monthlymovielog

毎月のベストテンとmovielogを統合しました。
ここでは観た作品すべての感想を書いてゆこうかと…

観た日/劇場 作品名(リンク先は公式サイト)
原題(英題)
感想(ネタバレは反転させています)
前売り(その他)特典(リンク先はs-thingブログでの紹介記事)
点数(通常★5つが最高。☆は半分)

2008年6月


29/ なんばパークスシネマ インディ・ジョーンズ
クリスタルスカルの王宮
吹き替え版
3535 INDIANA JONES
and the
KINGDOM OF THE CRYSTAL SKULL
2度目のインディは、吹き替え版で鑑賞。
インディ第一声で、違和感ありまくったけど、すぐに気にならなくなったり。
2回目は、本筋とは別に重箱の隅をつついてみた。
ルーカスが言ってたSWネタの一つ、最後の神殿の壁画に描かれたR2-D2は、やはり分からなかった・・・。ルーカス本人も分かりにくいと言ってるしwもう一つは、字幕版から分かった「いやな予感がする・・・」というSW全作で絶対誰かが言う台詞。
やっぱアクションのセオリー通り、主人公がスタンバイするまで敵は待ってくれるんだよね。そこも面白い。
勢いのCGと、迫力の実写。特撮に必要なのは適材適所ということか。
タイトルからのリンクは、インディ公式情報ブログ。
コレクターズ・ブック
★★★★★
28/ TOHOプレックス二条 告発のとき
3534 IN THE VALLEY OF ELAH
ポイントで鑑賞。
「クラッシュ」のポール・ハギス監督作品。
トミー・リー・ジョーンズ、シャーリーズ・セロン、スーザン・サランドン主演。
実話を基にした、イラクに派遣された兵士の帰国後の殺人事件を巡る衝撃の事実。
相変わらず脚本がすごい。
イラクでの体験が人格を破壊し、そのままの状態で平常の生活に戻れと言う方がおかしい、そういうメッセージのクライマックス。
★★★★☆
27/ TOHOプレックス二条 奇跡のシンフォニー
3533 August Rush
レイトショー価格で鑑賞。
天才子役のフレディ・ハイモア主演の音楽の天才の話。
監督は、ジム・シェリダンの娘カーティス・シェリダン。
駆け出しのロックスターと、新進のチェロ奏者が偶然出逢って恋に落ち、チェロ奏者は妊娠。それをよく思わない親父が生まれた息子を勝手に施設に送ってしまう。
そこから11年後、両親の音楽の才能を受け継いだ少年は、音楽が両親と繋がるものと信じてNYを転々としていく。
すれ違い、天才に固執する浮浪者、好意的な音楽学校と、まるで現代の母を訪ねて三千里的な展開。
オープニングからエンディングまでしめし合わせたような展開が、拍子抜けするひとも多いと思うけど、それを期待してたから全然OKでした。
★★★★☆
21/ TOHOプレックス二条 山のあなた
徳市の恋
3532
通常料金が1000円なのでそのままで。つか、この値段で割引は効かないしw
「鮫肌男と桃尻女」「茶の味」の石井克人監督作品。
原作は、1938年に発表された清水宏監督作品「按摩と女」。それを監督は「カヴァー」化。
台詞はほぼ原作のままのため、言い回しが古臭く面白い。カメラワークも、原作をベースにしてよりエンタテインメントに仕上げている。
主演の草なぎ剛も、加瀬亮もみんないい味出してる。
昭和の湯治の風俗が見えて興味深いです。
★★★★
20/ なんばTOHOプレックス ナルニア国物語
第二章カスピアン王子の角笛
3531 THE CHRONICLES OF NARNIA
PRONCE CASPIAN
ディズニーのファンタジーシリーズ第2弾。
時系列的には全7部作の4作目に当たるそう。
