monthlymovielog

毎月のベストテンとmovielogを統合しました。
ここでは観た作品すべての感想を書いてゆこうかと…

観た日/劇場 作品名(リンク先は公式サイト)
原題(英題)
感想(ネタバレは反転させています)
前売り(その他)特典(リンク先はs-thingブログでの紹介記事)
点数(通常★5つが最高。☆は半分)

2008年10月


30/ メルパルクホール トロピック・サンダー
史上最低の作戦
3600 Tropic Thunder
試写会状 試写会に行ってきました。
ベン・スティラー監督脚本主演作品。
彼の人気者振りがうかがえる配役は、ロバート・ダウニーJr.、ジャック・ブラック、トム・クルーズ、ニック・ノルティほか。カメオで、トビー・マグワイアやジョン・ボイド、見つけられなかったけど
トム・ハンクス、ジャニファー・ラヴ・ヒューイット、アリシア・シルバーストーンなどが大挙して参加している。
冒頭から激しく凝ったニセ予告編3連発で始まり、本編が始まっても本編かと疑ってしまうw
主演3人(ベン、ロバート、ジャック)の偏った俳優人生を一新するために賭けた「トロピック・サンダー」。その3人のせいで、撮影がうまく周らない。そこで思いついたのが、TV番組「サバイバー」のようにリアルなジャングルでサバイバルさせてリアリティを出そういうこと。それが開放された場所が、運悪く麻薬を製造してる村の地域だった・・・。
下品で、差別的で、調子っ外れなところが爆笑の連続。
その上、主要人物に扮するトム・クルーズが、見事に演じきっていてすごくいい。
★★★★
25/ TOHOプレックス二条 ブーリン家の姉妹
3599 THE OTHER BOLEYN GIRL
マンスリーパスで鑑賞(8本目)。
ジャスティン・チャドウィック監督作品。
スカーレット・ヨハンソン、ナタリー・ポートンマン、エリック・バナ主演。
コスチュームプレイとしてはよく出来るけど、日本のサムライの時代も似たようなものかもしれないけど、あまりにぐろぐろした世界で、ちょっと閉口してしまう。
一夫一婦制を謳ってるくせに、御家騒動では、平気で浮気させるし、人妻になった娘も差し出す。下半身で生きるのも大概にして欲しい。
それと宗教。こんな恐ろしいシステムはないと改めて思う次第。
★★★☆
24/ なんばパークスシネマ しあわせのかおり
3598
ポイントで鑑賞。
「村の写真集」の三原光尋脚本、監督作品。
藤竜也、中谷美紀、田中圭主演の中華料理映画。
料理のカタログ映画的な絵が美しく、人と人との繋がりを優しく描いた作品。とにかく中華がうまそうにしか見えない。
★★★★
19/ TOHOプレックス二条 真救世主伝説
北斗の拳
ケンシロウ伝
3597
マンスリーパスで鑑賞(7本目)。
「真」シリーズ全5作中、最終作。奇数作が劇場公開、偶数作がOVA公開という変則な展開。故に、OVA作は未見。
全5作といっても、ストリーが正しく続いているわけではなく、根底の「北斗の拳」というストーリーに沿って、魅力的なキャラクターや、エピソードをクローズアップした作品に仕上げている。
そして最終作の「ケンシロウ伝」。原作に描かれていない以前のストーリーをアニメ化。
意欲的で、今までの作品と比べても面白い。画質も良くなってる。けど、焦点が間違ってるな〜と思う。「北斗の拳」らしさがでるのがクライマックスのみという展開が残念。
それにエピローグである、エンドクレジット後に持ってきた、原作の1話目をほとんどとめ絵で表現しているのはどうか。ほんの数分ならOKだけど、結構尾長いのだ。それならアニメ化して欲しいのだ。
と、シリーズとして欲求不満の残る作品でした。
入場特典(ポストカード)
★★★
19/ TOHOプレックス二条 イーグル・アイ
3596 EAGLE EYE
マンスリーパスで鑑賞(6本目)。
ドリームワークス製作、「ディスタービア」D・J・カルーソ監督作品。
主演に、シャイア・ラブーフ、ミシェル・モナハン、ビリー・ボブ・ソーントン。他に、ロザリオ・ドーソン。
びっくりするほど暴力的がいいけど、あまりに使い古された設定。それは、自分の好きな、というか映画が好きになるきっかけになった80年代のなんちゃってSFの匂いがプンプンするのだ。
その設定が最高に面白くもあり、致命的でもあるのだ。
★★★★☆
18/ MOVIX京都 人情噺
文七元結
3595 にんじょうばなし
