monthlymovielog

毎月のベストテンとmovielogを統合しました。
ここでは観た作品すべての感想を書いてゆこうかと…

観た日、劇場 作品名(リンク先は公式サイト)
感想(ネタバレは反転させるようにしています)
点数(通常★5つが最高。☆は半分)

2005年10月


29/ MOVIX京都 機動戦士ZガンダムU
恋人たち
3100
待望の2作目です。
やっぱ「SWESB」と同じで、3部作の中間はすでに事が始まっていて、事が何も終わらない。
初めて観る人にはまったく意味のない映画に仕上がっています。その上、前シリーズ「ガンダム」も観ておかないと人間関係が把握できないと来てる。まぁ、一見さんお断りも激しすぎ(笑)
と言いつつ、とりあえずすべて(TVシリーズ「ガンダム」、劇場版「ガンダム」3部作、TVシリーズ「Zガンダム」前作映画「Zガンダム」)を観ているのでとりあえずは、補間補間と言う感じでの鑑賞。
しかし、ここまで映画をリニューアルするとは。出場するキャラの死に方が違うのについていくのが大変(笑)。特にフォウが!フォウがぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ。
ちょっと戦闘シーンが多くてドラマシーンが少ないので、あわただしいイメージ。かつ散漫な感じ。
しかし、前作の「ガンダム」から続いてますよという布石の内容と比べ、「Zガンダム」オリジナルキャラ、それも個性的なヤツらが大挙して身震いしますよ。ベルトーチカ・イルマ、パプテマス・シロッコ、マウアー・ファラオ、フォウ・ムラサメ、サラ・ザビアロフ。名前がいいねぇ。
メカ類も変形新型が多数。これもいい。
★★★☆
29/ MOVIX京都 蝋人形の館
3099 House of Wax
ジョエル・シルバーとロバート・ゼメギスが作った往年のチープホラーをリメイクしてお届けする、ダークキャッスルエンタテインメイント製作の本格的ホラー。
いやぁ、久々ホンモノのスプラッタムービーでしたよ。血みどろで、バカ若者で、斬新な殺し方、三拍子ですごくいい。
「コーチカーター」でサミュエル・L・ジャクソンのしっかりした父親思いの息子役ロバート・リチャードが、だらしない役を演じてるのも面白い。
とにかく内容的には、「テキサス・チェーンソー」と同じ、都市伝説のような世界の話。
アメリカでは広大な土地のせいで、法の入り込めない状態の場所(土地、町、家)があり、そこに住む物(人間、動物)が、迷い込んだよそ者を餌食にしているといったもの。
その世界観見事に表現した今作。誰も入り込めない田舎の街は、住民全員蝋人形化されており、それを施したのが双子の天才外科の息子達。そこに迷い込むバカ青年達の惨劇。
久々のニューヒーロー「ヴィンセント」の登場です。
★★★★
28/ TOHOプレックス二条 ドミノ
3098 Domino
トニー・スコット監督、前作の「マイ・ボディガード」から古くは「トゥルー・ロマンス」と、なぜか周期的に激しいバイオレンスムービーを撮ってる。その一編。
実在の人物「ドミノ・ハーヴェイ」の自伝的映画。映画が完成してすぐに、本人は謎の死を遂げていると言うところまで映画的。
オープニングからエンディングまで一貫して写真集のような出来の絵。内容のハードボイルド度とは正反対の世界観がいい。
ミッキー・ロークの好演がすごくいい。
★★★★
23/ MOVIX京都 ティム・バートンのコープス・ブライド
3097 Corpse Bride
ティム・バートン製作監督のパペットアニメ。「ナイトメア・ビフォア・クリスマス」「ジュアイアントピーチ」と、まるで彼だけが監督してるようにアナウンスされてますが、今作はマイク・ジョンソンとの共同監督。「ジャイアントピーチ」は監督してないんですよ。
ま、そんな事はどうでもいいとして。
いやぁ、上記三作でも一番の出来でした。というかやっと感動できたよ。ここまで面白いパペットアニメもないかというほどいい出来。キャラ人気は当然として、ストーリーがシンプルでありちゃんと感動できていい。
主演にバートン常連のジョニデ。ヒロインにこれまた常連のヘレナ・ボナム・カーター。エミリー・ワトソン。サントラもバートン組のダニー・エルフマン。
ヒロインのコープス・ブライドがすごくキュートで素敵だった。
★★★★
23/ 京都シネマ スクラップ・ヘヴン
3096
