monthlymovielog

毎月のベストテンとmovielogを統合しました。
ここでは観た作品すべての感想を書いてゆこうかと…

観た日、劇場 作品名(リンク先は公式HP)
感想
点数(通常★5つが最高。☆は半分)

2005年4月


/30MOVIX京都 阿修羅城の瞳
3018
元々劇団★新感線の演劇の為の脚本。正直s-thingにはイマイチ合わないんだよね。この劇団の演劇。
という訳で、やっぱイマイチ。長いんだよ、シーンシーンが。
と言っても演劇と違い、後半の盛り上がりの特撮は、よく出来てはいる。出演者も浮いてない。けど台詞がクサイから浮いて見える。やっぱ脚本が悪いなぁ。
★★☆
/24TOHOプレックス ハイド・アンド・シーク
暗闇のかくれんぼ
3017 Hide and Seek
演技派デ・ニーロとダコダちゃんの初共演作。
とにかく2人がうまい!!と思ってたら映画的にファムケ・ヤンセンがすべてを掻っ攫って行った(笑)。それが嬉しい。
わかりやすい展開のサスペンス。
エイミー・アーヴィングがすごいおばはんになってて、全然気付かなかった…。
★★★
/24シネ・リーブル梅田 隣人13号
3016
後味を良くしたエンディングに見えるけど、何のことはない妄想に過ぎない、と考えたs-thing。
ので全編砂を噛むような内容で、痛い。その上変な幻想シーンがたびたび挿入され、ちょっとイラち。
殺されるお子様が、獅童と観覧車に乗ってマジ泣きしてるシーンは、マジさが伝わってきて面白い。
★★☆
/23MOVIX京都 シネマ歌舞伎第1弾
野田版 鼠小僧
3015
今年2度目の満点。
けど、演劇を録画上映したものだから「映画」かというと「映画」ではないのだけど。
MOVIX京都の拡張された新館(5スクリーン)での上映作品。
HD高性能デジタルカメラ撮影、DLP(デジタル)上映で6chデジタルサラウンド。
スクリーンでこんなに生演劇と生劇場を感じられるとは思わなかった。
とにかくすごい!!
正直、TVで放映する演劇は出来るだけ見るようにしているが、アップ(トリミング)になる分カメラの追い切れない不自由さが歯がゆかった。それが今作はほとんど感じられないのだ。その上、DLP上映のおかげで、包み込むような拍手や笑い声の中、すばらしく鮮明な画像が目くるめく展開していくのは溜息しか漏れないほどすばらしい。
演出、演者のよさもあるとは思うが、とにかくこの上映方式と編集技術に拍手喝采である。
★★★★★
/23MOVIX京都 マスク2
3014 Son of the Mask
はっきり言って面白くない。
前作がジム・キャリーでもってたのがよく判りました。
しかし、今作でもがんばってる人がいます。ロキ役のアラン・カミング。彼だけがすばらしい。
★★
/17MOVIX京都 真夜中の弥次さん喜多さん
3013
監督脚本を今をときめく宮藤官九郎が勤めたしりあがり寿原作コミックの映像化。
しかし、原作を少しかじったthingは、ほんとにこの原作を映像化するのか?と思ってた。
で、観たところ、すばらしい映像化。原作通りと言う感じ。
しかし、原作はマイノリティ満載の話で、どう面白く出来るのかと思ってたら、やっぱ本質は厳しいと思った。
★★☆
/17MOVIX京都 コンスタンティン
3012 Constantine
DCコミックのヴァーティゴレーベル、最近流行のコミック原作「ヘルブレイザー」の映像化。
主演のキアヌ・リーブスとレイチェル・ワイズがぴったりハマる。個人的には「オルランド」でも中世的な魅力のティルダ・スウィントンと「アミスタッド」のジャイモン・フンスーがいい味出してると思う。
天使と悪魔、天国と地獄って話すごい好きなんだよね。それもハード目のダークさがいい。これはマーヴルと違うところかと思う。マーヴルはスーパーヒーローが闊歩する派手目な映像だが、DCはどちらかというと普通の人間がヒーローになってしまうという感じか。「キャットウーマン」しかり「バットマンビギン」しかり。
悪魔と人間のハーフを使い、悪魔界の王の息子が人間界を支配しようとたくらみ、それを阻止しようとする自己中心な主人公の話。
やっぱアメコミ原作の映画はいい!!
★★★☆
/16京都シネマ カナリア
3011
オウム真理教自体のあり方を題材に、振り回されてしまう少年少女の生き様を描いた作品。
s-thingは教団の存在自体が許せないので、その素行に拒否反応しか起こらなかった。主人公が少年と言うところとか、そういう意味では「誰も知らない」と似た感覚の映画だと思った。
ちなみに主人公の石田法嗣はいいね。すごくいい。
脇を締める役者の面々が渋くていい。西島英俊、甲田益也子、りょう、水橋研二、戸田昌宏ほか。
★★★
/10TOHOプレックス フライト・オブ・フェニックス
3010 Flight of the Phoenix
監督があの「エネミー・ライン」のジョン・ムーア。
輸送機の事故シーンは、モロ「エネミー・ライン」。だから面白い。民間機でレシプロという違いはあるけど、飛行機には変わりない(笑)。よっぽど飛行機好きなんだね。
主演デニス・クエイド。いつまでも主役はれてすごい。名脇役ジョバンニ・リビシが珍しくニヒルな役で金髪でがんばってる。
脚本がイマイチ練りきれてない気はするけど、全体の筋はやっぱ面白い。
★★★
/9ユナイテッドシネマ大津 クライシス・オブ・アメリカ
3009 The Manchurian Candidate
ユナイテッドシネマ限定公開。
リチャード・コンドン原作の「影なき狙撃者」、2度目の製作。
主演デンゼル・ワシントン、監督ジョナサン・デミ。
ハリウッドにはよくある陰謀モノ(コンスピラシームービー)。ハイテクSFというか、X-FILES系というか、とにかく演出が面白い。
相変わらずドアップで狙うカット割りとか、音とシンクロさせて重要シーンを見せるとか、狙ってていい感じだよ。
ところで、今年2本目のパンフなし…。なんか増えていきそうな気がする。
★★★☆
/2MOVIX京都 アビエイター
3008 The Aviator
無冠の王様2人、マーティン・スコシージ監督、レオナルド・デュカプリオ主演のハワード・ヒューズの伝記。
今作も唯一ケイト・ブランシェットのキャサリーン・ヘップバーンが主要で受賞しただけで、ほかは技術賞ばかり。そのケイトの演技が秀逸。顔は全然似てないけど、しぐさから喋り方までまるでそっくり。それだけで感動できます。ほかにはジュード・ロウのエロール・フリンや、ケイト・ベッキンセールのエヴァ・ガードナーなどのスターをスターが演じているのも面白い。
とにかく自信過剰で冒険家の主人公ハワード・ヒューズをレオ様が好演。どんどん精神に異常をきたしていく様も見事です。
それより何より彼の作り出した飛行機のかっこいいこと!!!
P-38ライトニングにも似たXF-11のすばらしいデザインは秀逸。
★★★☆

BACK