ぶんしちもっとい
松竹のシネマ歌舞伎シリーズ第7弾。
今作は、山田洋次監督の落語をベースにした歌舞伎。
主演は、中村勘三郎。
すごいベーシックなストーリー展開。しかし、舞台のため幕間があるため、その部分の時間経過にして結果を次の幕からはじめるという、最近の映画にないちゃんと頭を使ってないと分からなくなる展開はいい。
★★★★☆
18/ MOVIX京都 フレフレ少女
3594
渡辺謙作監督作品。
新垣結衣主演の、ド青春モノ。ある意味、一直線のスポコン。すごくいい。
けど、応援団団長が女の子(女性ではなく女の子)に対する、誰も疑問に思わない振りのみ、最後まで違和感ありまくりでそこだけクリアできれば満点です。
あと、応援団に入る男の子達がひょろ過ぎて、全く魅力を感じないも残念。
フレフレシャープペンシル
★★★★☆
17/ ブルク7 biohazard
DEGENERATION
3593
ビデオゲーム「バイオハザード」シリーズの映画化4弾。監督は、最近の邦画の特技監督、神谷誠。
今作は前3作と違いハリウッド資本ではなく、日本資本のフルCGアニメとして映画化されている。
脚本は、まぁよく出来てる方ではないかと。ひねりが足りない気もするけど・・・。
その素材は、ゲーム中のデモシーンに使われたハイポリゴン程度のCGのため、絵が全体的に安っぽいのが残念。
それと、G-ウィルスに犯された検体が、成長(?)するに従い強大化し、本能が種を残そうとする。え?種を残す!?
つー事は、交尾を共用する対象に迫る!?ってこと??つか、交尾できるの??つー設定にびっくり。
入場時にポストカード
★★★☆
13/ TOHOプレックス二条 三本木農業高校、馬術部
〜盲目の馬と少女の実話〜
3592
マンスリーパスで鑑賞(5本目)。
青森に実在する三本木農業高校を舞台に、実在した片目の見えない馬と在学生の交流物語。
監督は「半落ち」「出口のない海」の佐々部清。主演に新人の長渕文音。共演に柳葉敏郎、奥村知史、森田彩華、小林裕吉ほか。
校長先生役の松方弘樹と、父親役の吹越満が好演。
主人公の2年の問題児の馬の担当になってしばらくしてから、卒業までの約2年間を描いているため、めまぐるしく変わる季節と、その季節ごとのイベントが大きすぎて、ちょっとせわしない。けど、そのイベントが、嬉しい、悲しい、悔しい、それぞれの涙に彩られ、感動せずにはいられない。
また、動物を扱った映画は、感動するのが当然だが、これも例に漏れず激しく感動してしまう。乗せられると言った方が正しいかもしれないほどお約束の展開だけど、泣けるのだ。もうぼろぼろ。
★★★★☆
13/ TOHOプレックス二条 僕らのミライへ逆回転
3591 BEKIND REWIND
マンスリーパスで鑑賞(4本目)。
「エターナルサンシャイン」「TOKYO!」のミッシェル・ゴンドリーの長編。
主演に、ジャック・ブラック、モス・デフ、メロニー・ディアス。共演にダニー・グローバー、ミア・ファーロー。カメオでシガーニー・ウィバーも出てたり。
昔見た「レポマン」のような、チープな特撮に、アイデア勝負の脚本が懐かしくもあり、愛すべき映画って感じですごくいい。
前半は、ジャック・ブラックの本領発揮で、スラップスティックコメディに仕上がっているが、後半は意に反して感動しまくれるのだ。
映画ヲタ必見です。
★★★★☆
13/ MOVIX京都 ゲット スマート
3590 GET SMART
コメディを中心に撮り続けているピーター・シーガル監督作品。
今、乗り乗りのスティブ・カレル満載のスパイコメディ。
昔からスパイコメディってよくあるけど、これって真面目すぎると面白いって、表裏一体を具現化しているからかしら、と思ったり。
とにかく、原作はメル・ブルックスのTVシリーズ「それ行けスマート」らしい。原作をよく知らないのだ。
共演の、アン・ハサウェイ、ドウェイン・ジョンソン、アラン・アーキンがすごく面白い。脇をテレンス・スタンプ、ジェームズ・カーンなど名優を揃えているのもいい。
下ネタもマイノリティネタも少ないので、珍しく日本人受けするタイプのコメディ作品である。
主題歌(マドンナ「フォー・ミニッツ」)の無料ダウンロードiTunesカード
★★★★
11/ TOHOプレックス二条 私がクマにキレた理由
3589 THE NANNY DIARIES
マンスリーパスで鑑賞(3本目)。
