monthlymovielog

毎月のベストテンとmovielogを統合しました。
ここでは観た作品すべての感想を書いてゆこうかと…

観た日/劇場 作品名(リンク先は公式サイト)
原題(英題)
感想(ネタバレは反転させています)
前売り(その他)特典(リンク先はs-thingブログでの紹介記事)
点数(通常★5つが最高。☆は半分)

2008年5月


31/ TOHOプレックス二条 幸せになるための27のドレス
3520 27 Dresses
レイトショー価格で鑑賞。
「ステップ・アップ」に続くアン・フレッチャー監督作品。元女優から製作スタッフになって監督。で、この脚本(「プラダを着た悪魔」)を獲得して映像化。すばらしいキャリア。
ハリウッド!!っていう分かり易い素晴らしいサクセスストーリー。姉妹の関係がちょっと気になったりしたけど、それ以外はパーフェクト。
女性向けだけど、この展開は男でも十分燃えると思う。主演のキャサリン・ハイグ(「グレイズ・アナトミー」シリーズ)がかわいく、演技がうまい。共演のジュディ・グリアも要所要所で味がありOK。ジェームズ・マーズデン(「X-MEN」シリーズ「スーパーマン・リターン」)がごく普通の役をやってるのも面白いw
すごいベーシックな作り方だけど、クライマックスとエンドクレジットが凝ってて素敵。
★★★★★
25/ 京都シネマ ハンティング・パーティ
3519 THE HUNTING PARTY
実話を基にしたフィクション。
リチャード・シェパード監督作品、リチャード・ギア、テレンス・ハワードという大好きな2人主演の素晴らしい演技合戦。
ボスニアヘルツェコビナの内紛を追い続けるやり手レポーターとカメラマン。その機動力が素晴らしい結果を生み出しているのだが、ある時暴走してしまいレポーターを降ろされる。しかし「危険」の味を知ってしまった男たちは・・・。
危険と隣り合わせだけど、その危険(スリル)が大好物の男たち。いやある意味本能的には誰でもそうだと思う。そこを軽妙に描いていて面白い。
クライマックスの粋な展開がいい。
ボールペン
★★★★
24/ MOVIX京都 ランボー
最後の戦場
3518 JOHN RAMBO
シルベスタ・スタローン監督、脚本、主演の20年振りの4作目。
ビルマで隠居生活しているランボーに、軍事政権下の村に医療品を届けようとするボランティアグループが道案内を頼んだことで巻き込まれていく。
とにかくそのボランティアグループが、ちょっと前に中東で布教活動していた韓国のグループを模してるようで、目的地に着く前に恐ろしい目に遭っているのに、薬品を運ぶだけではなくクライスト教の布教もしているのだ。言いたくないが世界規模の「KY」だ。で連絡が途絶えたら当然母国は動き出し、どんどん大規模になっていくのだ。はっきり言ってそんなヤツらはどうなってもいいと思うのだ。宗教家も○ねばいいのだ。
映画の特徴は、効果音が爆音で、人が粘土人形のように粉々になっていくのだ。残虐行為もCGでちゃんと表現していて、腕をなたで切り落とされたり、火炎放射器で火達磨になったり、首なんて簡単に吹き飛んでいるwまるで今の映像表現を逆行してるとしか思えないww
これがスタローン節?
バンダナ
★★★
24/ MOVIX京都 最高の人生の見つけ方
3517 The Bucket List
ポイントで鑑賞。
ロブ・ライナー監督作品。ジャック・ニコルソン、モーガン・フリーマン主演の感動のドラマ。
余命宣告された同室の全く違う人生を生きた2人。その2人の人生最後に数々の体験をしてゆく。
ハリウッドらしいドライな末期ガン患者ストーリーをうまくまとめてちょっとしたサプライズも用意するという展開がいい。
観客が熟年層が多いかと思ったら、思った以上に若いカップルも多くて、注目度が高いんだなぁと感じる。
★★★☆
18/ TOHOプレックス二条 ミスト
3516 THE MIST
スティーブン・キング×フランク・ダラボン3度目のコラボ作品。
トーマス・ジェーン(「パニッシャー」)、マーシャ・ゲイ・ハーデン、アンドレ・ブラウアー出演。
キングらしい超B級ホラーをA級の脚本と特撮で仕上げたSF。
アメリカの田舎町で突然起こる深い霧に翻弄される人間を描いている。その霧の正体は?
展開はキング原作の「ドリームキャッチャー」風、元ネタ的には「クローバーフィールド」という感じ?かな。
登場人物がホラー映画のセオリー通りにバカばっかりでイライラする。すべてがマイナスに好転(w)するのでイライラする。特にクライマックスは原作と違いドラマチックらしいのだが、これがまたびっくりするほどイライラする。
