monthlymovielog

毎月のベストテンとmovielogを統合しました。
ここでは観た作品すべての感想を書いてゆこうかと…

観た日/劇場 作品名(リンク先は公式サイト)
原題(英題)
感想(ネタバレは反転させています)
前売り(その他)特典
点数(通常★5つが最高。☆は半分)

2007年8月


31/ TOHOプレックス二条 TAXi C
3398 T4Xi
ベッソン脚本製作、前作から引き続きジェラール・クラヴジック監督作品。
前作で、雪山をスキーを履いて激走するプジョーを作って、どうやらすべてのアイデアを出し尽くしたようです。
なんの捻りもない脚本に、笑いもアクションも中途半端。唯一の楽しみは、シリーズを通して観た人の思い入れ満載のキャラだけ。そんなんで映画は牽引できません。
プジョー純正ケータイネックストラップ
★★
25/ MOVIX京都 シッコ
3397 SiCKO
マイケル・ムーア監督最新作のドキュメンタリー。
今回は、アメリカのバカな保険機構、医療システムについて。
民間の保険会社のあくどい商売によって多くのアメリカ人が酷い目に会ってる様を、カナダ、イギリス、フランス、キューバと比べながら描いている。
編集が今までと比べて格段に上がって、映画としてちゃんと面白い。
すごくいい映画ですよ。
注射器型蛍光マーカー
★★★★☆
24/ TOHOプレックス二条 消えた天使
3396 THE FLOCK
レイトショー価格で鑑賞。
「インファナル・アフェア」のアンディ・ラウ監督ハリウッド進出1作目。
主演にリチャード・ギアとクレア・デインズ。カメオでアヴリル・ラヴィーンが出ててびっくり。また彼女の末路にびっくり。
性犯罪者を監視する公安官の主人公は、対象である過去に罪を犯し出所した異常性犯罪者にのめり込みすぎ、結果解雇されようとしている。そんな中一人のブロンド女性が失踪する。
まるで、ドキュメンタリーかノンフィクションのような展開の静かな映画。クライマックスのたたみ掛ける展開と、感情の乱れはさすがだけど、ちょっと物足りないかな。
★★★☆
19/ MOVIX京都 ベクシル
2077日本鎖国
3395 VEXILLE
「ピンポン」の曽利文彦監督作品。
中身的(製作)にはまったく「アップルシード」と一緒。で、観る前から混乱(w)
「アップルシード」も「エクスマキナ」として新作が作られてるのだが、「アップルシード」のプロデューサーが曽利さんなのだ。で、「エクスマキナ」は監督は一緒だけどその他は替わっている。
とにかく「ベクシル」。
破天荒で荒唐無稽な基本設定。びっくりデス。右の人から文句言ってくるのでは、と心配になるほど。
3DCGのキャラデザインはさすがアニメ大国日本らしい、リアルだがセンスいい、ジャパニメーションらしい出来。
声優は、主演に黒木メイサ、松雪泰子、大塚明夫ほか。
ケータイストラップ
★★★☆
17/ MOVIX京都 オーシャンズ13
3394 OCEAN'S THIRTEEN
レイトショー価格で鑑賞。
シリーズ3作目で11から2増えて13に。すでに、意味はなさげ。
監督はシリーズ通してのスティーブン・ソダバーグ。出演は、ジョージ・クルーニー軍団。今回のゲストは、超豪華なアル・パチーノと、エレン・バーキン。
今作は、今までのと比べるとまだ盛り上がりのある、面白みの多い作品に仕上がっている。と言っても緩さは相変わらずで、まだまだ盛り上げ方が足りないと思う。
馴れ合いで作ってもいいものは出来ないといういい例。
★★★☆
13/ MOVIX京都 怪談
3393
「リング」シリーズの中田秀夫監督作品。プロデュースは言わずと知れた一瀬隆重。と言ってもJ-MOVIEシアターシリーズではないんですよ。つか、立ち消え?(w)
ともかく、古典を最新技術を使って映画化ですからそりゃぁすごいですよ。観終わった後は言うほど怖さはないんですけどね、その日の夜にじわじわ効いてくるんですよ。マジで。
主人公が超男前で、その美貌だけで女達が虜になると設定。尾上菊之助では演技は完璧ですけど、役不足もいいとこでしょ?そう思いますけど…。けど、その虜になる女達や登場する女達がいい役者使ってるんですよ。黒木瞳、井上真央、麻生久美子、木村多江、瀬戸朝香、広田レオナ他。玄人好みな選出はすばらしいです。