シャリ・スプリンガー・バーマン&ロバート・プルチーニ共同脚本監督作品。
スカーレット・ヨハンソン主演、ローラ・リニー、クリス・エヴァンス、ポール・ジアマッティ、ドナ・マーフィと脇もしっかりの布陣。
予告を観ると、いかにも女性向きの普通の映画ぽいと思われるけど、メリーポピンズばりに傘で飛んでみたり、ビデオの人間がそのまま出てきたりとイメージシーンがふんだんに使われ、ファンタジー色を強くしている。そのため所謂ブルジョアのブルーカラーに対するイジメ的なシーンを緩和してるように感じた。
主人公の優柔不断な性格が災いした展開は、ありがちで新鮮味がないけどスカーレット・ヨハンソンのコメディエンヌ振りはうれしい。
★★★
10/ なんばパークスシネマ 最後の初恋
3588 Nights in Rodanthe
レイトショー価格で鑑賞。
「きみに読む物語」「メッセージ・イン・ア・ボトル」のニコラス・スパークス原作小説を、ジョージ・C・ウルフが映画化。
リチャード・ギア、ダイアン・レインという2人の好きな俳優共演で楽しみにしてたけど、なんか全体のシチュエーションが無理やり感満載でついていけない。感動を無理やり引き出そうしてる感じがハーレクイーンロマンス?
ダイアン・レインの号泣は動かされるけど、娘役の女優がブサイク過ぎて・・・。
★★☆
5/ なんばTOHOプレックス 容疑者Xの献身
3587
マンスリーパスで鑑賞(2本目)。
東野圭吾原作小説のTVシリーズ化から、映画化。この秋はTVSPも放映されるという一種のブーム化。
主演と主題歌に福山雅治。共演に柴咲コウ、堤真一、松雪泰子、北村一輝ほか。
映画らしいゴージャスな展開。雪山に登ったりしてるし。
原作に出来るだけ忠実に作ろうという考え方から出来た脚本らしく、さすがの見所満載といったところ。TVシリーズの脇役も要所要所に顔出ししてたりと、ぬかりない。
どんでん返しもよく出来ている。
★★★★☆
5/ 敷島シネポップ ヨコヅナ・マドンナ
3586
久々の韓国映画。
イ・ヘヨン&イ・ヘジュンの共同監督作品。
性同一性障害のぽっちゃり主人公が、性転換したいために日雇い労働して貯金してたら、ダメ親父のケンカの示談金に使うことになってパァに。そこで知ったシルムの奨学金で自分を変えようと、全く女性らしくないシルムに挑むことに。
とにかく泣き笑い。まぁ、こういう題材の作品は、泣くばかりでも笑うばかりでもバカにしてるように思えるので、こういう手法しかないのか知れないけど。
2人の監督が脚本も担当してるので細かい青春の哀しみをうまく描いている秀作。
日本語の先生で、草なぎ剛が出てるのにはびっくり。それも良い役です。
ポストカード
★★★★☆
4/ TOHOプレックス二条 イントゥ・ザ・ワイルド
3585 Into The Wild
ショーン・ペン監督作品。
1992年アラスカで、クリス・マッカンドレスの遺体が見つかり、その彼の足跡をジョン・クラワカーが取材によって小説化した作品。
主演のエミール・ハーシュは「スピード・レーサー」で主演してた彼。もう、全く面影のない演技ですばらしい。18kgの減量がすごい。
一流の両親から生まれ、一流の教育を言われるままに受け、終了したとたん自分探しとも言うべき、必要以上の文明を受けずに生きるためにアラスカまで徒歩で、ヒッチで、カヌーで移動する。最終地点になってしまったアラスカの荒野で100日の生活でのサバイバルは壮絶で、感動すら覚える。
旅の途中で出会う人々の素晴らしいことが花になって、それは良い旅だったのだと思える。
ポストカード
★★★★☆
4/ TOHOプレックス二条 劇場版さらば電王
ファイナル・カウントダウン
3584
マンスリーパスで鑑賞(1本目)。
3度目の劇場版。ここまで人気があると頭の下がる思いです。
今回は良太郎が乗っ取られたり、良太郎の孫が出てきたり、江戸時代に戻ったりと、実はすごい重圧感のある展開なんだけど、主演が敵である江戸時代のカップル(松村雄基と神田沙也加)で、元々の主役陣が脇に回ると言う続編によくある悪い例に則っているので、面白くない。
主役イマジン6体に、7人の仮面ライダーと、燃える要素満載で、要所要所で盛り上がるがやっぱ残念な出来。
同時上映のフラッシュアニメはクズ同然。
入場特典:マグネットシート(ウラタロス)
★★★☆

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