイト)
原題(英題)
感想(ネタバレは反転させています)
前売り(その他)特典(リンク先はs-thingブログでの紹介記事)
点数(通常★5つが最高。☆は半分)

2008年12月


29/ MOVIX京都 ティンカー・ベル
3628 Tinker Bell
ディズニーフェアリーズブランドのディズニーフルCGアニメ長編。
PIXERのジョン・ラセター製作、ブラッドリー・レイモンド監督作品。
主演に「最後の初恋」でダイアン・レインにたてついてた長女を演じたメイ・ウィットマン。共演に、アンジェリカ・ヒューストン、ルーシー・リュー、アメリカ・フェレーラ(「アグリー・ベティ」)ほか。
ストーリーはそこそこ面白いのに、残念なのはキャラデザイン。ディズニーのフルCGは、すべてダメです。全然センスない。アニメの命なのにそりゃないな〜。
クライマックスにしっかり「ピーターパン」と繋がる展開、つまりゼロという設定もいいのに、脚本はすべて唐突で説明不足。
ケータイストラップ
★★★☆
28/ TOHOプレックス二条 ミラーズ
3627 MIRRORS
「ハイテンション」「ヒルズ・ハブ・アイズ」「P2」のアレクサンドラ・アジャ監督作品。
ホラーばかり撮ってる監督ですが、今回初見・・・。見てみたくなりました。
原作は、韓国ホラー「Mirror鏡の中」。
主演にキーファ・サザーランド。ポーラ・パットン、エイミー・スマート共演。
設定自体は、ホラーにありがちな巻き込まれ型。ドロップアウトした警官が、警備員になって警備したホテルがいわく付き。で、そのいわくに取りつかれる。
展開の仕方が「呪怨」に似てる。けど取りつく理由を言ってるだけ、こっちの方が優秀。
ホラーらしい展開が、わくわくする。主人公の立ち向かう様が響く。勘違いで、巻き込まれて、逃げ惑うけどありえない方向に行って殺される展開は、もう飽き飽きだったので、楽しい。その上、クリーチャー度も高く、血糊も多い。ホラーの大道。
クライマックスの大爆発のアクション戦に、クリーチャーに、てんこ盛り。
ホラーの定番、どんでん返しはさすがにないか、と思ったら・・・。
携帯電話画面保護シール
★★★★★
23/ なんばTOHOプレックス K-20
怪人二十面相・伝
3626
シネマイレージ会員デー価格で鑑賞。
佐藤嗣麻子、脚本監督作品。金城武、松たか子、仲村トオル主演。国村隼、高島礼子、本郷奏多、今井悠貴ほか共演。
自分にとっての「怪人二十面相」は過去のヒーローなので、何の先入観もなく観れたのはラッキー。
サントラにハリウッドのそれもある特定の作品のイメージを踏襲して、なるほどそういうことを再現したかったんだ、と分かる。
正直、基本からハリウッドを目指すのは無理だけど、CG技術の向上とそれに併せた脚本が功を奏した、これでも十分の作品に仕上がっている。
アクションとどんでん返しが面白い。どんでん返しには一切驚きはなかったけど・・・。
★★★★☆
21/ MOVIX京都 地球が静止する日
3625 THE DAY THE EARTH STOOD STILL
キアヌ主演で、「エミリー・ローズ」のスコット・デリクソン監督作品。
原作は1951年の「地球の静止する日」。
原作をちゃんと見た覚えはないんだけど、見た事のあるシーンはすべてしっかり今風に再現してると思う。
というか、最近のリメイク多いけど、そういう過去の作品の呪縛に捕らわれる必要はないかと思うわけですよ。ので、これはこれでと言う目で見ると、十分面白いですよ。
今の世相にぴったり合った、と言うかくどいほどのエコ強行派というキアヌ。ま、グリンピースだとかの過激派ネイチャリストの宇宙人が、人間諭す前に滅ぼしに来たって感じかな。
とりあえず人型してるのは、昔にキアヌのDNAを頂いたからって言う設定も納得いくし。
クライマックスは、滅んでも滅ばなくてもどっちでもドラマチックではあったと思う。ハリウッドだから、これかってところ?
”キアヌの生声入り”ボールペン
★★★★
20/ TOHOプレックス二条 ワールド・オブ・ライズ
3624 BODY OF LIES
レイトショー価格で鑑賞。
リドリー・スコット監督、デュカプ、ラッセル・クロウ主演の、中東を舞台にしたスパイ戦をアグレッシブに描いている。
舞台的には、同監督の「ブラックホークダウン」を布石にしたような、そんな作りの展開。
最近、情報開示されださしたからか、その時の問題提議をやっとできるようになったからか、中東VSアメリカの図式映画が乱発してて、どれもさすがの実話ベースが多いからしっかりしてる。その中でもエンタテインメントにも秀でてる作品に仕上がっている。
とにかくリアリティがすごいのが、さすがリドリー・スコット。
★★★★☆
14/ 京都シネマ リダクテッド
真実の価値
3623 Redacted
ブライアン・デ・パルマ監督、脚本作品。
「ダイアリー・オブ・ザ・デッド」の撮影手法と同じ、主観視点の記録映画手法。
イラク駐在中の映画監督志望の米軍兵の手持ちカメラによる赤裸々な日常生活を描くつもりが、鬱積した何かが彼らを突き動かし、ついにはレイプ殺人事件に発展してしまう。
出演者は無名の俳優ばかりで、ある意味違和感がない。それ故、リアリティが怖い。
ディタルカメラのワイプが、いかにも素人ぽくていい。
エンドクレジットにBGMが一切ないのとか、悪夢のような最後のシーン(1カット)がすごい。
入場時にポストカード
★★★★☆
14/ MOVIX京都 空へ
−救いの翼−
3622
最近のゴジラシリーズ「×メガギラス」「×メカゴジラ」「×モスラ×メカゴジラ」の手塚昌明監督作品。
自衛隊の全面協力による、PR映画のような作品。そういう意味では100点だけど、脚本のしょっぱさと、監督の演技指導の酷さが足を引っ張っている。
やっぱ役者は、監督次第と改めて思える作品。
とにかく自衛隊の装備品が細部まで見れるのはすばらしいw
救いのホイッスル キーホルダー
★★★☆
13/ 京都シネマ 深海獣レイゴー(零号)
3621
怪獣ヲタの林家しん平監督作品。プロジェクター上映。レイトショー1回1週間のみの上映。
所謂自主制作映画だが、自主制作の域を超えだした作品に仕上がっている。
日本の怪獣映画が大好きな監督が、初期のゴジラなどの設定を引き継いだ、正統な設定の脚本を映像化。しかし、資金がないため映像的には残念な結果になっている。
しかし、製作側には怪獣デザインに雨宮慶太、造形に原口智生。出演陣は、杉浦太陽、螢雪次朗、ミッキーカーチス、黒部進他。
特撮の出来の悪さを、パートカラーで補ってるような感じにみえるほど、映像処理を加えていてある意味面白い。

