monthlymovielog

毎月のベストテンとmovielogを統合しました。
ここでは観た作品すべての感想を書いてゆこうかと…

観た日/劇場 作品名(リンク先は公式サイト)
原題(英題)
感想(ネタバレは反転させています)
前売り(その他)特典(リンク先はs-thingブログでの紹介記事)
点数(通常★5つが最高。☆は半分)

2008年4月


28/ なんばパークスシネマ モンゴル
3509 MONGOL
ポイントで鑑賞。ついでにパンフもポイントで貰う。
ドイツ、ロシア、カザフスタン、モンゴル合作で、セルゲイ・ボドロフ監督作品。
主演に浅野忠信、つまりチンギス・ハーン役。これってチンギス・ハーン=日本人説を裏付けるもの?wって思ったり。
幼少(10歳)からチンギス・ハーンになるまでの壮大な大河ドラマを2時間で描いているので、すごい駆け足だけどエピソードごとのインパクトが強くて十分楽しめる。
浅野忠信の演技もさることながら、共演のジャムカ役スン・ホンレイが味があってすごくいい。
モンゴル人の大平原(ステップ)の中の倫理観とか、行動力は日本人にはありえないのが面白い。
★★★★
27/ TOHOプレックス二条 スパイダーウィックの謎
3508 THE SPIDERWICK CHRONICLES
ジョン・セイルズ脚本、マーク・ウォーターズ監督作品。
天才子役フレディ・ハイモアが双子を見事に演じ、懐かしのメアリー・ルイーズ・パーカーが母親、アンドリュー・マッカーシーが父親役に扮してちょっと感動。共演にディビッド・ストラザーン、ニック・ノルティ、マーティン・ショート(声)ほか。
80年前に妖精の世界を研究していた男の屋敷に、問題のある家族が引っ越してきたことから起こる事件。
リアルにゴブリンや妖精がバンバン出て来る。それが、ガンガン人間を襲い、傷つける。人間は、それに対処する方法を見つけたり、撃退したりとストレートに対面する。
s-thingの求めていたファンタジー映画のすべてがこの映画に詰まっている。その上、ストーリーが激しく面白いのだ。この作品を中学時代に観てたら人生変わったかもしれない。それほどすごいのだ。
昔は「ラビリンス」や「ダーク・クリスタル」とか正統派ファンタジーは作られてたけど、いかんせんストーリーがどれもクソだった。
特撮はILMとフィル・ティペットプロダクションと鉄壁の布陣。
オープニングからエンディングまでノンストップで最高傑作。
”魔法の石”ペンダント
魔法の石ペンダント、レプリカ風ノート
★★★★★
27/ TOHOプレックス二条 少林少女
3507
ポイントで鑑賞。
ROBOT製作、本広克行監督、柴崎コウ主演作。
主人公が9年の修行を終えて少林寺から日本に帰ってくるところから始まる。
そこからはすべてが説明不足で、誰が善で誰が悪か、観客に分からないようにしているのではなく、誰にも感情移入できないまま展開しまくる。その上、主人公のラクロスをする必然性とか、少林拳法に固執する理由とか、すべてが緩い。
予告で見られたCG使いまくりの派手な特撮シーンの見所は、エンドクレジット?!マジデ??
唯一いいところは本広組の過去の出演者たちが大挙してカメオ出演しているところ。
「サマータイムマシンブルース」の出演者が駅員、特殊部隊員、敵雑魚などで。けど、こんなのは本編とは関係ないし。
久々に観るひどい映画。
★☆
26/ MOVIX京都 NEXT
3506 NEXT
フィリップ・K・ディック原作、リー・タマホリ監督、ニコラス・ケイジ主演のSF。
今までのディック原作映画「ブレードランナー」「スクリーマーズ」「マイノリティ・リポート」などと違い、デンゼル・ワシントンの「デ・ジャヴ」と似たスタイルのSFで、現代でアクションと小技の特撮が好感度大。
共演のジュリアン・ムーア、ジェシカ・ビール(「ステルス」)、それに80歳を超えたピーター・フォークと少ない登場人物でいい配役。
2分先を予知できる能力を持つ主人公が、テロの陰謀に巻き込まれていくと言う大筋。まぁ、偶然巻き込まれたわけではないので主人公の私生活を描いているのがいい。その中での特撮とアクションが心地いい位置にある作品。