加瀬亮、オダギリジョー、栗山千明主演。「69sixteynine」の李相日監督作品。
こういうタイプの映画、久々に見ます。いやぁ、いい映画です。懐かしささえ感じます。
久しくなかったジャパニーズインデペンデントムービーと言う感じ。
共演がまたいい。柄本明、光石研、森下能幸、田中哲司、鈴木砂羽、山田辰夫他。
バスジャックに乗り合わせた3人の第二の人生。新生した自分達の使命。
とにかく説明の少ないヴィジュアルで見せる映画は面白いです。
★★★★
22/ 京都シネマ ターネーション
3095 Tarnation
ガス・ヴァン・サントとジョン・キャメロン・ミッチェル(「ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ」)の最強ゲイフィルムアーティストのエグゼクティブプロデューサーを迎えた、ジョナサン・カウエットの監督編集主演のドキュメンタリー。
主演であるジョナサンの半生を、今まで撮ってきたフィルムを交え母親の思いを描いた作品。
彼のすごい半生は、一種ホラー映画ぽくもある。
ドキュメンタリーとしては、フィルムの状態が悪いのが多すぎて、ちょっと観難いが内容がいいのがまだ救いか。
★★★☆
21/ TOHOプレックス二条 シンデレラマン
3094 Cinderella Man
TOHOプレックスのシネマイレージで無料鑑賞(正確にはシネマイレージとは別に6回観たら1回無料と言うMOVIXと同じシステムです)。
最近のロン・ハワードの作品は、どれも2時間以上あり体調がよくないと大変危険と思ってたけど、レイトしか時間がなく決行。
そんな心配も全く感じさせない2時間半に感動作は、今まで観たボクシングムービーのどれとも違う感動があり、最高の出来でした。
特に、レニー・ゼルウィガーの演技のすばらしさは特筆!脇のポール・ジアマッティもいい味出してて、主演のラッセル・クロウを食いまくってた。
世界恐慌を境に、どん底に落ちるボクサーとその家族。そんな生活でもプライドを忘れずに、ボクシングに掛けて生きる姿は感動する。
★★★★★
16/ MOVIX京都 セブンソード
3093 七剣 Seven Swords
ツイ・ハーク製作脚本監督。
日本でのコピーが「HERO」「LOVERS」に続く武侠3弾とか言ってるけど、全く関係ないし。同じなのは上映時間だけで、監督も出演者も違う。正直対象になってる2作の監督チャン・イーモウと、ツイ・ハークでは撮り方が全く違うのに。題材がちょっと(ほんとにちょっとだけ)似てるからってこういう売り方は信じられない。
つーか、こうでもしないと売れないと言う事か。
ということで、本編。
やっぱツイ・ハークらしい、意味のないシーンの応酬で2時間半と言う無駄な時間を作っているなぁ、と。
しかしながらマンガっぽい敵味方のデザイン、設定、武器は燃える。すごくいい。サントラもなんだか重層だなぁと思ってたら、川井憲次(「パトレイバー」「リング」他)だし。
とにかく、せめて30分短くして上映して欲しい。
★★★
16/ 京都シネマ リンダリンダリンダ
3092
多分みなみ会館での先行上映があったためだと思うけど、京都シネマでの上映では前売りの販売がなく当日券(1800円)でしか観れなくて、パンフ700円も買うと2500円仕事で、この高額は確かにたまにしか観ない人達には全くのマイナス要素だと痛感する。
 とにかく、本編。
1800円もおしくないほどのいい出来です。
主演の4人(ペ・ドゥナ、前田亜紀、香椎由宇、関根史織)がいい。いや脇役も凝った配役でいいけど、それ以上に主役が勝ってる。特にペがいい。思ってた以上に存在感あり、すごくいい。
みんなの青春具合も感じられ、がんばり具合も感じられ、共感出来てすごくいい。
唯一、タイトルにもなってるブルーハーツが嫌いなだけ(笑)。
★★★★☆
/14 TOHOプレックス二条 ファンタスティック・フォー
2度目のFF。
おもちゃっぽいセンスはいい意味でアメコミらしさを一層引き出している。
Dr.ドゥームが、ファンタスティック・フォーに逆恨みするというシチュエーション。その前の金にモノを言わしてる点とか、究極の片思いとか、ありがちだけどキレてもいいかなぁ、とか改めて思ったり。
どうでもいい事だけど、シングのちんこってどうなってるのかしら??気になって仕方ない(笑)
リンク先はマーヴルファンクラブの特設ページ。
★★★★
/10 MOVIX京都 がんばれ!ベアーズ
ニュー・シーズン

