monthlymovielog

毎月のベストテンとmovielogを統合しました。
ここでは観た作品すべての感想を書いてゆこうかと…

観た日/劇場 作品名(リンク先は公式サイト)
原題(英題)
感想(ネタバレは反転させています)
前売り(その他)特典(リンク先はs-thingブログでの紹介記事)
点数(通常★5つが最高。☆は半分)

2008年8月


31/ MOVIX京都 スター・ウォーズ/クローン・ウォーズ
吹き替え版
3566 STAR WARS/THE CLONE WARS
今週で終わる上に、朝1回になったので見れる機会は今日だけで、無理してw早起きして行く。
吹き替えは、字幕を気にしなくていいので画面に集中出来ていい。その上、スターウォーズシリーズは、ヘタな役者を使わず、ちゃんとした声優が演じているのである意味安心。
オープニングのプロローグでグリーバスが顔出ししてるのを発見w
Ep1〜Ep6までのこだわり(マニアック)のシーンをわざわざ使って展開する演出は、オマージュでもあり、既存のファンに対するサービスとも取れるけど、正直それが足かせになって、単なるお子様向けのくだらない出来になってしまっている。お子様向けでもくだらなくない作品にして欲しかった。
Tシャツ他購入
★★★☆
30/ なんばパークスシネマ 劇場版仮面ライダーキバ
魔界城の王
3565 炎神戦隊ゴーオンジャー
BUNBUN!BANBAN!劇場BANG!!
「キバ」は田崎竜太監督作品。「ゴーオンジャー」は竹本昇監督作品。
「ゴーオンジャー」は相変わらずの飛ばしすぎで、TVレヴェルの内容。出演者全員癲癇起してるのか思うほどのテンションで観ていて疲れる。
「キバ」も同じような感じで、TVでいいやん的な感じだったのが、後半平成ライダーのお家芸タイムトラベルで、親子再会からが田崎らしい感動の展開。
敵役のサスカッチライダーはイマイチのデザインだけど、ホリケン演じる魔王ライダーはデザインもCGもよく出来ている。
「電王」の4イマジンの声優が、カメオでそこら中に出てるのがすごい。ここまで勢いあるのか、電王は。
ちなみに本編終了後、またSD電王の短編が上映されたので、ある意味3本立て。
キバってGO!!(プルバックフィギュア)
★★★
29/ 京都シネマ 闇の子供たち
3564
阪本順治監督作品。
江口洋介、宮崎あおい主演、妻夫木聡、プラパドン・スワンバン、プライマー・ラッチャタ共演の、タイを舞台に違法臓器売買、幼児売春を深くえぐった名作。
買う側の大国日本、売る側の貧困のタイ。理不尽を許せないNGO、理不尽を分かった上で戦っている記者、直接感じながら出来ることをしているタイ現地ボランティア。錯綜する感情。人一人ではどうしようもない世界の動き。
重圧過ぎて涙も出ない。その上、主人公のトラウマの理由がクライマックスの錯乱になり、エピローグの驚愕の事実があまりの恐ろしい。
ポストカード
★★★★☆
24/ MOVIX京都 ゲゲゲの鬼太郎
千年呪い歌
3563
前作に引き続き本木克英監督作品。
主演陣も前作と全く一緒。ゲストで、緒形拳、寺島しのぶ、上地雄輔、中川翔子、佐野史郎、ソ・ジブンほか。
豪華な俳優陣のわりに脚本がしょっぱいせいでTVSPにしか見えない。何処に主眼を置いているのかも分かりにくい。
唯一、ガシャドクロがリアルサイズで動いたのは感動。
目玉おやじケータイストラップ
★★★
23/ TOHOプレックス二条 デトロイト・メタル・シティ
3562
それも舞台挨拶付きでネット限定だったため、久々の当日券鑑賞。
李闘士男監督作品。松山ケンイチ、加藤ローサ主演。松雪泰子、細田よしひこ、秋山竜次共演。カメオでジーン・シモンズが登場するのも見もの。
主人公の2重人格のような苦悩と人としての成長を描いている。と、書くと素晴らしい青春モノのようだけど、原作がコメディだけあってご都合的展開満開でちょっと辛くなるw
しかし、挫折の際の帰省してからは感動的な展開が続いていい感じ。
