洋画編 |
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1位 | ノー・カントリー | ハビエル・バルデムの怪演もすごいけど、監督のコーエン兄弟がこの題材を選んだ事に賞賛。 ブッシュ大統領も演じるチンピラ、ジュシュ・ブローリン。朴訥な、しかし優秀は保安官、トミー・リー・ジョーンズ。 すばらしい追跡劇。 |
2位 | アイアンマン | マーブルが製作した映画第1弾。それは「アヴェンジャーズ」に続く壮大なプロローグの始まり。 スマートで人でなしな主人公は、今までのアメコミヒーローにないキャラクター。それを逆手に魅力的な新ヒーロー像を描き出したところが大正解。それを、天才でありながら元ヤク中元アル中俳優ロバート・ダウニーJr.に当てたところも大正解。 CGを使いまくってはいるものの、すべてをCGに頼ってないところも◎。 |
3位 | インクレディブル・ハルク | 仕切りなおしの新作ハルク。こちらも「アヴェンジャーズ」の布石。 前作と比べると、よりアメコミに近づいた作りで、ある意味荒唐無稽。そこが「ハルク」らしめていると思う。 |
4位 | ヤング@ハート | イギリス人が撮ったアメリカの高齢者コーラスグループのドキュメンタリー。 高齢者と言ってもジャズであり、ロックであり、パンクである楽曲を歌うことによって、今生きている事の喜びを歌う本人、歌を聞く観客も感じるというすばらしいシチューション。 |
5位 | スパイダーウィックの謎 | 久々の本格的なファンタジー。 容赦ない妖精やドワーフの攻撃が、最近流行りの緩〜いファンタジーと一線を引いている。 クリーチャーのデザインも一級品。 |
6位 | インディ・ジョーンズ クリスタルスカルの王宮 |
シリーズ4作目は、超文明。 その上、レギュラーメンバー全員老化w その同窓会的展開と、最新特撮技術が、懐かしさを超えて名作化。 |
7位 | アメリカン・ギャングスター | リドリー・スコットの職人芸炸裂ムービー。 実話を元にしたクライムサスペンス。 犯罪者と公僕、黒人と白人という違いを超えた友情も見所。 |
8位 | イースタン・プロミス | クローネンバーグ×ヴィゴのスーパー化学反応。 イギリスのどんよりした空気と、マフィアの血生臭い抗争、資金繰りの恐怖をつぶさに描いていて、やはりクローネンバーグ侮りがたし、と言ったところ。 |
9位 | レッドクリフPart1 | 中国、香港、台湾、日本の名優揃いの、超大作。 何処を切っても絵画のような景色と、芸術品のような武具、切れのいいアクション。すばらしいアジア映画。 今作がまさに「赤壁の戦い」なら文句なくベスト3入りしたんだけどw |
10位 | JUNO | パロディにされるほどギャル語で喋る主人公を、エレン・ペイジが熱演。 イケてない男の子と、常に前向きなギャルのリアルなドタバタw かわいいし、けど考えさせられる1品。 |
次点 | Mr.ブルックス 完璧なる殺人鬼 |
ケビやんのシリアルキラーが、不気味でいいのだ。 70年代の雰囲気もある静かな味わい深いサスペンス。 |
ペルセポリス | フランスの2Dアニメ。 シンプルな色と絵で趣のあるアニメーションで、ヘヴィーなストーリーが展開する。 海外のアニメにCGが導入されたことによって、一定の画質のレヴェルを保てるようになった好例。 |
邦画編 |
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1位 | おくりびと | 滝田洋二郎監督作品。 本木雅弘主演の納棺師。 死を尊ぶという意味をそこはかとなく漂わせ、じめじめしてない演出がいい。 |
2位 | ハッピーフライト | 矢口史靖監督作品。 国際空港を舞台に、空港で生きる人たちの人間模様の真剣さに爆笑。 さすが矢口監督。主演の綾瀬はるかが、ちょいウザいけど。 |
3位 | クライマーズ・ハイ | 御巣鷹山で起こった日航機墜落事故を架空の新聞社を舞台に描いている。 原田真人監督は、実録の人間模様が魅力的に描ける監督でしょうか。 |
4位 | 全然大丈夫 | 大人計画の藤田容介監督作品。 荒川良々主演で、まったり。 |
5位 | グミ・チョコレート・パイン | 大槻ケンヂ原作の80'を舞台にした青春モノ。 ケラリーノ・サンドロビッチ監督作品。 懐かしい80年代の青臭いにおい一杯のノスタルジックな作品。 |
6位 | うた魂! | 田中誠監督作品。 ガレッジのゴリとか、その取り巻きとかでコメディかと思ったら、しっかり浅春モノしてて嬉しい。 |
7位 | ガチ・ボーイ | 事故で、前日が覚えられない主人公が、素人プロレスで生きる意味を見出していく青春モノ。 小泉徳宏監督作品。 6位と同じく予想外の感動作。 |
8位 | 崖の上のポニョ | 宮崎駿監督作品。 さすがの手描きアニメ。パワーがハンパない。 |
9位 | パコと魔法の絵本 | 「嫌われ松子〜」の中島哲也監督作品。 絵本をそのまま実写化したような作品。 パコが超かわいい。 |
10位 | アフタースクール | 内田けんじ監督作品。 こういうこだわった脚本は最近少ない気がする。そういう意味でも貴重な名作。 |
次点 | 母べえ | 山田洋次監督。 吉永小百合主演の日中戦時中の思想犯扱いされた父親を待つ間の、つつましくも感情豊かな生活を描いている。 山田洋次が好きそうな下町の生活感。 |
人情噺文七元結 | 落語を基にした歌舞伎をハイビジョン撮影した作品。 シリーズで公開されているが、見ている作品すべてその画質と音質のクオリティの高さに感動。 まるでそこにいるような臨場感。 |
2/8/2009
総評 | : | くしくも洋画、邦画の1位がキネ旬と同じになったwありえないww 洋画はハリウッド大作。邦画は青春モノが占めるのはいつも通り。 |
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