前作ですべての情報を提示してるので、今作は軽く設定をおさらいしてw一気に戦闘シーンまくり。
特撮がWETAのパワー全開で見本市状態ですばらしい。とにかく目を見張る出来。
ストーリーは、相変わらずの矛盾もありますが、前作と比べると全然いい出来。
エコバッグ
★★★☆
15/ 京都シネマ JUNO/ジュノ
3530 JUNO
「サンキュー・スモーキング」のジェイソン・ライトマン監督作品。
ストリーッパー出身のデアブロ・コディが今作で脚本賞をオスカー受賞。
主演のジュノ役にエレン・ペイジ。共演に、ジェニファー・ガーナー、ジェイソン・ベイトマン、J.K.シモンズほか。
アメリカの現代の風俗をうまく取り入れ、十代の妊娠、養子縁組をライトに描いている。
エレン・ペイジもすばらしいけど、何より素晴らしいのは脚本。ある意味、コギャル(死語?)的台詞がおかしく、おしゃれ。
アメリカの高校生妊娠とその子供に対する姿勢が日本とは確実に違うところが受け入れられない人もいるとは思うけど。
ケータイストラップ
★★★★★
14/ TOHOプレックス二条 ザ・マジックアワー
3529
TOHOの日価格で鑑賞。
三谷幸喜監督4作目は、何処の町だか、劇中劇だか、分からなくなる相変わらず60年代テイスト満載のコメディ。
主人公の売れない役者が巻き込まれ型で本筋に飲み込まれて、結局主軸になってしまう。
正直、騙されるというシチュエーションは好きじゃないのだ。騙される側からの視点ならまだいいんだけど、騙す側の視点で、騙される人間をあざ笑うように使うのは好きじゃないのだ。
それが、状況は微妙に騙される側に有利になって、結果大団円という展開がいい。
三谷組の出演者がすばらしい。
★★★☆
14/ MOVIX京都 インディ・ジョーンズ
クリスタルスカルの王宮
3528 INDIANA JONES
and the
KINGDOM OF THE CRYSTAL SKULL
レイトショー価格で鑑賞。
ルーカス×スピルバーグ×フォードのゴールデントリオ19年ぶりの復活。
今作は、男の子の夢である
宇宙人ネタ。それもスピルバーグが好きそうな超リアルで愉快な展開。
アクションシーンもしっかり面白く、特撮もCGも効果的に使われているので見ごたえ十分。
1作目のヒロイン、カレン・アレンの再登板によって親密度が増し、今回の新キャラクター、マット・ウィリアムズ(シャイア・ラブーフ)が
インディの息子という設定も燃える。
とにかく一言で言うと荒唐無稽。けど、それがすごいのだ。
シリーズ4作目だが、1作目の「レイーダース/失われた聖櫃」に続く2作目でいいほど出来がいい。
★★★★★
13/ TOHOプレックス二条 ラスベガスをぶっつぶせ
3527 21
レイトショー価格で鑑賞。
実話をベースにした詐欺系映画(こういうジャンルがあるならだけど)。
マサチューセッツ工科大学の学生が、教授とツルんでラスベガスでポーカーのイカサマをするという話。
元々主人公に当たる男は東洋人だそうで、アメリカでは東洋人の役を奪う愚行と言われてたりするけど、そういうのはあまり気にならない。
主演にジム・スタージェス、共演にケヴィン・スペイシーほか。
予告編でもある通りの展開だけかと思ったら、後半復讐劇になって意外にいい脚本だと思った。
★★★☆
8/ なんばパークスシネマ 神様のパズル
3526
角川春樹事務所製作、NAKA雅MURA脚本、三池崇史監督作品。原作は機本伸司の同名小説。
市原隼人、谷村美月主演。
ありがちな設定、双子の主人公、物理学部の学生と、ガテン系が入れ替わり、卒論と飛び級の人工授精で生まれた少女の友情モノ。