ここまでイライラする映画も珍しいw
ミニ懐中電灯
★★★★
18/ TOHOプレックス二条 チャーリー・ウィルソンズ・ウォー
3515 CHARLIE WILSON'S WAR
マイク・ニコルズ監督作品。製作主演にトム・ハンクス。共演にジュリア・ロバーツ、フィリップ・シーモア・ホフマン、エイミー・アダムスほか。
アメリカ実在の政治家チャーリー・ウィルソンの、1979年にCIA以上の働きをしてアフガニスタンに侵攻したソ連を阻止するために奔走する話。
アフガニスタンに対する素直な感情のままに動くとこうなってしまったかのように、軍事支援予算の増加、根回しをタイミングよく徹底して展開した結果、心地いいほどの逆転大勝利w
政治ってこんなに面白かったっけ??って思うほどいい映画に仕上がっている。
コースター
★★★★☆
17/ TOHOプレックス二条 隠し砦の三悪人
THE LAST PRINCESS
3514
レイトショー価格で鑑賞。
樋口真嗣監督作品。2作目のリメイク。
主演に松本潤、長澤まさみ、宮川大輔、阿部寛。
原作である黒澤明の「隠し砦の三悪人」からリスペクトされた「スターウォーズ」をリスペクトしたような作品に仕上げているのが面白い。敵役の椎名結平は、完全にダース・ヴェイダーだし、主演のマツジョンと長澤まさみの逃避行は、デススターでのそれと同じだし、前向きなリスペクトを感じてすごくいい。
剣戟での刀の軌跡と、火花をCGで追加して派手な演出に一役買ってるし、樋口らしいカメラワークのアクションは魅力的。登場キャラクターも、さすがの名作らしく完成度が高い。
唯一気に入らないのが、マツジョンの顔が平成顔で全く時代劇に合ってない事。
★★★★☆
11/ MOVIX京都 ひぐらしのなく頃に
3513
原作は、同人ゲームからメディアミックス化され大人気の萌え系ホラーサスペンスの初実写化。
及川中監督作品。
分かり易い展開のホラーサスペンス。
まともに原作である萌え系の絵を見てないし、興味もないので自分にはあまり関係ないが、萌え系で人気だったので、実写化するとどうなのかとは思う。
CD付き(500円)前売り
CD付きパンフレット
★★★
11/ 京都シネマ ゼア・ウィル・ビー・ブラッド
3512 There Will Be Blood
ぴあ持参割引価格(1600円)で鑑賞。
「ブギーナイツ」「マグノリア」「パンチドランク・ラブ」のポール・トーマス・アンダーソン監督作品。
この作品で主演のダニエル・デイ=ルイスがオスカー主演男優受賞しました。
石油を当てることが博打のような時代、石油で一時代を築いた男の話。
新興宗教のはびこる村の若い教祖との確執。ここまで傲慢でないと勝ち残れないという見本が恐ろしくもあり、すばらしい。
今から丁度100年前の差別とか風俗とかが良く分かる作品。
★★★★☆
6/ テアトル梅田 つぐない
3511 Atonement
メンズデー価格(1000円)で鑑賞。
ジョー・ライト監督、キーラ・ナイトレイ、ジェームズ・マカヴォイ主演のドラマ。
原作はイアン・マキューアンの名作「贖罪」。その内容の濃いこと濃いこと。
年上の青年に焦がれる次女のねじれた感情に翻弄される青年と姉。そのあまりにも深い所業はそのあとすべての人生を狂わせてしまう。第二次大戦の中で混乱するイギリスと共に裕福だった主人公家族の崩壊も拍車を掛ける結果になり、一層泥沼になってゆく。
主人公である次女を、シアーシャ・ローナン、ロモーラ・ガライ、ヴァネッサ・レッドグレイブと時代ごとに演じているのもすばらしい。
イギリス映画らしいハリウッド作品。
★★★★
2/ TOHOプレックス二条 フィクサー
3510 MICHAEL CLAYTON
レイトショー価格で鑑賞。
ソダバーグ×クルーニーの仲良しコンビにシドニー・ポラックが製作した、アメリカではよくある裁判系(大雑把かw)のクライムムービー。監督はトニー・ギルロイ。
大手弁護事務所と告訴された大手農薬会社の癒着、その農薬会社の隠蔽と弁護事務所の担当弁護士の暴露。
賭博と副業失敗に離婚危機という大痛手を背負った主人公を中心に、訴訟側を全く描かないことで企業側のどたばたと犯罪を緻密に描いている。
見た目ゴージャスじゃないけど、これぞ映画って展開のすばらしい出来。
★★★★☆

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