monthlymovielog

毎月のベストテンとmovielogを統合しました。
ここでは観た作品すべての感想を書いてゆこうかと…

観た日/劇場 作品名(リンク先は公式サイト)
原題(英題)
感想(ネタバレは反転させています)
前売り(その他)特典(リンク先はs-thingブログでの紹介記事)
点数(通常★5つが最高。☆は半分)

2008年9月


28/ なんばTOHOプレックス アイアンマン
3583 IRON MAN
俳優でもあるジョン・ファブロー監督作品。以前に「デアデビル」も出演監督している。
主演に名優ロバート・ダウニーJr.、グィネス・パルトロウ。共演に、テレンス・ハワード、ジェフ・ブリッジスほか。
最近のセオリー通りの結果の後に過程を見せるすばやい展開、特撮満載の開発、戦闘シーン、今までにない個性的な主人公近辺の環境と、しっかり今までのアメコミ映画と差が出ていて面白い。
しかし、マニアックな台詞に設定が多いため、アメコミ自体に興味のない人は厳しいかも、とも思う。
とにかくマーヴルプロダクション「アヴェンジャー」プロジェクト第2弾と言ったところ。
鉄壁GOLD CARD スキミング対策カード
★★★★★
27/ TOHOプレックス二条 イキガミ
3582
ポイントで鑑賞。
間瀬元朗の同名コミックを、瀧本智行が実写化。松田翔太主演。
タイトルのイキガミと呼ばれる国家繁栄維持法である、理不尽な若者を間引きする政府のシステムに翻弄される人々を描いている。
イキガミ=アカガミと言うイメージから来てるのかもしれないけど、あまりに状況が違うし、理不尽だし、同調できない。
またドラマのクライマックスである「死」が大前提にあるから、死ぬことにカタルシスを一切感じないのも失敗。
★★☆
26/ TOHOプレックス二条 アキレスと亀
3581
北野武監督作品。
北野武、樋口可南子、柳憂怜、麻生久美子主演。
「TAKESHI'S」「監督、バンザイ」に続く3部作である今作は、芸人、映画人と続いて芸術家(絵描き)としての自分を描いている。
前2作と比べ、より普通の映画らしい展開になっているのはいい。それでも微妙な脚本と、マニアックな設定は一般的ではないかとは思う。
★★★☆
20/ MOVIX京都 おろち
3580
ポイントで鑑賞。
楳図かずお原作の同名コミックをベースに、「リング0」等のホラー映画をよく撮ってる鶴田法男が映像化。
谷村美月、木村佳乃、中越典子主演のサスペンスホラー。
おろちと名乗る少女が興味の沸いた人間に近づき観察するという体で進む。
ストーリー自体は、1970年以前の原作もあり、多少古臭いがクライマックスのどんでん返しはよく出来ている。
全く怖くないのがちょっと残念。
★★★☆
20/ MOVIX京都 次郎長三国志
大馬鹿者でござんす。
3579
「寝ずの番」のマキノ雅彦監督2作目。
中井貴一、鈴木京香ほか超豪華キャスト。
原作であるマキノ雅弘の「次郎長三国志」シリーズのリメイク。
原作が1960年代というのもあるのか、展開に唐突さが多いが、勢いと泣き笑い度はさすがなところ。
森の石松役の温水洋一、木村佳乃、怪演竹内力がすばらしい。
手ぬぐい
★★★★☆
19/ 京都シネマ リボルバー
3578 REVOLVER
ベッソン製作、ガイ・リッチー監督、ジェイソン・ステイサム主演、レイ・リオッタ、アンドレ・ベンジャミン共演。
トリッキーなカメラワークと、トゥーン・レンダーも使った実験映画のようなクライムアクション。
それだけ。
ポストカード
★★★
16/ なんばパークスシネマ 幸せの1ページ
3577 NIM'S ISLAND
ジェニファー・フラケット&マーク・レヴィン共同監督。
ジョデー・フォスター、ジェラルド・バトラー、アビゲイル・ブレスリン主演。
ヒッキーの冒険小説家が、ひょんな事から孤島に生きる父娘の元に向かうと言うアドベンチャー。