吹き替え版
3091 Bad News Bears
テイタム・オニール主演の元映画のリニューアル。
けど・・・あれ?
なんなん??この温さ。ゆる〜い展開。全く感じない感動。
う〜ん、クライマックスだけ一応元と一緒だけど、けど軽い。
主演のビリー・ボブ、よくこんな映画に出たなぁ。しかし胸元から覗く胸毛が白髪化していて枯れた感じでした。
★★☆
/10 MOVIX京都 鳶がくるりと
3090
観月ありさ主演の東映らしいコテコテコメディムービー。
期待してたのは、違う畑の主人公がひょんな事からとび職になって(関わって)人のレベルが上がるという、そしてとび職の裏側を面白おかしく見せるホイチョイ系かと思ってたら、全くないというかなりそうになるけど、主人公をべったり追うからおのずとそういうシーンが少なくなる。その上登場人物の個性を見せる為にもっと少なくなる。
コメディとかサントラとかいいところはあるけど、映画としてはどうか。まるでTVスペシャル。TVスペシャルなら高視聴率取れると思う。そんな映画。観月もそうだけど、哀川翔、品川庄司、須藤元気、それにもう一人のヒロイン通山愛里がいい。
カメオで窪塚洋介が事故以来初出演してる(
こんな映画に…)。
★★★
/9 TOHOプレックス二条 蝉しぐれ
3089
東宝が作った藤沢周平原作の映像化。
最近製作された2作(「たそがれ清兵衛」「隠し剣鬼の爪」)のと同じ、下層階級の武士の人生を細やかに描いている。
今作のテーマは、親子愛と忍ぶ愛。
武士というか日本人と言うかの強い「耐える」という事の心。よく出来ています。その青年期の主人公2人(石田卓也、佐津川愛美)のしっかりした演技がいい。
★★★★
/8 京都スカラ座 この胸いっぱいの愛を
3088
前売りを買い忘れたのでレイトで久々の京都スカラ座。
「黄泉がえり」のスタッフと言う事で観に行ったのが70%だったけど、その良さが感じられず終了。
よく似たシチュエーションなのに、カタルシスがない。ないわけではないけど、薄い。
もっと泣かせられたはずだと思う。
★★★
/1 TOHOプレックス二条 ステルス
先行ロードショー
3087 Stealth
いやぁ、侮ってました。何でこの時期にこの作品を先行ロードショーするのかと思ってたら、納得です。
予告で観る限りのイメージそのままだと思ってたらコレが意外なクライマックスに縺れ込んで、意外に重い展開だったりするのがいいです。いや、ハリウッド的ご都合主義は健在ですけどね。
始まりは「トップガン」そして「ナビゲイター」「ファイヤーフォックス」佳境は「エネミーライン」そしてクライマックスは「007」シリーズと言った趣。いいとこ取りといえばそれまでか、けどちゃんとオリジナリティありでいい。
CGでないと出来ない事をちゃんとCGを使って表現している。大迫力で。
戦闘機が主人公の映画なんで当然だけど、戦闘機がいい。もう、かっちょよすぎ。
主人公の3人の過酷な運命も、一見軽そうな内容を重厚にしている。
★★★★★
/1 TOHOプレックス二条 シン・シティ
3086 SIN CITY
ロベルト・ロドリゲスと原作者フランク・ミラーの共同監督。その上マブのタランティーノもゲストで一部監督してたりするコミック原作のヲタ映画。
バイオレンスさがすばらしいけど、マーヴの不死身さにあまり痛さを感じなかったり。
主演扱い(3人いるのでとりあえず)のマーヴ役であるミッキー・ロークのメイクがちょいやりすぎ感があるかなぁ。
主人公が時間軸と共に3人に移り変わる。それに徹底したパートカラーもいい。
けどさすがロドリゲス。相変わらず一般受けしない演出だなぁ。

画像は、初日プレゼントのスペシャルトレカ。
★★★

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