2019 BEST10

洋画編

1位 ワンスアポン・ア・タイム・イン・ハリウッド
IMAX2D
クエインティン・タランティーノ監督作品。
この悲惨な事件をタランティーノが上向きに創造し直してくれた。もう、感動しかない。
とにかくブラッド・ピットがすばらしい。
2位 アベンジャーズ:エンドゲーム
IMAX3D
アンソニー&ジョー・ルッソ監督作品。
いよいよ終わったインフィニティガントレットの顛末。ここまで盛り上がるとは思わなかった。
というか一般人がドはまりしてるのが、完全な「流行」だね。
3位 スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム
IMAX3D
ジョン・ワッツ監督作品。
MCUに関わってから冠タイトルとしては2作目になるスパイディ。
今までの重圧なスーツを配した、まるでコミックから抜け出たようなスーツをまとったスパイディは、より若々しくなって画面いっぱい暴れるのが清々しい。そこに青春という苦悩も織り交ぜられて面白い。
4位 ファースト・マン
IMAX2D
デイミアン・チャゼル監督作品。
月面着陸した宇宙飛行士を描いた内容。今までもあったけど、目線が主観に近かったり、よりリアルに描いていたりと挑戦的で楽しめる。
5位 グリーンブック ピーター・ファレリー監督作品。
マイノリティの黒人と、粗野なやくざイタリア人の実話をベースにした友情物語。
オフビートな笑いの中に、強烈な差別シーンや、心が暖かくなるシーンが続いて、感動する。
6位 ライリーノース 復讐の女神 ピエール・モレノ監督作品。
懐かしさのある私刑人のアクション映画。とにかくドンパチ、とにかく殺戮。これはすごくいいw
7位 アクアマン
IMAX3D
ジェームズ・ワン監督作品。
やっとマーベルに追いついたと言えるエンタテインメイントに特化したDCのヒーロー映画。
海底都市の素晴らしさは必見。
8位 ポラロイド ラース・クレブバーグ監督作品。
アメリカのホラー映画としては「IT iイット」と同等の出来の良さ。
敵(悪霊)の強さと、それに立ち向かう主人公の強さが観ていてワクワクする。
9位 クリード 炎の宿敵 スティーブン・ケイプル・Jr.監督作品。
「ロッキー」シリーズとしては最新作で、今回はイヴァン・ドラゴの子供といういい感じに世代交代させている。
10位 アリータ:バトルエンジェル
IMAX3D
ロバート・ロドリゲス監督作品。
最近はよくある、ユーザーからの反感(「ソニック」「CATS」)を受け止めて修正した1作目じゃないかな。
それを受けるほどの親日、というか原作LOVEな脚本が見事。ここまで面白いとは思わなかった。
次点 スターウォーズ:スカイウォーカーの夜明け
IMAX2D
J・J・エイブラムス監督作品。
スカイウォーカーにまつわる1連のシリーズの完結作。
完結させるために監督がいろんなところに忖度して完成させたとしか思えない。
やり方はもっとあったと思うけど、シークゥエルの最終作としては成功したと言えるかな、と。
荒野の誓い スコット・クーパー監督作品。
よく観る西部劇は退屈極まりないのが多い中、制限のある世界観でここまで面白く演出できるの脚本が見事。


邦画編

1位 見えない目撃者 森淳一監督作品。
原作は同名の韓国映画。主演の吉岡里帆がとにかくすばらしい。
容赦ない展開も韓国映画が元って感じですごくいい。
2位 僕のヒーローアカデミア
HEROES RISING
長崎健司監督作品。
原作者の大きくかかわった映画オリジナル脚本の長編アニメ。
原作者が好きなアメコミ映画をいい意味で模倣しててアガルアガル。
ここまで心の奥底を引っ張るとは、見事です。
3位 アルキメデスの大戦 山崎貴監督作品。
山崎監督らしくない内容だと思ったら、予想以上にフィクションでやっぱり山崎印だった。
こんなに上がる戦時モノも珍しい。
4位 新聞記者 藤井道人監督作品。
主演のシム・ウンギョンがすばらしい。ポリティカルサスペンス。
5位 凪待ち 白石和彌監督作品。
「新しい地図」の香取慎吾主演のだらしない男を淡々と描いた名作。
こんなにおっさんだったかと、アイドルを抜けていい意味で濃くなった。
6位 ひとよ 白石和彌監督作品。
一つの亀裂が修復できないまで進むと血のつながりはどうなるのかを描いた秀作。
7位 半世界 阪本順治監督作品。
「新しい地図」の稲垣吾郎主演の家族を描いた佳作。
淡々と描かれた脚本は、ジャニーズではない感じでいい。
8位 居眠り磐音 本木克英監督作品。
新世代時代劇とも言える、アクションも派手ですごく観やすくていいベーシックな作品。
シリーズ化しても全然いける内容。
9位 さよならくちびる 塩田明彦監督作品。
奏基博、あいみょんの楽曲を歌う女性ディオグループの解散までを感情豊かに描いていて、すごい楽しめる。
10位 プロメア 今石洋之監督作品。
今の日本の最高峰のアニメ映像が見られる。
次点 Diner ダイナー 蜷川実花監督作品。
昭和の若いころはこういう映画が多かったよなー、と思える奇想天外さが面白い。
台風家族 市井昌秀監督作品。
「新しい地図」の草なぎ剛主演のシニカルなコメディ。
元々芸人の監督らしい切り口が面白い。

2/16/2020


総評 洋画は、ブロックバスターじゃない作品が結構多くて選ぶのが大変だった。それでもマーベルが明確に上位に入るのは好みの問題。
邦画は、予想外の1位。「新しい地図」ががんばった1年という感じ。

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