1位 | アヴァロン | こんなヤツに金を与えて、長編作らせて、特撮撮らせた、プロデューサーと製作会社が悪い。(ちなみにそれを観に行くヤツも悪い(笑)) とにかくびっくり出来るほどの監督のマスターベーション・ムービー。 初期の実写映画「紅い眼鏡」から一切変わってない作風に閉口も、開いた口が塞がらない。 劇中ゲームのシーンでは、平面ポリゴンに貼ったテクスチャー(出演者等)をばらばらにするという、まるで斬新じゃない手法でCGを見せてくれている。 とにかくこいつにメガホン握らせるな!!!! |
2位 | ダイナソー | ディズニー初のフルCGアニメ。今まで公開されている「トイストーリー&2」「バグズライフ」そして「モンスターズインク」はピクサーというCG製作会社の名作で、ディズニーは直接製作には関わってないはず。 で、さすがディズニー。超リアル路線で、恐竜に喋らせる。その違和感。馴れ合いも大概にしろって感じの種族の違いを超えた友情。最後は、恐竜が恐竜をペットにしてる!!!!それは、まるでプルートがネズミであるミッキーのペットであるかのようだ。 話も陳腐で、今時子供も感動しないぞ、と言うほど。 日本では、いまだにディアゴスティーニから週刊雑誌が刊行されているが、どうなんだろう。 ディズニーの一番悪い所を集めた映画。 |
3位 | ヤンガリー | 韓国の監督が、ハリウッド資本で撮った、韓国に伝わる怪獣の話。と聞くとすごく面白そうに聞こえます。それは、聞こえるだけだったって事です。 韓国アメリカ合作と言っておきながら、出演者の主要人物はすべて白人と黒人。使われてる言語は、英語。 なんか変だぞ。と思う間もなく、怪獣「ヤンガリー」は宇宙から飛来した宇宙人によって、化石から再生、蘇らせられ、人類を痛めつけ出す。 全く何処だか判らない大都会で、戦闘機との攻防が続くも、その軍のあほさ加減が、一時のゴジラ対策本部を上回っている。街を破壊しているのは、戦闘機のミサイルなのだ。 そしてロス・オリンピックに登場したロケットマンよろしく、生身の人間が飛行できる(訳のない)バックパックを背負って、白兵戦するのである。 最終的には、ひとりの特攻によってコントロールが利かなくなり、「ヤンガリー」は正義の味方へ。むかついた宇宙人はサソリ型怪獣を送りこむ。(そんなの持ってるならはじめからそれで攻撃しろって) 観終った後に、アメ村にうろうろしてそうなにィちゃんが、ごっつ感動してて、バカだなぁと思う事しきり。 エンディングの「特撮」の歌もばかまるだし。 |
4位 | 走れ!イチロー | ついに地に落ちた大森一樹監督の最新作。 何時までも神戸に郷愁寄せて、この程度の映画とってたらだめでしょう。もしかしてあなただけ?立ち直ってないの?? 初期の頃のハングリーさは何処へ行ったの…? |
5位 | ダンサー・イン・ザ・ダーク | きっついラースフォン・トリアー監督作。 主演も、魔女かサイボーグかと見紛うばかりのPVを連発の、歌姫(らしい)ヴョーク(日本語にすると病気)。 ドグマ95の提唱者の一人で、今作もその手法を貫いている。つまり、まるでドキュメンタリーのような作風なのだ。いや、それはいい。それは良いのだけど、ドキュメンタリーにしてはあまりに酷すぎる内容なのだ。それを延々と、しかも主人公がばかときてる。それでは、どうしようもない。全くどうしようもない。 |
6位 | ビートニック | ビートニックという流れのアート。それをドキュメンタリーとした映画。 たいくつ。 |
7位 | セシル・Bシネマウォーズ | カルト映画界の雄(と言ってもゲイ)ジョン・ウォーターズの、きち作。 ハリウッド映画を憎む、インディペンデント系の製作者達が、ハリウッド女優をかどわかして映画界に対して戦争はじめるという、何だか判らないうちに話が進んで、何だか判らないうちにクライマックスになってる。騙されたような映画。いや、劇中で主演女優のメラニー・グリフィスは確実に騙されてる。 けど、主演のスティーブン・ドーフは、相変わらずかっちょいいのです。 |
8位 | ゴースト・ワールド | 何だか変な青春映画。 アメコミが原作で、結構人気はあるらしい。それを「D&D」で勇敢で可憐なお姫様を演じたソーラ・バーチが勘違い娘役で好演している。その役が、殺したくなるほどムカつくのだ。 s-thing的センスゼロのスタイルでスティーブン・ブシェミ扮するダメ中年を誘惑したり。 ここまで「さわやか」を否定した青春映画も珍しいのでは?? |
9位 | スーパーノヴァ | 主演はすごいよ。アンジェラ・バシェット、ジェームズ・スペーダー、ルー・ダイアモンド・フィリップス、ロバート・フォスター他。 SFXはしっかりした作りなんだけど、SFって難しいなぁと実感させられる演出満載。いや、脚本かなぁ。とにかくここまで出来て、「B級」(この言葉は使いたくないけど)に徹しなくてもなぁと言うのが素直な感想。 |
10位 | リリイ・シュシュのすべて | 監督の岩井俊二は、現代の「いじめ」や「奇行」は、自分達の時代でも十分あった、とのたまってこの作品を作った。 違うと思う。そう簡単に、人が人をここまでエグく傷つける事はないと思う。いや、あるけど一般的ではないと思う。もし監督がそう思うなら、監督は加害者だったのではないかと思える。すべてを肯定する世界。 リリイ・シュシュの世界。 生理的に嫌いな映画の登場でした。 |
次点 | スイート・ノベンバー | あららぁ。宣伝のふれこみとは裏腹に、全く泣けないお涙頂戴恋愛映画。 特に終わり方が、多分製作者一同「おぉ!!!!斬新だぁ」と思ったでしょうが、全くの的外れです。やめてください。 |