主演の松山ケンイチと監督の李闘士男の舞台挨拶
2日で14箇所を周る強行の「全国DMC<ド・エム・キャンペーン>08」の一環で京都では15:00の回の終わりに開催されました。
朝7時から始まったツアーにも関わらず元気な2人は、簡単な挨拶の後、観客からの質問コーナーになりました。
松山ケンイチさん宛て 敵役のジーン・シモンズさんの印象は? 相手は英語なのでまともに会話してない。
握手した時、確実に握りつぶそうとしてきた(w)ので握り返したww
デスボイスを出すのは大変だった? 普段着での発声は喉を痛めそうになるけど、クラウザーさまの衣装とメイクでするとすんなり出るとのこと。
監督が、後半はクラウザーさまが憑依したようだと語ってた。
根岸とクラウザーどっちよりの性格? どちらでもある。
李闘士男さん宛て 映画監督になるには? 方法はいくらでもあるのでがんばってください。
大学時代のクラブハウスでのやかんなめ根岸のシーンの意図は? 冬をイメージさせる(時間の経過)ように考えた程度w
なぜロバート秋山を起用? 彼の役の位置は出すぎず、目立たなさ過ぎずというもので、それをうまく表現してくれると感じ、事実そうだったので。
そのあと、ブログ用の全員写真と、CMに使うのか動画を撮って終了。
6箇所目での開催だったので「メ」の幕を持った2人と、一緒に「メーッ!」って叫びましたよwwTVに出れるかなwww
舞台挨拶&サイト用撮影会
★★★☆
23/ TOHOプレックス二条 ベガスの恋に勝つルール
3561 What Happens in Vegas
トム・ヴォーン監督、キャメロン・ディアス、アシュトン・カッチャー主演の正統派ラブコメディ。
見事なほどの正統派。
導入がちょっと無理やりすぎるけど、この勢いはすごく好き。
脚本の細やかさは、男の立場でも女の立場でも共感できるところが多くて納得。
主演の2人のパワーもすごいけど、共演のロブ・コードリー、レイク・ベルも負けないくらいパワフルwクイーン・ラティファがカメオで出てるのもいい。
サントラに使われている曲もフラッシュダンスなど懐かしくていい感じ。
ベガスの恋に勝つリング
★★★★★
22/ TOHOプレックス二条 ハムナプトラ3
呪われた皇帝の秘宝
3560 THE MUMMY
TOMB OF THE DRAGON EMPEROR
ブレッド・ラトナーからロブ・コーエン監督にバトンタッチ。
主演のブレンダン・フレイザーと兄貴役のジョン・ハナ以外新装のキャストで、特に嫁役のレイチェル・ワイズからマリア・ベロになったのは大失敗。息子役のルーク・フォードもブレンダンの息子と言うより、兄弟か見間違えると父親wにも見えかねない貫禄はどうかと。
今回の敵役ジェット・リーは炸裂に素晴らしい演技で、主人公の味方になるミシェル・ヨーとの直接対決には感動しまくり。
ただ、ジェット・リーが復活して様々なクリーチャーに変身するのだが、あまりに安いCGで、ダメダメ感爆裂で一気にダウナー。
メインキャラクターの浮ついた性格や、どうしようもないハリウッド映画的脚本は許せるのだが、綻びの多い映画になってしまってるのが残念。
パワーストーンブレスレッド
★★★☆
17/ TOHOプレックスなんば スター・ウォーズ
クローン・ウォーズ
3559 STAR WARS
THE CLONE WARS
デイブ・フィローニ監督作品。
声優に本編から、サミュエル・L・ジャクソン、アンソニ・ダニエルズ、クリストファー・リーが続投。
で、内容は・・・あれ?これは、一体・・・。
ストーリーはEP2と3の間、TVアニメ「クローン大戦」の後の話。そのせいか正直、単調な展開とがんじがらめの設定のせいでか、無理利かないといった風で当たり障りのないモノに仕上がってしまっている。
メカもキャラも新たなものも多いけど、全6作の設定を最大限生かした展開はさすがと言う感じ。
もっとギャラクシーワイドな絵が観たかった・・・。
あれ?グリーバス出てないよ??
