monthlymovielog

毎月のベストテンとmovielogを統合しました。
ここでは観た作品すべての感想を書いてゆこうかと…

観た日/劇場 作品名(リンク先は公式サイト)
原題(英題)
感想(ネタバレは反転させています)
前売り(その他)特典
点数(通常★5つが最高。☆は半分)

2007年6月


30/ MOVIX京都 シュレック3
3373 SHREK3
名作になってしまったシリーズ3作目。
ドリームワークスのCGアニメ、クリス・ミラー初監督作品。
出演陣はすべてシリーズ通して同じ声優が勤め安定したクオリティを保っている。
ストーリーも前作と比べると本筋がまとまっていて安心。けど、まぁ、ハリウッドCGアニメの悪いところは直ってない。ツメが激しく甘いのだ。PIXERとの差が残念。
携帯デコレーションシール(長靴をはいた猫)
★★★★
29/ ナビオTOHOプレックス ダイ・ハード4.0
3372 DIE・HARD4.0
レン・ワイズマン監督作品。
主演は当然のブルース・ウィリス。共演に「ドッヂボール」のジャスティン・ロング、「ファイナル・デッドコースター」のメアリー・エリザベス・ウォンステッド。今作の敵役は、ティモシー・オリファント、マギー・Q。カメオで我らがケヴィン・スミスも登場と小粒でもしっかりした布陣が好感度大。
今回は、サイバーテロの攻撃に巻き込まれたマクレーン刑事。無駄に攻撃的なテロの手からすばらしい機転と手腕で乗り越え、周りも巻き込んで最終決戦。と、セオリーを踏んだハリウッドアクションムービー大作。
最新鋭戦闘機ラプター、シート型キーボード、PDSケータイと、とりあえずの最新を揃えて、アナログなマクレーンと対比させたり、CGのパワーに頼ってド派手な破壊工作(w)を繰り返したりと、十分満足ですよ。
敵役のオリファントがちょっと悪役としては弱いかなとは思ったけど、協力するロングは1作3作のでしゃばった協力者と違いがんばってる感強くて好感持てるし、マギー・Qの憎らしさは最近の女敵役では最強と言えるスタイル。
全く裏切らない出来はさすがハリウッド。
IDストラップ
★★★★★
24/ TOHOプレックス二条 憑神
3371
2周年記念でシネマイレージ会員価格1300円で鑑賞。
浅田次郎原作、降旗康男監督の江戸末期の時代劇。
ツキに見放された武士の頼んだ社が三巡神社というアンハッピーな神様達だったから、さぁ大変。
貧乏神、疫病神、死神にとり憑かれた主人公はあの手この手で回避しようとするが…。
主人公に人気も実力のNO.1的位置になってしまった妻夫木聡。その家族に夏木マリ、佐々木蔵之助。神様に西田敏行、赤井秀和、森迫永依。他に香川照之、江口洋介など。
特にストーリーと関わりのない香川照之がすばらしい存在感と演技で、改めていい役者やなぁと思った。
こちらも「キサラギ」と同様、エピローグの必要性を全く感じない無駄なシーンを入れ込んでいて残念です。
★★★☆
23/ MOVIX京都 転校生
さよなら あなた
3370
レイトショー価格で鑑賞。
大林宣彦監督自らリメイクした作品。
原作は前作と同じ山中恒の「おれがあいつであいつがおれで」だが、大幅に脚本を捻じ曲げて、アンハッピーな展開になってゆく。
ほとんどのシーンでアングルを斜めに設定した画面は、常に不安定で気持ちが悪くなる。
特殊効果も古臭く、堤幸彦監督や中島哲也監督の演出の方が心地よい。そういう時代になったのだなぁ、と。
主人公の蓮佛美沙子が原田知世の再来とか言われてるけど、どちらかと言うと男の子の森田直幸の方が原田知世に似てると思ったけど(w)
★★★☆
22/ シネ・リーブル梅田 キサラギ
3369
金曜会員価格(1000円)で鑑賞。
原作脚本に「三丁目の夕日」の古沢良太、佐藤祐市監督作品。
小栗旬、ユースケ・サンタマリア、小出恵介、塚地武雅、香川照之主演のシチュエーションドラマ。サスペンスぽくもあり、コメディぽくもあり、まるで演劇のような脚本とシーンがすばらしい。
自殺したと思われているD級アイドルのその真相を暴こうとする5人に次々襲う驚くべき真実!という練られた脚本の勝利なのだが、エンドクレジットとエピローグは必要なかったかと。で5点満点ではなくマイナスあり。
★★★★☆
16/ MOVIX京都 ゾディアック
3368 ZODIAC
ポイントで鑑賞。
実話を基にした原作を映画化したのは、天才デヴィッド・フィンチャー。2時間半超の長丁場をだらだら演出した作品。
と言うわけで、サスペンスフルな展開、ホラー的な恐怖を期待したら大きく外された…。事実関係を淡々と描くにしては2時間半は長すぎだと思う。
ジェイク・ギレンホール、ロバート・ダウニー・Jr.、クロエ・セヴィーニほか、玄人俳優多数出演で演技は問題なし。
★★★
16/ MOVIX京都 プレステージ
3367 THE PRESTIGE
クリストファー・ノーラン監督作品。