けど、その父娘か、小説家か、どっちを主眼にしているのか分からない創り方で散漫。その上、こらからという所で終わるので、まるでプロローグだけを見せられたような気分。
唯一の救いは、アビゲイルの友達のアゴヒゲトカゲのフレッドのかわいさだけ。
幸せのトラベルスリッパ
★★☆
16/ なんばTOHOプレックス パコと魔法の絵本
3576
ポイントで鑑賞。
「下妻物語」「嫌われ松子の一生」の中島哲也監督作品。同名原作の舞台の映画化。
出演者に、役所広司、アヤカ・ウィルソン、妻夫木聡、土屋アンナ、阿部サダヲ、加瀬亮、小池栄子、劇団ひとり、山内圭哉、国村隼、上川隆也、主題歌の木村カエラも出演している。他に、細かいカメオ(ペー&パー他)が多数。
寅さんシリーズとかにも共通する日本人の好きな「泣き笑い」全開。もう、止まらない。両隣の女性2人組は泣き通しww
いや、それが普通だ。それくらい清く泣けるのだ。
こんなにセオリー通りの展開の、革新的映像美の映画はない。
★★★★★
15/ TOHOプレックス二条 シャカリキ!
3575
ポイントで鑑賞。
曽田正人の同名原作コミックを、大野伸介が実写化。
D-BOYS」という若手男優集団から起用、遠藤雄弥(「のだめカンタービレ」)、中村優一(「電王」)、鈴木裕樹(「ゲキレンジャー」)、カメオに城田優(「ROOKIES」)、荒木宏文(「ゲキレンジャー」)、瀬戸康史(「キバ」)という特撮祭wの出演陣。
原作の台詞のクサイところを、そのまま台詞にしているため、たまに観ていてズッコケルけど、クライマックスのどんでん返しは感動してしまったw
★★★★
15/ TOHOプレックス二条 ウォンテッド
3574 WANTED
「ナイトウォッチ」シリーズの監督、ティムール・ベクマンベトフがハリウッドに来て撮った、容赦ないスーパーガンアクションムービー。
原作は、TOPCOWの同名コミック。大手メーカー(DC、マーヴル、ダークホース)ではないのでそういう雰囲気が見えないけど、映像を見るとコミックらしい展開。
主演に、ジェームズ・マカヴォイ、アンジェリーナ・ジョリー、モーガン・フリーマン。「ナイトウォッチ」シリーズの主演、コンスタンチン・ハベンスキーも重要な役どころで登場するのもいい。
原作がそうなのか、冒頭からクライマックスまでノンストップで弾丸が飛び交う。シンプルな背景が物足りないけど、そうでないとこの監督を起用した意味がないかとも思える。
とにかく特殊映像のオンパレードで、観ていて楽しい楽しい。
金属製リング(指輪)
★★★★☆
14/ 敷島シネポップ デイ・オブ・ザ・デッド
3573 DAY OF THE DEAD
TOHO(10と4)の日で1000円で鑑賞。
ジョージ・A・ロメロの同名ホラー(邦題は「死霊のえじき」)を「13金2」のスティーブ・マイナー監督がリメイク。リメイクと言うより、リ・クリエイトと言った方がいいほど全く違うシチュエーションに仕上げている。
その脚本に、「ファイナル・ディスティネーション」のジェフリー・レディック。
主演に、ニーナ・スヴァーリ。共演に、ヴィング・レイムス、ニック・キャノンほか、意外と豪華な布陣。
とにかく、前作のリメイク「ドーン・オブ・ザ・デッド」、「28日後・・・」と共通の、ゾンビがダッシュしてくるのだ。その上、本能に支配されたから、パワーが半端なく天井まで這ってくるのだ。もう笑うしかないのだww
その「パワーリビングデッド(PLD)」(勝手に命名)の勢いが面白すぎて楽しいw
ホラー要素は少ないけどこのアプローチもありかな。
★★★★
12/ MOVIX京都 TOKYO!
3572
レイトショーで鑑賞。
アメリカからミシェル・ゴンドリー(「エターナル・サンシャイン」)、フランスからレオス・カラックス(「ポンヌフの恋人」)、韓国からポン・ジュノ(「グエムル」)の新鋭監督による「東京」を舞台にしたオムニバスムービー。
各30分ちょっとという時間の、東京23区内を舞台に個性的な脚本で、個性的な演出の作品に仕上がっている。