DVD付き4枚セット前売り
★★★
16/ 京都シネマ たみおのしあわせ
3558
岩松了監督脚本カメオ作品。
オダジョー、麻生久美子、原田芳雄主演。大竹しのぶ、小林薫共演。
たみおは父一人と暮らす晩熟の青年。そこに何度目かのお見合い相手から結婚の了解を得て、環境が一変し始める。それが彼にとって、彼と父にとって正しい結果なのかどうか、微妙に進んでゆく。
結果、麻生久美子が
ファザコンで結婚はオダジョーの父親原田芳雄狙いだったり、主人公のマザコンと叔父とかの身勝手さに感情の歯止めが利かなくなり、結果暴走。父子2人で手と手を繋いで逃避行wそれはまるで「卒業」のようにww
結婚が本当の幸せか、どうなることが正しいのか、すごい考えさせられた映画でした。
ポストカード
★★★
16/ TOHOプレックス二条 崖の上のポニョ
3557
宮崎駿原作脚本監督作品。
所謂人魚伝説を絵本的に子供向きにアニメ化。それも手描きアニメ化。
分かり易い(省略しまくった)展開が、お子様に補間させるためのように感じ、これはこれでありかと。特にエンドロールの短さは感動に匹敵。ほんとにすごい。
冒頭から魔法的な海の世界の住人と、地上の人間とかの関わりになんの疑問も持たない主人公たち。でないと、そこでいちいち説明して、展開が緩くなってしまうのを防いでいる(と思う)
異形の生きた波や、デボン紀の古代魚、三葉虫にカニ満載wもう、ワクワクするのだ。
声優は相変わらず役者を使っていて、所ジョージ以外は違和感全然ないから、今回はいい感じ。
ポニョの父親(元地上人)と、人魚(海の神?)の母親という位置が、s-thingのベストムービー「スプラッシュ」と同じ位置関係で感慨深い。
ロッピー限定ポニョ水鉄砲
★★★★★
15/ TOHOプレックス二条 近距離恋愛
3556 Made of Honor
レイトショー価格で鑑賞。
ポール・ウェイランド監督作品。パトリック・デンプシー、ミシェル・モナハン。
友情だと思っていた異性に、ほんとうの愛情があると分かった時、すでに相手は婚約結婚寸前という状態で、さてどうする?と言う展開。
コメディタッチで分かり易い脚本がいいけど、結構身につまされる・・・w
★★★☆
10/ MOVIX京都 ダークナイト
3555 THE DARK KNIGHT
続編もクリストファー・ノーラン監督、脚本(前作は共同)、製作(今作のみ)。
主要キャラクターの配役は前作と全く同じで、クリスチャン・ベール、ゲイリー・オールドマン、マイケル・ケイン、モーガン・フリーマン、マギー・ギレンホール。今回の敵役にヒース・レジャーとアーロン・エッカート。1カットだけエディソン・チャンが出演している。
2時間半もの長い上映時間がちょっとだれるけど、2時間半もの間、苦悩し続ける登場人物に、さすがゴッサムシティの狂気を感じる。
前シリーズのトゥーフェイスとは違うシリアスな倒錯者を演じるアーロン・エッカートの演技も素晴らしいが、今回の爆裂演技は非業の死を遂げたヒース・レジャー。存在感だけで人を殺せそうな、そんなパワーをスクリーンから感じる素晴らしい演技。
メカも今回地味かと思ったら、ビークルから分離展開変形してバイク化するバット-ポッドがいい。
プロローグで、スケアクロウも登場とおいしさ大爆発です。
蓄光バットシグナルストラップ
★★★★☆
10/ MOVIX京都 カンフーパンダ
3554 KUNG FU PANDA
ドリームワークスの最新フルCGアニメ。
正直フルCGアニメは食傷気味だったけど、ここまで出来るのかというほどの質感と、量感のレヴェルの高さにまず感心。
声優には、ジャック・ブラック、ダスティン・ホフマン、アンジェリーナ・ジョリー、ルーシー・リュー、ジャッキー・チェン、マイケル・クラーク・ダンカンほか豪華。
「ドラゴン・キングダム」と比べてアクションが結構適当なのが残念。
去年末からのフルCGアニメの3D化に沿った躍動感のあるカメラワークなので早く3D上映できる映画館を増やして欲しい。
パンダ肉球携帯クリーナー
★★★★☆
9/ MOVIX京都 テネイシャスD
運命のピックをさがせ!
3553 Tenacious D
in the pick of Destiny
リアム・リンチ監督脚本作品。
主演にジャック・ブラック、カイル・ガス。カメオでベン・スティーラー、ティム・ロビンスと以外に豪華w
冒頭から「Dick」と「Balls」の連呼で、そこに面白味を見出そうとする姿勢がイマイチ。
それにジャック・ブラックはデブでもイヤミないけど、カイル・ガスは見ているだけでイライラする性格のデブで、こうなると容姿も合わさって全く共感できない存在になってしまった。
前半の自分の実力で栄光を掴もうとする姿勢から、後半悪魔ネタになってちょっとやりすぎでついていけなくなったのが、残念。
ピック付きポストカード
★★☆
9/ MOVIX京都 俺たちダンクシューター
3552 SEMI-PRO
ポイントで鑑賞。
ケント・オルターマン初監督作品。ウィル・フェレル、ウディ・ハレルソン主演のスポーツコメディ。
アメリカのバスケットボールのマイナーリーグABAがメジャーリーグNBAに吸収されることになったのだが、上位4チームのみの吸収ということで、最下位チームフリント・トロピックスの奮闘を描いている。
破天荒なチームアピールに、ファン感謝イベント、そんなエンタテインメイントなABAは、ある程度実在したことらしく、コメディと言ってもライトに仕上がっているためしっかり面白い。
下ネタも少なく、主なお笑いシーンはウィル・フェレルの独壇場と言ったところ。日本で言うと誰になるのかなぁ、とんねるずの石橋貴さんかな?