前半のドタバタから、中盤の物理学満載の難解な展開に、後半のアクションサスペンス。ちょっと展開に無理があるけど、最近の小説らしいといえばそうなのかも。
∞型の素粒子研究施設がかっちょいい。
ジグソーパズル
パンフレットをポイントで購入
★★★
7/ MOVIX京都 僕の彼女はサイボーグ
3525
「猟奇的な彼女」「僕の彼女を紹介します」のクァク・ジェヨン監督作品。
小出恵介、綾瀬はるか主演。
タイムリープをベースにしたSF恋愛モノ。
美女と3度出会いその仕組みがすべて自分から起したことというのがいかにも「らしい」。
監督が撮りたい絵が、日本の原風景だったりと分かり易い展開だけど、その分かり易さがツボ。
クリアファイル
★★★★
7/ MOVIX京都 築地魚河岸三代目
3524
松竹が「寅さん」「釣りバカ」シリーズに続く作品として取り上げた東京下町を舞台にした人情モノ。
原作ははしもとみつお×鍋島雅治の同名コミック。
86年以来久々のメガホンを取った松原信吾。主演に大沢たかお、田中麗奈。共演に、伊原剛志、森口瑤子、伊藤四郎、柄本明ほか。
もっと色々出てて共演陣が豪華。
とにかく田中麗奈がいい。すごくいい。
ストーリーはありきたりだけど、そのありきたりがいいんだろうね。庶民の世界を描くのがうまい松竹らしい作品ですね。
エコバッグ
初日特典でマルコメの即席味噌汁
★★★☆
6/ MOVIX京都 Mr.ブルックス
完璧なる殺人鬼
3523 Mr.BROOKS
レイトショー価格で鑑賞。
ブルース・A・エバンス(監督脚本)×レイノルド・ギデオン(脚本製作)コンビのサイコサスペンス。
ケヴィン・コストナーことケビヤンに、デミ・ムーア、ウィリアム・ハート主演。共演に「CSI」で活躍のマージ・ヘルゲンバーガーなど。
一人の殺人依存症の連続殺人鬼に焦点を置いて、その家族の関係、それを追う刑事。その刑事に過去捕まって脱獄した猟奇殺人犯と、一般的なサスペンスとは違った切り口で、しかし静かな中に見え隠れする狂気の恐ろしさがじわじわ染み込んでくる。
観る前は「アメリカンサイコ」的なタイプのどちらかというと観念的な描き方の描き方のサスペンスかと思ってたら、派手なアクションシーンはあるわ、血みどろだわで予想以上に満足できた。
こういう反社会的な作品もあるべきなんでしょうね。
★★★★★
1/ ユナイテッドシネマ大津 アフタースクール
3522
映画の日価格(1000円)で鑑賞。
「運命じゃない人」の内田けんじ脚本監督作品。
主演に、大泉洋、佐々木蔵之介、堺雅人。女優に常盤貴子、田畑智子。共演は数えられないほどの名脇役たち。
ヤクザと絡んでる大企業、その大企業に勤める男とその妊婦、その男の幼馴染みの中学教師、その大企業とヤクザ共に関係のある探偵の、ざっくりとしたサスペンス。と思いきや、周到に考えられた脚本で、見事な展開がすばらしいクライマックスを呼ぶ。
文化庁お墨付きはここでか、とか。クライマックスになって思い出す冒頭のしぐさとか。
とにかく必見です。
★★★★☆
1/ ユナイテッドシネマ大津 シューテムアップ
3521 SHOOT'TM UP
映画の日価格(1000円)で鑑賞。
マイケル・デイヴィス脚本監督作品。
クライヴ・オーウェン主演、モニカ・ベルッチ、ポール・ジアマッティ共演のクライムサスペンス。
とにかく撃ちまくる映画。その割りに時間が長く感じる。
冒頭から飛ばすのはいいけど、イマイチ核心の触れ方が緩いせいで意外性が少ない。結構面白い設定だとは思うんだけどね。
だから、とにかくドンパチして終わりにしか見えない、残念な作品。
★★☆

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