監督、林家しん平の舞台挨拶がありました。
さすがの噺家。ま〜喋る喋る。とにかく映画のことを誠心誠意、自分のことを面白おかしく、始まる前の前説と、終わったあとの質疑応答で計30分以上お話されて大満足です。
本作が「初代ゴジラ」の前作に当たること、ゴジラ、ガメラの要因を作品に込めている事。
次回作、「深海獣ライガ(雷牙)」のプロモーションもしっかりしてましたw
キャップを購入(監督サイン入)
★★☆
6/ MOVIX京都 WALL・E
ウォーリー
3620 WALL・E
PIXER最新フルCGアニメ。
「ファインディング・ニモ」のアンドリュー・スタントン監督作品。
29世紀の地球で黙々と働く清掃ロボットWALL・E。他のロボットと違い、彼には感情が芽生えていた。
ロボットであることを忘れるほど感情豊かな登場ロボット達。
前半(と、言っても20分もないか?)の無声映画風の展開から、ヒロインの登場から、宇宙に飛び立ったことで一気に、スラップスティックさが増し、普通の映画二なってしまうのが残念。
また、人間の登場シーンでライブ映像を流すのは、初の試み(唯一、「トイストーリー」で、人間のアップシーンに使われていたが、これはCGのレヴェルが低かったからの苦肉の策)。将来企画のライブシーンとの合成映画のための布石とも思われる。
「2001年宇宙の旅」のオマージュともとれる、「ツァラトゥストラはかく語りき」や「美しく青きドナウ」が効果的に使われていて嬉しくなる。
ウォーリーケータイストラップ
★★★★
6/ MOVIX京都 252
生存者あり
3619
「花田少年史」「舞妓Haaaan!!」の水田伸生監督作品。
伊藤英明、内野聖陽主演。山田孝之、木村祐一、香椎由宇、キム・スミンほか共演。
脚本の前半がすばらしい。立体的な時間軸の経緯と、空気の移り変わりが見事に表現されている。それに併せてテーマパークのアトラクションのような特撮もすばらしい。ところが中盤、主人公が救助される側になったとたん、ご都合主義とお涙頂戴の悪い邦画の見本のような展開になって、ちょっと興冷め。フィクションだからコレでいいのかもしれないけど、とにかく
主人公家族が無傷なのがなんだかな〜。
子役の大森絢音がかわいいし、演技もうまい。また、山本太郎の相変わらずのバイプレイヤーぶりもすごくいい。
緊急用ホイッスル“しおりちゃんの笛”
★★★
5/ 敷島シネポップ ダイアリー・オブ・ザ・デッド
3618 DIARY of THE DEAD
ジョージ・A・ロメロ監督の、5作目になる彼の伝統とも言えるゾンビ映画。
今流行りの主観撮影された記録映画的手法が、時代に流された感はあるものの、さすがのロメロ。
力の入り方が違う。
CGと言う手法を使った特撮が、一層彼の頭の中を具現化しているようで面白い。
しかし、すでにホラーと言うジャンルではない、違う次元のモノに仕上がっているようで、怖さを求めると物足りない。
★★★☆

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