70年代と時代のヒットメドレーと、その時代の風俗も懐かしく楽しめる。
★★★★
8/ なんばパークスシネマ ギララの逆襲
洞爺湖サミット危機一髪
3551
レイトショー価格で鑑賞。
低予算映画を製作する、まるで日本のロジャー・コーマンのような河崎実監督作品。「コアラ課長」「日本以外全部沈没」と話題作は多いが、今までで観たのは「いかレスラー」のみ。
松竹が東宝大映日活に対抗して1967年に作った怪獣映画「宇宙大怪獣ギララ」を復活させ、監督らしいナンセンスギャグ満載の、実は真面目な怪獣映画に仕上がっている。
その何が真面目かと言うと、今までの怪獣映画の珍シーンをトレースしたり、名曲(ウルトラシリーズからゴジラまで多種多様)を「風」にアレンジし名シーンに当て込んでたりと、ほんとに映画に怪獣が好きなんだと分かるから。
脚本も特撮もしょぼしょぼだけど、見ていて楽しい、そんな映画。
★★☆
8/ なんばパークスシネマ ドラゴン・キングダム
3550 THE FORBIDDEN KINGDOM
製作総指揮、アクション監督にユエン・ウーピン、監督にロブ・ミンコフ、主演にジャッキー・チェンとジェット・リーがそれぞれ2役を演じている。
分かり易い展開の普通の映画と言ってしまえばそれまでwだけど、ジャッキーとジェットの演舞がすばらしい。
それぞれが、色々な拳法を使ってお互いに対抗して決着が着かないと言ったシーン。まるで見本市ののような分かり易い形の連続で、見ていて楽しい。
CGと操演が多すぎる気もするけど、今のエンタテインメイントはこうでないといけないのかもしれない。
オリジナルチェンジング携帯クリーナー
★★★☆
4/ MOVIX京都 スカイ・クロラ
3549
押井守監督最新作。森博嗣同名小説が原作。
某国の企業戦とも言うべき果てしなく続く攻防を、キルドレというある一定期間から成長しなくなる若者の主眼で淡々と描いていく。
レシプロ機の飛行する空中シーンは3DCGで、地上での人物の描写はセルアニメで表現され、初めは違和感があるものの、すぐに慣れて空中戦のゴージャスさに目を奪われっぱなしになる。
唯一いやなことが、相変わらず押井の飼い犬が出ていることくらいか。
独特の形状の戦闘機、言葉では表現しない感情を微妙な動きで見せたりと、いかにも押井ワールドだけど、久々のエンタテインメントが光る傑作です。
散香デフォルメフィギュアストラップ
★★★★☆
4/ TOHOプレックス二条 インクレディブル・ハルク
3548 THE INCREDIBLE HULK
マーヴルスタジオの初上映作品。
前作のアン・リー作品はなかったことになっての作品らしいですが、前作も好きなんですけどね。
今作は、前作の精神論的な作品から、アクション満載に転向するために「トランスポーター」「ダニー・ザ・ドッグ」のルイ・レテリエ監督に変更。
主演もハードなブルース・バナーから、知的なエドワード・ノートンに変更。けど、製作側との思惑と違い、監督と主演は3時間近いドラマチックな内容を作ったそうでw公開前にもめたようです。
で、内容ですが、もうびっくりの出来です。こんなにすごいとは。
冒頭からすごい勢いで展開していきます。
カメオで
ヒクソン・グレイシーに、いつものスタン・リーに、TVシリーズ主演のルー・フェリグノ、エピローグでトニー・スターク役でロバート・ダウニーJr.と見ていて飽きない。
その上敵役にティム・ロス、ウィリアム・ハート。ヒロインにリヴ・タイラーと豪華。
ハルクのパンツがなんで破けてフルチンにならないかとかのある意味トリビア的なエピソードもそこここに盛り込まれマニアも納得のはず。
クライマックスのアボミネーション(嫌悪するもの)戦での戦いで繰り出す攻撃が、某アクションゲームの同キャラクターのものと寸分変わらないのだ。もうすばらしいのだ。その上、「ハルク・スマッシュ!!」の決め台詞もある意味感涙モノなのだ。
ついにマーヴルユニバースの開幕である。
ポストカード
★★★★★
1/ 京都シネマ イースタン・プロミス
3547 Eastern Promises
映画の日価格で鑑賞。
デヴッド・クローネンバーグ×ヴィゴ・モーテンセンの2作目。共演にネィオミ・ワッツ、ヴァンサン・カッセル、アーミン=ミューラー・スタールと、国際色豊か。
イギリスを舞台にロシアンマフィアの静かで激しい裏社会をクローネンバーグらしく微妙にずれた視点で描いている。
ヴィゴの体当たり演技が最高!!
★★★★★

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