monthlymovielog

毎月のベストテンとmovielogを統合しました。
ここでは観た作品すべての感想を書いてゆこうかと…

観た日、劇場 作品名(リンク先は公式サイト)
感想(ネタバレは反転させるようにしています)
点数(通常★5つが最高。☆は半分)

2005年9月


/26 MOVIX京都 SHINOBI
3085
いやぁ、すごいすごい。
邦画でここまでしっかり特撮を使って、しっくり来てるのも珍しい(笑)。
原作は知らないんだけど、これはもう和製X-MENだね。最高のキャラ特性満載の登場人物も最強。
見事です。こういうの大好き。
後半の主演同士の対決、ちょっと引き目ですが、全体としては浮ついてなくすごくいい。
★★★★
/26 MOVIX京都 頭文字
イニシャルD
3084 Initial D
香港製邦画というよく判らない映画になってる、ので吹き替えで観ました。ので全員日本人みたいで違和感なし。
つまり、主演陣、製作側は香港。ヒロイン、舞台、原作は日本。
重鎮アンソニー・ウォンもいいけど、主演格のエディソン・チャンが超男前でびっくり。
カメラワークがCGをうまく使いスムーズでアクティビティ。盛り上がる盛り上がる。
サントラもエイベックスからも多く使われいい感じ。
★★★☆
/25 サントリーIMAXシアター エイリアンズ・オブ・ザ・ディープ
3083 Aliens of the Deep
久々のジェイムズ・キャメロン監督3D作品。
フィクションかと思ったら、ノンフィクションでした。いや、希望的観測のクライマックスはあるけど。
キャメロンの有り余る金の使い道に「深海」を選んだと言う感じの内容。
とにかく深海に激しい探究心と冒険心を持って挑む大富豪という図式にしか見えなかったり。
けど、映像的には面白い。様々な分野のエキスパートを深海探査艇に載せて、意見を聞いたり。3D演出もイヤミなく、クライマックスの特撮映像もすごくいい。いやそれだけでも見る価値ありかと。そんな45分です。
★★★☆
/25 サントリーIMAXシアター ASTRO BOY鉄腕アトム
10万光年の来訪者・IGZA
3082
巨大スクリーン対応の2Dアニメ。
久々にIMAXで観たのでTVに顔を近づけて見たような目に負担掛かりまくりな感じの絵。
正直、IMAXに値する内容でないし。
★★
/22 TOHOプレックス二条 NANA
3081
こちらは前出の「タッチ」と比べると確実に女の子視点の青春映画。
バンドメンバー同士の醜い恋愛劇がない時点で夢物語のような展開。とにかく「醜い恋愛」が極力ない、というのがこれは理想なんでしょうね。人を思う気持ち、それだけで成立するんでしょうね。
主人公2人の性格が悪い。というか悪い事を共感させる勝ちのストーリーかと、これは。s-thing的には、特にお嬢様系のナナには拒絶反応満載でしたが。
バンドメンの話だからと言うわけでもないけど、サントラがいい。すごくいい。あと衣装もすごくいい。
続編製作決定だそうで、このあとの展開も見てみたいものです。
★★★☆
/22 TOHOプレックス二条 タッチ
3080
ほぼ5点満点に近い4,5点。
いやぁ、侮ってました。まるで過去の遺物のような感覚で観に行ったわけですが、つまり犬童一心監督作と言うだけで、いや「正統派アイドル映画」の図式を描ける作品として観に行っただけなんだけど、号泣です。(いや、正直号泣はしてませんけど、そういう気持ちということで)
半分くらいストーリーを忘れてて展開に新鮮味を感じのも勝因かもしれないけど、すばらしいストーリーです。王道とはこのことを言うのでしょうね。
男の子主観の展開なんで、願望が前面に出てるところが気になるところは気になるですが、そういうのを押しのけて感動できます。前出の「コーチ・カーター」と双璧と言う感じ。
★★★★☆
/22 TOHOプレックス二条 劇場版
仮面ライダー響鬼と7人の戦鬼
魔法戦隊マジレンジャー
インフェルシアの花嫁
3079
正直2度も観る映画ではないです。
のでコメントできなかったり。
ま、本筋と関係なく特撮がどうとか、衣装がどうとかじっくり見れたので、それでよかったかと。
★★☆
/21 京都シネマ ハッカビーズ
3078 I Heart Huckabees
好きな映画「スリー・キングス」の監督作品と言うのをパンフで知りました。
しかしながら白人の笑いのセンスの合わなさには吐きそうになったり。
とにかく、観念的で、ひどい詩的で、笑えない。逆に引きまくり。
これでも出演者は一級だからやはりs-thingに判らない脚本の良さなんでしょうね。
/21 京都シネマ コーチ・カーター
3077 Coach Carter
パンフくらい作ってよ。って感じ。ですが、久々の満点!!