それぞれの作品は、監督の個性が強烈に表現された内容になっていて、これが各監督得意の時間(2時間)で完成されると、だれてしまうだろうと思える。それが、30分強と言う時間に制約されたおかげで、見事に面白い作品に仕上がっている。
出演者も素晴らしく、主演に藤谷文子、加瀬亮、ドゥニ・ラヴァン石橋蓮司、香川照之、蒼井優。共演に伊藤歩、妻夫木聡、嶋田久作、竹中直人ほか。
昔観たミニ・シアターで掛かるアート系のような甘酸っぱい色を感じる名作です。
★★★★★
7/ なんばパークスシネマ グーグーだって猫である
3571
犬童一心監督作品。小泉今日子、上野樹里、加瀬亮共演。
原作は、大島弓子の同名コミック。その「コミック」という枷に翻弄されてしまった感のある脚本で、わざわざ実写にした事の意味が少し薄れてしまった気がする。楳図かずおをカメオで登場させるだけでなく、コミックからの引用を多様するのはいただけない。
ゆったりとした原作通り、ゆったりとした流れの邦画でも良かったのではないかと思う。
登場するにゃんこの中では、グーグーよりサバの方がかわいいと思ったりww
グーグー原寸大カード
★★★
7/ 御堂会館 おくりびと
3570
試写会状 試写会で鑑賞。
滝田洋二郎監督作品。本木雅弘、広末涼子、山崎努、余貴美子、笹野高史、吉行和子ほか。
スタイルは、伊丹十三の描く作品や、「ファンシイダンス」「シコふんじゃった」のようなハウツーモノと同じジャンル。
納棺師は、ご遺体を棺に紳士的(人間的)に納める仕事を専門とする。ひょんなことからプロのチェリストからその納棺師になった一人の若者の悲喜交々を泣き笑いで描いている。
自分の体験と照らし合わせて考えてしまうと、もうぼろぼろ。
すばらしい情感と、展開が趣あっていい。
★★★★★
6/ MOVIX京都 ハンコック
3569 HANCOCK
「コラテラル」「スモークン・エース」には俳優として出演してるピーター・バーグ監督作品。
主演のウィル・スミスは、絶品の演技ですばらしい。共演のシャーリーズ・セロン、ジェイソン・ベイトマンも存在感あり。
単なるバカスーパーヒーローモノかと思いきや、主人公の生い立ちをしっかり描くことで一線を引いた内容に成功している。
しかし、全編ド派手な特撮シーン満載で、見所ばかりなのはハリウッド映画らしくていい。
主人公の無鉄砲な行動に裏付けする、本来の寂しがりやな性格や、本能のままに行動することで本来の自分を見つけ出したりと、アメコミでない事の弱みを分かり易く設定している。
後半のシャーリーズ・セロン
のスーパーウーマン振りの展開にびっくりしながらも、そういう種族としての関係をうまく描いている。
<Too Much Power>ハンドグリップ
★★★★★
6/ MOVIX京都 劇場版
天元突破グレンラガン
紅蓮編
3568
ガイナックスのエヴァに続くマルチに展開してる作品の劇場版。
脚本の中島かずきの色が多分に出すぎで、劇団新感線の頃から違和感あったケレンミのある見得を切る台詞がすべてクサく感じる。
シーン(時代)ごとにアイキャッチを入れるのもTVに引きずられてるとしか思えないし、映画らしいパワーを感じるのはクライマックスのみ。
そのクライマックスは、すごくいい。それと、チチ揺れヨーコがすごくいい。
大グレン団応援画集
★★★☆
5/ TOHOプレックス二条 20世紀少年
3567
レイトショーで鑑賞。
浦沢直樹原作コミックを堤幸彦が実写映画化。
コミックそっくりの豪華俳優陣に、原作そのまんまの展開。
とにかくよくここまでリアルに再現できたな〜と言う感じ。その上、コミックと違い展開が速いので分かり易い。
カンナ役の畠山彩奈が爆裂にかわいくていとおしい。
全3部作の第1部で、一番勢いのあるストーリーだからいいけど、これからはどんどん尻すぼみになっていくんだけど・・・大丈夫か?
第2章は2009年1月31日、さて・・・。
★★★★☆

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