エンディングに浜崎あゆみを起用してるけど、これもイマイチな感じ。
オリジナル文香
★★★★
13/ 京都シネマ 天然コケッコー
3392
「リンダリンダリンダ」の山下敦弘監督作品。
主演の夏帆が完璧じゃない女の子を好演。すごいリアルなのだ。
島根の田舎の小中学校の生徒を中心にその町の人々の日常を優しく描いている。
山の匂いがしてきそうなそんな気持ちのいい映画。
ポストカード
★★★★☆
5/ MOVIX京都 プロバンスの贈り物
3391 A Good Year
スペシャルアートセレクションのポイントで鑑賞。
リドリー・スコット監督作品。今までとちょっと違った「普通」の世界の話を描いている。パンフによると、原作者とマブらしくそこから実現した映画ということです。
元々監督はCMディレクター出身なので、こういう普通の話で彼らしい絵という意味では、すごくCMぽい美しい景観と、おしゃれなエンドクレジットと言うところか。
主演にニュージーランドのオスカー男優ラッセル・クロウ。共演に、アルバート・フィニー、フレディ・ハイモア、トム・ホランダーといい役者揃い。
色恋のどろどろとか、財産目当ての骨肉の戦いとか、そういうのは一切ない人と人の心の遣り取りが心地よい映画。
★★★★
5/ MOVIX京都 劇場版
仮面ライダー電王
俺・誕生!
電影版
獣拳戦隊ゲキレンジャー
ネイネイ!ホウホウ!
香港大決戦
3390
毎夏恒例になった平成仮面ライダーと戦隊モノの劇場版。
長石多可男監督作品。
ライダーの映画版での頂点は、アギト、555まででした。そこからは谷底に転落するようにぐずぐず。TVSPと映画の区別も付かない監督に作品を任せるべきではない、と思う。
気になるシチュエーションと、ワンシーンで普通の人の感動は誘えないよ。
電王お守り
★★☆
5/ MOVIX京都 トランスフォーマー
吹き替え版
3389 TRANSFORMERS
2度目のTF。映画館で前売りで吹き替え。
今回は、前回の疑問点を確認しつつ、吹き替えの風味を堪能してみたり。
  • バンブルビーがいたずらでオイルのションベンをする発射口は、オプティマス・プライムにも同等のモールドが見られるため標準装備的なモノかと思われ。
  • バリケードがクライマックスの対決シーンには小説には登場するのだが、出てこなかったのは登場がオミットされたっぽい。
  • キューブで暴走する機械は、ヲタの持ってる360のBOXから中の暴走360が、ガードを付けた多分マウンテンデューの自販機がトランスフォームして緑の箱型ロボットに。
  • 主人公の母親の暴走発言が言語だと「マスターベーション」だが、吹き替えだと「マスかき」になって一気に下品化(w)
  • 小ネタを2つ。バンブルビーを買い取る主人公の横にあったビートル。あれは、おもちゃでの初代バンブルビー。最後に生き残ったスタースクリームは、メガトロンの片腕であり背信の部下、故にあの2人の態度はちょっと距離を置いた感じになってる。
まだまだ、出てきそうな小ネタ集ですが、とりあえずここまで。
タイトルからのリンクは、タカラトミーのおもちゃの公式サイト。
トランスフォーム・ペン
★★★★★
3/ シネ・リーブル梅田 Genius Party
3388
金曜会員割引価格で鑑賞。
7人の作家のオムニバスアニメ集。制約は一切ないというところに落とし穴があるのは当たり前で、今作では1作だけ足を引っ張ってる頭の悪い作品のせいで平凡な点数にしました。
作家は、福島敦子、河森正治、木村真二、福山庸治、二村秀樹、湯浅政明、渡辺信一郎。s-thingのお目当ては福山庸治。「オオカミになった日」とか、「B♭のソナタ」の大好きな漫画家です。アニメの質としては稚拙でしたが、話は100点満点。彼の不条理な福山ワールドが展開します。それ以外では、河森正治(「マクロス」デザイン)、湯浅政明(「ケモノヅメ」)、渡辺信一郎(「カウボーイビバップ」)が知ってる作家でした。
で、問題の足を引っ張ったヤツつーのは、二村秀樹。講釈(御託でもOK)たれまくったCGのみの薄っぺらい作品。実験アニメを撮りたいなら勝手にすればいいのに、商業ベースに乗せて箱に掛けるなんてもってのほかの酷い作品。
★★★

BACK