実話に基づいたストーリーで、過去の栄光を持った町のスポーツ用品店店主が地元の高校バスケットボールクラブのコーチのなるところからドラマは始まる。
サミュエル・L・ジャクソン主演だけど、共演になる生徒達の表情の豊かさには引けをとらない。
特に主人公の息子役のロバート・リチャードは、黒人には珍しい瞳の色で引き込まれるよう。
ま、青春モノ、スポコンモノにありがちな展開だけど、ラストの展開はもう号泣なくしては感動できない。
ここまで引っ張ってくれる映画も久しぶりです。
★★★★★
/19 MOVIX京都 メゾン・ド・ヒミコ
3076
「大阪物語」「黄泉がえり」(脚本)、「金髪の草原」「ジョゼと虎と魚たち」「いぬのえいが」とs-thing好みの作品を創りつづけてくれている犬童一心(「いぬどういっしん」と読むそうです)監督作品。
ゲイの為の老人ホームを主催しているヒミコ(通称)の実の娘に、恋人である男が訪れ家政婦として週1回働いて欲しいと持ちかけられる。そこから絶縁状態の実の父子、身近になったマイノリティの存在をやさしく緻密に描き出している。
その娘役に柴咲コウ、父親に田中泯、父親の恋人にオダギリジョー。
ゆっくり変化してゆく人生が爽やかなクライマックスを迎える。
★★★☆
/18 MOVIX京都 ファンタスティック・フォー
3075 Fantastic Four
マーヴル印の最新作。
「X-MEN」「スパイダーマン」と同じく1960年代にスタン・リーを原作とした同名アメコミ。
4人の著名科学者が宇宙ステーションで宇宙線を浴び、DNAに異常をきたしてそれぞれ特徴的な機能を身につけ、それを結果的に社会に役立てる。というあらすじ。
宿敵は、マーヴルでも屈指のヴィラン、Dr.ドゥーム。彼もまた科学者の一人として宇宙線を浴びて特殊能力を持って彼らを敵視(逆恨み)し殺す為に狙い行動する。
映画は3つのパートに別れ、前半主人公の位置関係と生身の時の性格を描き、中盤異常をきたした主人公達の葛藤と活躍、後半宿敵のご乱心と対決、と言う感じ。
正直、今までのマーヴル系と比べるとよりマンガぽい展開。主人公達の能力は、スパイディやウルヴィとかと変わりないはずなんだけど、なんかおもちゃぽい。けどそれもアリか、と。
特撮も申し分なく、ザ・シングの着ぐるみも悪くはないけど、もう少しごつごつしててもよかったかなぁとは贅沢かな。
サントラもゴキゲンだが、エンディングにオレンジレンジの「キリキリマイ」が正式に使われているのは意味不明。
★★★★
/17 TOHOプレックス二条 銀河ヒッチハク・ガイド
3074 The Hitchhiker's Guide to the Galaxy
元々原作は有名な古典SFだそうで。
しかし原作通りのストーリー展開なら、こんなにすばらしいストーリーはないというほど奇想天外。筒井康隆的でもある。
主人公(舞台)がイギリスで、イギリス訛りが心地いい。
唐突に地球が破壊され、ヒッチハイクまがいの事をしながら救出したり地球を元に戻したり。着ぐるみとかミニチュアとか意外とローテク満載をちょっとの最新の特撮で補った様はOK。
「マルコビッチの穴」以来怪優扱いされて、今回もすばらしいカメオ状態で笑わせてくれる。
個人的に気に入ったのは、左図のヴォゴン星人。もっすごい気持ち悪い上に、ヴァリエーションがすごい。&チョーリアル。
あと、メカ類が幾何学的で楽しい。丸くて赤いまたは白い宇宙船がいい、すごくいい!!