スーパーニコラスちゃんお守り人形
★★★★
25/ 御堂会館 紀元前1万年
3505 10,000 B.C.
試写会状 試写会で鑑賞。
ローランド・エメリッヒ脚本監督作品。
やってくれてました。見事に予告を裏切る展開に、ある意味感心。
タイトル通り、紀元前1万年の時代の話。ネアンデルタール人が消え、クロマニヨン人に移行していく時代。マンモスやサーベルタイガーなどの大型哺乳類が、温暖化により適応できなくなり絶滅していく時代。
エジプトの大王朝のピラミッド建設の為に狩られた少数民族が、一致団結して横暴なエジプト王朝から自分たちを守ると言う話。ちなみにピラミッドを建設してはいるが、エジプト王朝とは一言も言ってはいないのであしからず。
期待してたベクトルが、古代巨大哺乳類vs非力な人間とか、大冒険&アクション、とかって思ってた。しかし、何だか緩〜い脚本のせいで全体がぼやけて、生ぬるい作品に仕上がってしまっている。
エンドクレジットが8分以上もあるのに、それに見合った特撮を感じなかったのも残念。
所詮エメリッヒなんですよ。
★★☆
20/ MOVIX京都 大いなる陰謀
3504 LIONS FOR LAMBS
ロバート・レッドフォード監督作品。
3つの舞台が入れ替わり展開する。戦争を起す人、戦争を問題視する人、戦争に行く人。
珍しく1時間半という短い時間の作品で、ちょっと物足りないけど、内容が濃すぎて一時も目を離せない。
政界の野心家トム・クルーズ、大学教授ロバート・レッドフォード、戦地に赴く有色人種のマイケル・ペーニャとデレク・デューク。さすがの人選。
戦争映画ぽい予告だけど、戦争映画ではなくどちらかと言うと政治とか思想を中心にした作品。
ラストシーンをどう受け止めるかは観客次第と言うところもすばらしい。
ポストカードセット
★★★★☆
20/ MOVIX京都 銀幕版スシ王子!
〜ニューヨークへ行く〜
3503
ポイントで鑑賞。
堤幸彦原案、脚本、監督作品。
TVドラマと映画で1本の作品として作られている。
主演に堂本光一なのだが、TVシリーズから視聴率がイマイチだったらしく、映画館もガラガラ。
それも仕方ないか堤ワールド炸裂の摩訶不思議テンションが一般的ではないと思う。ただ、豪華な共演陣と演出は映画らしく、TVとは違う雰囲気を味わえる。
★★★
13/ なんばパークスシネマ シーモンスター
未体験デジタル3D
3502 SEA MONSTERS 3D
A PREHISTORIC ADVENTURE
全国のワーナーマイカルと、なんばパークスシネマでのみの上映されている偏向グラスの最新式映像で、実写とCGを使ったナショジオ主催の海竜をメインにした3DCG作品。入場料は1500円。前売りも割引も一切なし。
所謂、科学館とかで上映するタイプの作品だけど、少しだけストーリーの起伏があり、それがまし。
今までさほどスポットライトの当たってなかった、海洋系の恐竜をフィーチャーしてるのが最大の魅力。
1ドリンク付き
入場時に3Dカード
★★★
13/ MOVIX京都 仮面ライダー電王&キバ
クライマックス刑事デカ
3501
金田治監督作品。
久々の春のライダーは「春の仮面ライダー祭」と銘打った作品で、前作の電王と、今年のキバのコラボ作品。けど、メインはほぼ電王。
冒頭から突っ走るのはいい感じ。
モモタロスのニセもんに、電王のニセもん、それにオトナにも感動できるダブルライダーキックは大正解。とにかくみんなが楽しんでる感が出ていてほほえましい。
最近の仮面ライダー映画では及第点。
おまけの「モモタロスのキバっていくぜ!」はほんとにおまけ程度のひどい出来。
モモタロスSDミニフギュア
★★★☆
12/ MOVIX京都 ヒットマン
3500 HITMAN
ポイントで鑑賞。
同名ゲームが原作のアクション映画。
フランス人サヴィエ・ジャン監督。主演に「ダイハード4.0」でしょっぱい敵役を演じたティモシー・オリファント。ヒロインにエキゾチックな魅力満開のオルガ・キュリレンコ。
