洋画編 |
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1位 | テッド | セス・マクファーレン監督作品。 子供の頃からあこがれてた、ぬいぐるみと親友になるという事をリアルに描いていて、なんだか見透かされたようで気恥ずかしくもあり懐かしくもあるそんな作品。 がっつり「フラッシュ・ゴードン」をフィーチャーするあたりも心得てる。 |
2位 | 悪の法則 | リドリー・スコット監督作品。 自分は賢いと思ってると、痛い目に遭うという見本のような作品。それも個人に対しての結果ではなく、関わったすべての人間に対してという、恐怖しか感じない。 フェラーリとのファックも名シーン。 |
3位 | クロニクル | ジョッシュ・トランク監督作品。 DQNに刃物、というこちらも分かりやすい図式の作品。 環境云々以前に、己の心根から変わらないと、えらいことになるよという事を具現化した作品。 |
4位 | アイアンマン3:3D | ショーン・ブラック監督作品。 マーベル・コミック大進撃の足掛かりの1本の3部作最終作。 ここまですばらしい3部作の最終作はめったにない。 |
5位 | ゼロ・グラビティ | アルフォンソ・キュアロン監督作品。 宇宙に絶対出たくなくなる名作。 2人の出演者のみで進むのはある意味、最近流行のシチュエーションムービーでもあるけど、宇宙の広大さと、無重力という息苦しさが今までにない絵を作っている。 |
6位 | 最愛の大地 | アンジェリーナ・ジョリー監督作品。 びっくりするほどえぐい展開の内乱をアンジーが監督と。 こんなに身につまされる戦争映画もない。 |
7位 | エリジウム | ニール・ブロムカンプ監督作品。 「第9地区」の別世界という趣の作品だけど、主人公に救いのない未来は「第9地区」よりひどい。 監督はどこまで主人公を翻弄させたいのかw |
8位 | STイントゥー・ダークネス | J・J・エイブラムス監督作品。 監督のシリーズ2作目。 で、かのカーンを登場させるあたり、トレッキーじゃない自分では感無量です。 |
9位 | ワールドウォーZ | マーク・フォスター監督作品。 すごい勢いのゾンビ映画。 後半の研究所シーンの雰囲気の「バイオハザード」ぽさも及第点。 |
10位 | アンチヴァイラル | ブランドン・クローネンバーグ監督作品。 かのクローネンバーグの子息の長編デビュー作で、この猟奇さ。 演出と主演の相乗効果で、すばらしいカルトムービーに仕上がっている。 |
次点 | ペーパーボーイ 真夏の引力 |
リー・ダニエルズ監督作品。 アメリカの現代小説をまるでその場で起こっているかのようにリアルに演出されたサスペンス。 主演のザック・エフロンを食う演技で評価の高いマシュー・マコナヘイがすばらしい。 |
オブリビオン | ジョセフ・コシンスキー監督作品。 トム・クルーズ主演の使い古された設定のSF。 けど、十分に面白い。 |
邦画編 |
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1位 | 舟を編む | 石井裕也監督作品。 辞典を作るというだけの話なのに、こんなに共感し、感動できるとは。主人公達がいとおしくなる名作。 オダジョーが、あまり演じない軽い男の役を演じている。 |
2位 | 凶悪 | 白石和彌監督作品。 実話をベースに映像化した問題作。ホラー映画よりホラーな内容に舌を巻く。 ピエール瀧と、リリー・フランキーの、まるで地のような狂気が一層怖さに厚みを出している。 |
3位 | 共喰い | 青山真治監督作品。 往年のATGの香りのする湿度のある邦画。 仮面ライダー役の主人公の体当たり演技に感服。 |
4位 | 永遠の0 | 山崎貴監督作品。 特撮と実写をうまく使いこなす監督らしい、「ALWAYS」から続くシリーズのような作品。 空母赤城が圧巻。 |
5位 | かぐや姫の物語 | 高畑勲監督作品。 10何年振りかの新作。アニメーターつぶしと言われる製作体制で完成したオーソドックスな童話をそのまま映像化してるだけなのに、感動できる。 |
6位 | 夢と狂気の王国 | 砂田麻美監督作品。 夢の全くない、崇高な目線のアニメ監督の裏側を撮ったドキュメンタリー。 仕事場に住んでいるネコ「ウシ子」がかわいい。 |
7位 | 東京家族 | 山田洋次監督作品。 相変わらず普通の家族の、なんら変わらない日常を描いている。 あるあるネタというとそれまでだが、そのあるあるネタを演出できる手腕はやっぱすごい。 |
8位 | 風立ちぬ | 宮崎駿監督作品。 監督最終作(の予定)の長編アニメ。関東大震災前後から、第2次大戦に突入する若い激動の日本を描いた名作。 主人公の声が、予想以上にいい。 |
9位 | 図書館戦争 | 佐藤信介監督作品。 小説から、アニメ、コミック、長編アニメと続いた末の実写映画。 トンデモ設定の日本が舞台の面白い作品。こういうの最近なかったなー。 |
10位 | 脳男 | 瀧本智行監督作品。 日本のアクションというジャンル(カースタント&肉弾戦)としてはいい映画。 設定も面白い。 |
次点 | 二流小説家 | 猪崎宣昭監督作品。 海外の推理小説が原作の邦画だけど、しっかり面白い。つーことは今までのが面白くなかったって事だけど。 二つ三つの事例が絡まってのクライマックスを知る事になるのは、ちょっと卑怯ではあるけど面白い。 |
2/6/2014
総評 | : | 洋画はどうしようもない喪失感とか、恐怖の支配する作品か、SFを中心で、笑いの少ない選出になってしまった。 時代に製作者が影響されてるのか、自分が影響されてるのか。 邦画はジブリ3作に、残りのほとんどがサスペンス。そんな中で1位は、何が起こるわけではないけど、心の奥に染み渡る名作。 |
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