★★★☆
/11 TOHOプレックス二条 STARWARS Episode3
シスの復讐
DLP×THX×DDS
6度目のエピソードV。
DLP上映(上映スタイル)、THXシステム(劇場環境)、ドルビーディジタルシアター(音響システム)のトリプルコラボ状態での鑑賞は、最高でした。有終の美と言うところでしょうか。
画面のクリアさと明るさはびっくり。惑星ウータパウの空の色がエメラルドグリーンと気付いたり。
音響のすごさは体験済みのはずが、またまた目からうろこ。バグ・ドロイドが喋ってたり、パルパティンvsヨーダの背景で定期的に重低音が響いてたり。
まだまだ気付いてない事が一杯ある。
で、6回目でやっとミレニアムファルコンの同型船を見つけました。冒頭のシチュエーションのあと、パルパティンをメイスに届ける時の港でした。
へマシーンを2箇所。アナキンがパドメに2機目のジェダイ・インターセプターに乗って会いに行った時、R2のアップとインターセプターに装着時の肩(?)の位置が違うのよ。アップになると、完全に機体に埋まってる。
もうひとつは、アナキンがついにダース・ヴェイダーになるところ。マスクを被る時、顎のプロテクターがない状態で被らそうとしてて、アップになると顎のパーツが付いてる(笑)。
ま、こんな感じで、まだまだ終わらないSTARWARSでした。
タイトルのリンクは「THXシステム」の紹介ページです。
★★★★★
/11 ナビオTOHOプレックス モディリアーニ
真実の愛
3073 Modigliani
いやぁ、すばらしい出来です。
完全なフィクションと冒頭に出てきますが、そういうの関係なく、面白い。
好きな画家(知ってる画家)が大挙登場の激しい人間関係劇。
主演のモディリアーニにピカソ、ユトリロ、ルノワール、リベラ。
クライマックスのコンペ作を描く、それぞれの画家の葛藤が、まるで格闘技のようで見事な演出である。
ここまですばらしいとは。必見です。
★★★★☆
/10 MOVIX京都 チャーリーとチョコレート工場
3072 Chaelie and the Chocolate Factory
ジョニデ主演、ティム・バートン監督、ダニー・エルフマン音楽というゴールデントリオのファンタジー。
さすがバートン。笑いすべて激しくダーク。
元々いじめられっこに近い存在だった(とふぁみ通インタヴューで語る)彼が、いじめっ子たる存在を完膚なきまでに打ちのめす脚本演出はお見事(笑)
ジョニデと前作でも共演したフレディ・ハイモアとその家族の配役の見事さも感心。
実写で「ナイトメアビフォアクリスマス」するすばらしいセンスのバートン節は日本人にどうかとは思いますが、s-thingはすごく楽しい一品でした。
そうそう、ウォンカチョコが食いてぇ、ってことで帰りにコンビニでチョコ買いました。
★★★☆
/10 MOVIX京都 TOP GUN
デジタルサウンド・リマスター版
3071 Top Gun
タイトル通りのサウンド強化版の往年の名作「トップガン」のリバイバルです。
前売り特典のピンズはあるのにパンフは作ってないと、まぁいいか。
今をときめくJ・ブラッカイマー製作のハリウッドらしい作品。
とにかく冒頭から燃える燃える。サントラのあまりのよさにしびれたり。
駆け出しのティム・ロビンスが出てたり、コメディエンヌとして成功する前のメグ・ライアン。
この年の差で恋愛に持ち込むのはどうかと思う(笑)、上官ケリー・マクギリス。