全体にちょっと単調なのが玉に瑕だけど、アクションは今風で好きです。オルガが乳ほりだしまくりなのも、ティモシーの肩の筋肉がすごいきれいなのもOK。
けど、元々僧侶の下で精神改造され、肉体的に暗殺者に仕上げられた若者だからか、女性の扱いが一切出来ないようで、オルガが誘ってるのに麻酔薬を打つのはどうかとw思う。童貞の悲しいサガ??ww
キャップが抽選で当たる
★★★
12/ MOVIX京都 ブラックサイト
3499 UNTRACEABLE
グレゴリー・ホブリット監督作品。ダイアン・レイン主演のネット社会の暗部を描いたホラーサスペンス。
無差別に選んだ一般人をネットで公開処刑していく犯人。それを追うFBIサイバー捜査官。その主演に、女性(子持ちだけど)と言う図式。どんどん日本化していってるw
久々にしっかり猟奇殺害するシーンを3回も盛り込んで、追いつ追われつを演出したサスペンスはすごく良い出来。最近は、イタコになったり、犯人出てきても捕まった爽快感を感じない小振りだったりとイマイチなのが多かったから一層良く感じる。
けど、最近の映画の悪いところも多々あるんだけどね。大風呂敷を広げて、クライマックスはそんなに簡単?みたいな。
とにかく、ダイアン・レインがすごくいいです。
モニタークリーナー
★★★★
6/ MOVIX京都 クローバーフィールド
HAKAISYA
3498 CLOVERFIELD
J.J.エイブラムス製作、マット・リーヴス監督、ドリュー・ゴッダード脚本というTVシリーズ「フェリシティの青春」「エイリアス」「LOST」を作った頭脳が集まったアトラクション系ムービー。
というか「ゴジラ」を、「ブレアウィッチ・プロジェクト」的視点で演出したという態。
しかも「ブレア〜」より動きまくって、1時間25分しかない上映時間の1/3も行かないうちに確実に酔ってしまうのだ。もうグルグル頭が回ってしまうのだ。
それほどの臨場感で、最新特撮技術と、ある意味効果的なカメラワークで引き込まれまくるのだ。
ビルの20階分はあろうかという巨大モンスターは、ゴレンジャイの手長ミドレンジャイのようで、イマイチ迫力はないが、とにかく巨大なのでびっくり。その腹からフェイスハガーのような、しかし1m以上はありそうな多脚幼体が無数に生み出され、襲ってくる。
観終わったあと、20分ほど何も口に出来ないほど酔っているのが分かったs-thingでした。
チェンジングポストカード
★★★★★
6/ MOVIX京都 うた魂!
3497
「タナカヒロシのすべて」の田中誠監督作品。
夏帆、ガレッジセール・ゴリ主演。薬師丸ひろ子、石黒英雄共演。
合唱をテーマに展開する、妄想癖の自信満々の主人公に青春らしい苦悩と立ち直りが主軸。そこに、不良である他校の生徒が絡んで面白味が増している。その面白味の源がゴリと薬師丸ひろ子。この2人のおかげで単なる青春映画に終わらない深みが出ている。
とにかく「合唱」シーンに感動感動。
学生証:権藤ver.
★★★★★
5/ MOVIX京都 ぼくたちと駐在さんの700日戦争
3496
塚本連平監督作品。
市原隼人、佐々木蔵之介、麻生久美子主演。共演に、石田卓也(「グミ・チョコレート・パイン」)、脇知弘(「ゴクセン」シリーズ)、小柳友(「ヒートアイランド」)のジャニーズに染まってない若手に、石野真子、竹中直人の味付けがすごくいい。
元々駐在と、地元高校生の攻防(イタズラ)をブログで書かれた半ノンフィクションのエッセイで、大人気になって書籍化、コミック化とマルチに展開中。
正直なところ、展開は見え見えで分かり易い展開が少し安っぽいけど、とにかく面白い。ほんとに実話?ってのがいっぱいある。それにブログの短い話を繋げるために、映画でもそのままだらだら流すのではなく、昭和54年(79年)当時の流行をアイキャッチのように挟んでいるのが懐かしく効果的でもある。
石野真子の働くコンビニで本人の名曲(?)が流れたり、ね。
ボクチューインガム(イタズラGOODS)
★★★★☆

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