2021 BEST 10

洋画編

1位 ザ・スーサイド・スクワッド 極悪党登場
IMAX2D字幕
ジェームズ・ガン監督作品。
ここまでぶっ飛んだ演出は久々に思う。
近年のアメコミ映画の中でも飛びぬけていい出来だ。
2位 キャンディマン ニア・ダコスタ監督作品。
ジョーダン・ピール製作によって、過去の「キャンディマン」と違い、よりスタイリッシュに、よりダークになってワクワクが止まらない展開。
3位 ビースト イ・ジョンホ監督作品。
フランスの映画を原作としてるらしいけど、より韓国映画らしく改修されて、よじれるほどの業に満ち満ちた内容になっている。
4位 プロミシングヤングウーマン エメラルド・フェネル監督作品。
一人でヴィジランテとして、クソ男を懲らしめてきた女性を描いた意欲作。
すごくメッセージ性は高いが、ほぼホラーというところもすごい。
5位 クルエラ クレイグ・ギレスビー監督作品。
配信と同時公開された「101匹わんちゃん」の悪役であるクルエラ・デ・ビルを主人公にオリジンを描いていて、とにかくクールでおしゃれ。
6位 ファーザー フロリアン・ゼレール監督作品。
認知症になった父親と2人の娘の関係を描いた作品。と思いきや、クライマックスの大どんでん返しに背筋が凍る。
7位 MINAMATA ミナマタ アンドリュー・レビスタ監督作品。
ジョニー・デップを主演に、水俣病をジャーナリストの目線から描いた意欲作。
しかし、アメリカではジョニー・デップの素行により未公開という残念な話。
8位 藁にもすがる獣たち キム・ヨンフン監督作品。
今年2本目の韓国映画。風が吹けば桶屋が儲かる、を韓国らしい血みどろと遺恨で描いた傑作。
泥沼の展開がすごい。
9位 ジャングルクルーズ
ULTIRA Dolby Atmos
ジャウム・コレット=セラ監督作品。
「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズに匹敵するローラーコースタームービー。ドウェイン・ジョンソンの当たり役。
シリーズ化決定で楽しみが増える。
10位 ヴェノム:レット・ビー・ゼア・カーネイジ
IMAX2D字幕
アンディ・サーキス監督作品。
SONYのマーベルシリーズ「ヴェノム」の2作目。前作より地に足ついた設定が思ってたヴェノムですごくいい。
「スパイダーマン」のヴェノムの時はどうなることかと思ったけど一安心。
次点 最後の決闘裁判 リドリー・スコット監督作品。
巨匠が描いた中世ヨーロッパを舞台に女性向上を描いた作品。
ブラック・ウィドウ ケイト・ショートランド監督作品。
MCUシリーズとして、ブラック・ウィドウのオリジンを描いている良作。


邦画編

1位 シン・エヴァンゲリオン劇場版:|| 庵野秀明総監督作品。
ついに最終作となった「エヴァ」シリーズ。
とにかく全編、打ちひしがれるほど感動する。
2位 ヤクザと家族THE FAMILY 藤井道人監督作品。
今年はヤクザに関わる映画が多かった中、一番面白かったと言える作品。
3位 あのこは貴族 岨手由貴子監督作品。
上級国民と一般人の友情を描いている。
4位 キャラクター 永井聡監督作品。
漫画家と快楽殺人鬼の関係が面白い。容赦ない演出も韓国映画見習った感じで悪くない。しかし原作がないのがすごい。
5位 すばらしき世界 西川美和監督作品。
元ヤクザの更生を描いているが、あまりの切なさに号泣必至。
6位 空白 吉田恵輔監督作品。
万引きを捕まえようした店長と、逃げた女子高生、その父親の関係を心の奥底から引き裂かれるような展開になっていく。
救いのクライマックスが、しかしもつれた糸をほどくには程遠いというのを思い知らされる。
7位 BLUE ブルー 吉田恵輔監督作品。
ボクシング映画に駄作なしをしっかり守ってくれた作品。
ボクサーの目線の違いを淡々と描いた佳作。
8位 鳩の撃退法 タカハタ秀太監督作品。
すごい面白い脚本。リアルかフィクションか分からなくなるところがいい。藤原竜也というのも面白い。
9位 花束みたいな恋をした 土井裕泰監督作品。
普通の青年と少女の出会いから別れまでを感情豊かに描いている。
思い当たるシーンが多すぎてイタイ。それくらい感情移入できる。
10位 孤狼の血 LEVEL2 白石和彌監督作品。
シリーズ2作目。前作よりリアリティが薄れて、ちょっと残念だけど、それでも勢いはすごい。
次点 ドライブ・マイ・カー 濱口竜介監督作品。
賞を取りまくり状態の作品。主人公の感情の機微がすばらしい。
砕け散るところを見せてあげる SABU監督作品。
学校で嫌われ者の少女と前向きな青年の出会いの話かと思ったら、コークスクリューな展開の後半に移行し、サイコサスペンスになる。
面白い青春群像劇。


配信編

ニュー・ミュータント Disney+ FOX最期のマーベル映画。
ジョッシュ・ブーン監督作品。
幾度となく公開日が変更した上に日本未公開という不遇の青春ホラー。
原作(邦訳済み)の「デーモンベア」をある意味、忠実に再現した怪作。
The New Mutants
密航者 Netflix ドイツ・アメリカ合作。
ジョー・ペナ監督作品。
火星に向かう宇宙船で密航者が見つかり、その存在と理由を巡るサスペンス。
Stowaway
あの夏のルカ Disney+ 配信のみのPixar長編アニメ。
エンリコ・カサローザ監督作品。
イタリアを舞台に半魚人の主人公が人間にあこがれを抱き、地上に住もうとする話。
イタリアの文化や雰囲気が愛らしくてすごくいい。
Luca
アーミー・オブ・ザ・デッド Netflix アメリカ映画。
ザック・スナイダー監督作品。
暴走ゾンビムービー。予想外の設定がすごい。
Army of the Dead
ブラッド・レッド・スカイ Netflix ドイツ・アメリカ合作。
ペーター・トアバルト監督作品。
ヴァンパイアとハイジャックを掛けた不思議なテイストのサスペンス。
Blood Red Sky
コンスタンティン Netflix 2005年公開作品。
フランシス・ローレンス監督作品。
キアヌ・リーブス主演のヴァーティゴのグラフィックノベルを原作としたホラーアクション。
改めて観返して、一層面白さを実感。
Constantine
ザ・ハーダー・ゼイ・フォール Netflix アメリカ映画。
ジェームズ・サミュエル監督作品。
黒人の黒人による西部劇。
なおかつ脚本が素晴らしく新世代西部劇という感じ。
The Harder They Fall

1/10/2022


総評 2021年の1位は絶対君主状態。
去年のコロナの影響と比べると洋画はバラエティ豊かになって観るのが楽しかった。
邦画は反社の人間模様が深くて面白い作品が多かった。

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