特撮もたいした事ないし、主役級はいない、トム・クルーズのための映画だけど、今観てもさすがのエンタテインメント性はさすがです。
★★★☆
/4 MOVIX京都 劇場版
仮面ライダー響鬼と7人の戦鬼
魔法戦隊マジレンジャー
インフェルシアの花嫁
3070
MOVIXポイントで観る。
戦隊モノは相変わらずのTV枠から超えられない出来で萎え。
今作に仮面ライダーは、現代の世界と、明日夢の想像(回想?)シーンのダブルフィーチャー。
過去の世界の鬼のバラエティ豊かさが楽しい。
アギトの名コンビ、出渕と草薙の敵デザインワークも見事。
しかしながら話が緩い。もっとシェイプできたと思うんだけど。そこだけが残念。
★★☆
/4 京都シネマ サマータイムマシーンブルース
3069
イメージドリンクギンギンDX 朝8時45分頃に劇場に到着。初回の40番目をゲットン。
中央の前から4列目に座る。
上映後の舞台挨拶には主役の、瑛太、上野樹里、川岡大次郎、ムロツヨシ、真木よう子、監督の本広克行、原作脚本の上田誠、それに寝坊で新幹線に乗り遅れてきた与座嘉秋という最高の布陣。司会の川岡大次郎が盛り上げさらぁと終了。
本編は、原作が演劇とは思えないアグレッシブな展開の作品。
「バック・トゥー・ザ・フューチャー(以下BTTF)」のパロディである時計台なんかをさりげなく置きつつ、しかし「BTTF」の強引な矛盾を細かく細かく出さないようにしてスラップスティックコメディに仕上げている。
大作続きの本広監督が製作も兼ねて選んだのは、この小品である演劇の映像化だった。ゆえに一層本広監督の趣味が炸裂している。それが出身地でのロケ。ワークショップや、合宿でのトレーニングに、完全ディジタル撮影。
ROBOTの楽しさも備えた佳作。
★★★☆
/3 MOVIX京都 奥様は魔女
3068 Bewitched
往年の同名TVシリーズの映画化。
しかしながら切り口を変え、劇中劇でホンモノの魔女に「サマンサ」を演じさせて、なおかつホンモノの恋に落ちると言うもの。
ハリウッドらしいライトなコメディ。
所謂、毒にも薬にもならない映画と言うのはこういう映画の事を言う。
★★★
/3 MOVIX京都 ランド・オブ・ザ・デッド
3067 Land of the Dead
MOVIXポイントで観る。
御大ジョージ・A・ロメロ監督が重い腰をやっと上げて、脚本監督したゾンビ映画最新作であり祖である。
今作は切り口を変え進化するゾンビを描いて「ホラー」と言うよりSFに近いテイストになっている。
だからホラーを観に来た人にはイマイチ乗りが悪いかもしれないが、前作までの猛烈なファンには納得シーンはそこらじゅうにあり嬉しい限り。
生きながら腹から上下に引きちぎられたり、トム・サビーニがカメオでゾンビに扮したり。エグさや怖さはすでに他の監督が遥に凌駕してしまっているから、彼がゾンビ映画を撮ると言う事はある意味哲学的であるのかと思ったり。
とにかく面白い。
★★★★
/2 ナビオTOHOプレックス 南極日誌
3066 南極日誌
今年最初の韓国映画。
よく出来てます。一瞬ホラーかと思えます。しかしながらどうやらそういうわけではないようで、心情をこういう風に描いた、というだけ。
その描写はすばらしい。雪から出る手、見えないものが見えたり、異常に感情的になったり。
主演の、ソン・ガンホとユ・ジテの演技がすばらしい。
★★★

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