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毎月のベストテンとmovielogを統合しました。
ここでは観た作品すべての感想を書いてゆこうかと…

観た日/劇場 作品名(リンク先は公式サイト)
原題(英題)
感想(ネタバレは反転させています)
前売り(その他)特典
点数(通常★5つが最高。☆は半分)

2007年4月


29/ MOVIX京都 黄色い涙
3344
ポイントで鑑賞。
ジャニーズ製作の長編映画。6作目にして初の全国上映作品。
犬童一心監督、嵐の5人主演。
昭和38年の東京に上京した5人の若者の怠惰な青春物語。5人それぞれが夢を持って上京するも意志だけ強く、極貧だけど気楽で楽しくすごくひと夏。
気になったのが、主人公達の顔。あのあごの小ささは昭和中期の若者ではないのではないかと。特に櫻井翔はあまりに現代人過ぎじゃないか?
原作は、永島慎二の同名コミック。
★★★
28/ TOHOプレックス二条 バベル
3343 BABEL
「21グラム」のアレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ監督作品。
前作のイメージから今作もそういう映画だと思わないといけなかった。もう、見事に救いのない映画に仕上げている。いや、一応最後には正しい道に繋がってはいるけど、そんなの気にならないほど痛々しい。
時間軸をうまく使って立体的に見せていはいるが、スマートな展開ではある。その軸になっているのは日本人が親切でモロッコ人にあげたライフルの凶弾。
そこからそのライフルに交わる人間関係が描かれていく。しかし、その人間関係が恐ろしいほどシビアでヘヴィーなのだ。
特に日本人の主人公聾唖者の高校生は、ありえない展開で自虐してゆく。
サントラが坂本龍一。主演陣にブラピ、ケイト・ブランシェット、ガエル・ガルシア・ベルナル、アドリアナ・バラッザ、役所広司、菊池凛子他。豪華キャストの演技はすばらしい。
ブリューゲル画「バベルの塔」ジグソーパズル
★★★☆
21/ MOVIX京都 東京タワー
オカンとボクと、時々オトン
3342
世界一卑怯な映画。
「オカン」ピンズ
★★★★★
21/ MOVIX京都 ハンニバル ライジング
3341 HANNIBAL RISING
トマス・ハリス原作のシリーズ4作。今作は映画のために書いたような感じがする。ちなみに脚本も本人。
イギリス・フランス・チェコ・イタリア合作で、ラウレンティス夫婦製作、「真珠の耳飾りの少女」のピーター・ウェーバー監督作品。
主演のハンニバル・レクターにフランスの新進俳優ギャスパー・ウリエル、共演にコン・リー、リス・エヴァンス、ドミニク・ウェスト他。
最近流行の原点回帰。ハンニバル・ザ・カニバルの原点を描いた今作。幼少の第二次大戦で負った心の傷と、家族への思いが現在の彼を作ったと言うくだり。
全体的にサスペンスなのか、ドラマなのかよく判らない作り。良質でエンタテインメントに富んだシリーズ1作目「羊たちの沈黙」を結局どれも抜けないまま終わりそうです。
本筋とは関係ない第二次大戦の局地戦がよく描けててちょっと感心。ここに感心は間違ってると思うけどね(w)。
ライジングマスク
★★★☆
15/ 京都シネマ ブラックブック
3340 BLACK BOOK
鬼才ポール・バーホーヴェン監督作品。
ハリウッドから故郷オランダに帰っての新作は、「インビジブル」以来6年振りの新作になる。
最近…いや、最近でもないか先の大戦後延々語られるナチの愚行とヒットラーの失脚をベースに、ユダヤ系に生まれたばかりにその身を呪うほどの人生の翻弄を味わう主人公。
バーホーヴェンのいいところでもあり、悪いところでもある容赦ない映像表現が、ある意味心地いい。簡単に人が殺されてゆき、生きてゆくために平気で人をだましだまされる。
見た事のある俳優が出てる気がしてたけど、ほとんどないですな。さすがオランダ映画。唯一観た事のある映画「オルランド」に出てるトム・ホフマンがいるくらい。けど、全然覚えてないけどね。
ポストカード
★★★★
15/ TOHOプレックス二条 サンシャイン2057
3339 SUNSHINE
マンスリーパスで最後の1本鑑賞。
「トレインスポッティング」「28日後…」「ザ・ビーチ」「普通じゃない」のダニー・ボイル監督作品。
とSFは一度も撮ってない彼がなぜコレをと思うけど、なんだか長年暖めてきたらしい。
イギリス人らしい華のない展開。ちょっと小難しく見える演出。簡単に言うとそんな感じの作品。けど、そういうイギリス映画、好きです。一応ハッピーエンドだけど、
自己犠牲の極地
出演はキリアン・マーフィー(「28日後…」「バットマンビギンズ」)、真田広之、ミッシェル・ヨー、ローズ・バーン(「SWE2」「トロイ」)、クリス・エヴァンス(「ファンタスティック・フォー」)、クリフ・カーティス(「クジラの島の少女」)他劇中と同じく、世界各国から選ばれた俳優で構成されている。