主演に、「バットマン・ビギン」でも監督と共演したクリスチャン・ベールにマイケル・ケインと、ヒュー・ジャックマン。スカーレット・ヨハンソンに、なんとデヴィッド・ボウイ!!他に「コヨーテ・アグリー」のパイパー・ペラーボ(!)に「LOTR」のゴラム役のアンディ・サーキスと、結構豪華。これは監督の名前によると思われ。
19世紀末のロンドンで繰り広げられるマジック合戦。より高みを目指して、お互い汚い手を使い、相手を傷つけだしそれがエスカレートした時…。
マジックがメインの話かと思ったら
SFにシフトしてきて、結局猟奇映画に変貌。まぁ、19世紀当たりなんか猟奇的な事件が横行してたからこれもありかと思うけど、マジック(奇術)を使った展開かと思ってたからちょっと肩透かし。
マジック用トランプ
★★★☆
15/ TOHOプレックス 女帝
エンペラー
3366 THE BANQUET
フォン・シャオガン監督、チャン・ツィイー主演のコスチュームプレイ。
チャンちゃん以外で知ってる名前は、アクション監督のウエン・ウーピンくらい。
戦国時代の中国の皇帝の交代劇の話。
素晴らしい衣装とセット、優雅な北京語が雰囲気を盛り上げる。けど相変わらず叙情的すぎて、展開が緩くて眠くなる。
「ルビーソルト」入浴剤
★★★☆
10/ MOVIX京都 300スリーハンドレッド
3365 300
ポイントで鑑賞。
フランク・ミラー原作のアメコミ(グラフィック・ノベル)をベースに「ドーン・オブ・ザ・デッド」のザック・スナイダー監督作品。
紀元前480年のギリシアはスパルタに武力侵攻しようとするペルシア軍。その100万人の侵攻軍に対するスパルタン300人。あまりの兵力の差にも怖気づかず、知力と地力で対抗する…。
もう、漢臭い漢臭い。汗と血と腋臭臭に満ち満ちた映像美(w)
すべてのシーンをグリーンバックで撮影し、その不思議で個性的な色が面白い。けど、ともすればシーンが狭くも見える。
主演陣はスターとまではいかないから余計な目で見ないので楽しめる。
★★★★
10/ MOVIX京都 パッチギ!
LOVE&PEACE
3364
井筒和幸監督の「パッチギ!」からの続編。
前作の舞台京都から、東京に移住し主人公の妻が癌で亡くなり、そのひとつぶタネも筋ジストロフィーに冒されつつあるそんな状況。
冒頭から爆笑の大乱闘、と思ったら本編はいたって真面目な作りで、コメディリリーフで起用したと思える藤井隆も空回りしてるような感じの深刻さ。
韓国から見た不満のある部分の日本を具現化したような内容。観る人によっては不愉快にも取られるだろうなぁ。
缶バッチ
★★★★☆
9/ テアトル梅田 監督・バンザイ!
3363
北野武監督13作目。
同時上映にカンヌ国際映画祭・60周年特別記念企画「TO EACH HIS OWN CINEMA」に選ばれた35人の内の日本唯一の選出され製作した作品「素晴らしき休日」。
本タイトルが入る前に「OPUS13/31」が入るが、これは生涯31本を撮るうちの13本目という意味だそうで、今作の原題。
北野監督のギャング映画封印を言ったために代わりになるジャンルを模索する、という展開。ナレーションがちょっとウザいけど反ドキュメンタリー的要素も入れつつ、様々なジャンルを最新技術を使って撮影していく様は、まさにヌーベルバーグ。素晴らしき実験映画。いかにもフランス映画らしい邦画。そこら辺は見事。やっぱヨーロッパに影響されているのだなぁ、と。
30年代の下町を舞台にしたシーンが最高に面白い。
★★★☆
3/ なんばPARKSシネマ 大日本人
3362
松本人志がなりもの入りで初監督した作品。
脚本に小学校からの同級生、高須光聖。
豪勢な資金で2時間弱丸々松本コントの延長線にある絵を撮った感じ。
コンセプトは面白いけど、起承転結の結が緩くて残念。いや、それを狙ったのは判るけど、これでは理解できない人には理解できないままで終わるなぁ、と。
あと、彼がすごいおじいちゃん子というのがよく判ってなんだか暖かくもなる。
ケータイ用画像データ
★★★☆
3/ MOVIX京都 しゃべれども しゃべれども
3361
平山秀幸監督作品。
主演にジャニーズの国分太一、香里奈、森永悠希、松重豊他。脇の八千草薫が最高においしい。
落語を中心に主人公の感情、会話の苦手な3人の話し下手な人間の成長をしっかり描いている。さすがの平山節。
東京下町の観光地巡りにぴったりのロケーションがいい。
福鈴
★★★★
2/ MOVIX京都 ザ・シューター
極大射程
3360 SHOOTER
黒人監督アントワン・フークワ作品。
主演に元ヤンキー→アイドル→アカデミーノミニー役者のマーク・ウォルバーグ。
共演に大躍進中のマイケル・ペーニャ、ケイト・マーラ。敵役に徹底した悪役を演じうれしくなるダニー・グローバー。
退役した最高技術のスナイパーが強大な権力によって大統領暗殺の首謀者に仕立て上げられ、追っ手をかわしつつ真相を探るという話。
目を見張るスナイパー技術とサバイバル技術が楽しめ、サスペンスフルな展開もわくわくする。
マーク・ウォルバーグの超当たり役!!
特製”ライフル弾薬”チャーム
★★★★★

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