とにかくゴリゴリのSF。笑いどころなし。映像センス抜群。
基本設定はよくある、太陽が死にかけ地球がえらいことになるからなんとかしにいく、というものでその中で今作は、巨大核爆弾を太陽に投下して誘爆を誘い、復活させるというもの。
そのため太陽に近づくので太陽風と強烈な太陽光線を浴びるのを防ぐために傘のような形の宇宙船で常に傘の部分を太陽に向けて進行。接近してゆく。そんな中次々起こる予期せぬ事故。
全身金色の反射帯の付いた宇宙服の設定は奇抜で面白い。「レッドプラネット」に近いSF感がいい。
日本の予告では真田広之のナレーションで始まり、出ずっぱりだけど
始まって1/3ほどで死んでしまう…。さすが宣伝!
★★★★
14/ TOHOプレックス二条 プロジェクトBB
3338 ROB-B-HOOD
マンスリーパスで9本目鑑賞。
ジャッキー・チェン製作、脚本、アクション監督、主演。「Who am I?」「香港国際警察」のベニー・チャン監督作品。
ジャッキー・チェンらしいアクションとコメディの全編「らしい」映画。
共演にユン・ピョウとマイケル・ホイとそこら辺も豪華でいい。
香港アクションを観るのは久々で、改めて見るとやっぱすごいね。多重自動車事故アクションや、室外機からの飛び降りなど感心しきり。これでも全盛期と比べると全然パワーダウンしてると思うけど。
赤ちゃんネタを使うのはある意味卑怯だけど、ここまでやると納得。また、乳児でも局部は見せないというのは最近の傾向のようだけど香港映画はそうでもないようで、ウンチ(偽モンだろうけど)出まくり、金玉見えまくりはお国柄か?
★★★☆
14/ TOHOプレックス二条 ロッキー・ザ・ファイナル
3337 ROCKY BALBOA
マンスリーパスで8本目鑑賞。
監督、脚本、主演シルベスタ・スタローン。
シリーズ6作目にして原点回帰と言う感じの展開は、好感度大。その上、1作目のエピソードを最大限生かしつつの思い出語りは一層ファンにはたまらない内容になってるはず。パンフレットには全作の紹介から今作の繋がりまで記載してあり必見。
無駄なシチュエーションを排除して、1本筋のストーリー展開が分かり易く素直に感動できる。
邦題は「〜ファイナル」で最終作のような感じだけど、原題はロッキーのフルネーム。と言うことはまだ続く???ありえないか。
★★★★★
7/ TOHOプレックス二条 ブラッド・ダイアモンド
3336 BLOOD DIAMOND
マンスリーフリーパスで7本目鑑賞。
「ラスト・サムライ」のエドワード・ズウィック監督作品。
主演にデュカプとジェニファー・コネリー、ジャイモン・フンスー。
アフリカのシエラレオネ共和国のダイアモンドを巡る内戦を中心にアフリカ生まれの白人の密輸人と、内戦の実情を追う女ジャーナリスト、平和に暮らしたいだけの原住民が運命に翻弄されて戦火の中巡り巡る。
ズウィック監督はこういう展開が好きらしく、今までも「戦火の勇気」「マーシャル・ロー」「グローリー」と戦場での葛藤を克明にドラマチックに描いている。
とにかく主演の3人の演技がすばらしい。特にデュカプがすばらしい。ほんとにすごい。これでオスカーは無理かぁ、無理なのかぁ…。
★★★★★
7/ TOHOプレックス二条 大帝の剣
3335
マンスリーフリーパスで6本目鑑賞。
夢枕獏原作、堤幸彦監督作品。
奇想天外SF時代劇。思った以上に出来のいい脚本と、巧妙な編集と演出がさすが堤。
しっかり面白いし、ほとんど無駄のないシーンで楽しい。
気になるところは全編江守徹のナレーション付きと、主役級なのにあまり存在意味を感じない宮藤官九郎くらい。
すごい気に入ったところは、犬山イヌコのカメオシーン。さすがのイヌコ(w)
★★★★
6/ TOHOプレックス二条 ポリス インサイド・アウト
3334 The Police - Everyone Stares:The Police Inside Out
マンスリーフリーパスで5本目鑑賞。
DLP上映可能な劇場でDVDソースでの上映。画像サイズがビスタのまだ一回り小さい画像サイズ。それでも元画像がスーパー8とかで録画してるので荒い荒い。
上映時間が1時間半もないので助かったが、少し緩い展開はファンでないと観れないかも。
★★★
1/ MOVIX京都 アルゼンチンババア
3333
よしもとばなな原作、グラスホッパー製作、長尾直樹監督作品。
主演に役所広司、堀北真希、鈴木京香。
やさし〜色と演出のゆったりした作品。全編アスファルトの雨の匂いとか、汗の匂いとかがする夏満載の光。
アルゼンチンババアと呼ばれてる鈴木京香の家にはにゃんこが5匹ほどいて、その家が映るたびに我関せずと歩き回る姿がまた微笑ましい。
★★★☆

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