1991年年間ワースト10


洋画部門

1位 ナイルの娘 台湾映画。
ホウ・シャオシェン監督作品。
すっかり忘れてしまってます。どんな話だっけ?(笑)
ま、それほどどうでもいい作品ということで。
2位 英国式庭園殺人事件 1982年作品を9年越しで公開したにもかかわらずオレの口には全く合わなかったという結果。
ピーター・グリーナウェイ監督作品。
こういう叙詩的な作品って苦手なんですよね。
この時期イギリス映画と言う括りで、自分の中でブームだったので観に行った気が・・・。
3位 真夜中の虹 アキ・カウリスマキ監督作品。
これもどんなだか覚えてない・・・。
リンク先のgooシネマ情報のあらすじを読んでも絵が浮かんでこない(笑)
ま、その程度の映画と言うことで。
4位 絶叫屋敷へいらっしゃい ダン・エイクロイド監督主演のくだらないコメディ。
シチュエーションは「ロッキー・ホラー・ショー」に似ている。
監督の人柄だろう出演者の豪華さと反比例して、とにかく下品。特に屋敷のじじいの鼻がちんぽそのままの形と言うのが許せない。
5位 ハバナ 主演ロバート・レッドフォード、レナ・オリンで、シドニー・ポラックが撮ったタイトル通り、ハバナを舞台にした退廃的な恋愛劇。
けど、展開が緩く盛り上がりに欠けだるさ満開。
6位 シェルタリング・スカイ ベルナルド・ベルトルーチ監督作品。
前作「ラスト・エンペラー」が最強の出来だった為期待したが、こちらも緩い展開の何処が焦点か判らない出来で激しく睡魔が襲う作品。
7位 オーメン4 10年振りの続編は、ダミアンが男の子から女の子に変わって悪魔憑きになる。
監督は、何だか小難しい名前の2人の共同(書くのが邪魔臭い)。
とにかく怖くない。ホラー映画を観に行って怖くないとは言語道断。
続編かリメイクが2006年だかに公開するとか。
8位 逃亡者 マイケル・チミノ監督作品。
ミッキー・ローク、アンソニー・ホプキンス、ミミ・ロジャース、ケリー・リンチ出演のサスペンス(だそうです)。
これも全然覚えがない。つか、「逃亡者」と言えばハリソン・フォードのフュージティブだよね。
「イヤー・オブ・ザ・ドラゴン」のコンビ、チミノ&ロークで観に行って損した口。
9位 虚栄のかがり火 ブライアン・デ・パルマ監督作品。トム・ハンクス、ブルース・ウィルス、メラニー・グリフィス出演のウォール街モノ(そんなジャンルあったっけ)。
残念ながら映画の精神性が合わなかったのか、何処をどう見たら面白いの?という感じでした。
原作は大ベストセラーらしいので、アメリカでも激しく期待されてたらしいです。
10位 パシフィック・ハイツ ジョン・シュレシンジャー監督、メラニー・グリフィス、マシュー・モディン主演のサスペンス。
変質者に部屋を貸したばかりに転落人生を歩んでしまう若夫婦の話。
変質者を、マイケル・キートンが演技なしかと思われるような、顔の雰囲気そのままで演じている。
とにかく、癇に障る映画。
次点 ハドソン・ホーク マイケル・レーマン監督作品。主演はブルース・ウィルス。
怪盗ハドソン・ホークの痛快クライムアクションムービー。となるはずが緩〜い展開と、悲しいほどの適当さがツライ。


邦画部門

1位 ケルベロス この年最大の駄作は押井守監督作品。
自分のしたいように撮って、何の盛り上がりも目的も見えない作品を作った感じ。
すばらしいせんずり映画。
2位 武者・騎士・コマンド
SDガンダム総出撃
アニメ作品。
6位の「機動戦士ガンダムF91」と同時上映作品。
短編で子供向けなので、すべてが雑。
3位 天河伝説殺人事件 市川昆監督作品。
榎木孝明主演なのは、「天と地と」で主役交代でおいしい目を見たまま、その続きをオファーされたような、しょっぱい演技。
推理モノのはずが、全く推理映画になってないのが何よりヒドイ。
4位 アルスラーン戦記 アニメ作品。
田中芳樹原作の有名SF小説を角川が長編アニメ映画化。
邦画でヒロイックファンタジーはやはり無理が多いのかと思える出来。
5位 老人Z アニメ作品。
大友克洋原作の同名コミックをアニメ化。
劇場アニメに見えないほどの画質の悪さ。また、この題材をなぜ長編アニメとして使ったのか疑問。
キャラクターに魅力もないし、ストーリーに盛り上がりも感じない。いや、盛り上がりは監督のせいかもしれないけど。
6位 機動戦士ガンダムF91 アニメ作品。
富野由悠季監督作品。数多くある劇場長編作品の中の2本目の完全オリジナル新作。
TVシリーズのプリークウェルと位置付けたつくりのため、大風呂敷を広げたまま終わっている。

総評 洋画上位3作の監督は、どうにも自分の性に合わないようで、今までのもイマイチ感大。
これからは観ない方が懸命かも。
ブルース・ウィルス、メラニー・グリフィスの出演作2本という、いかにも当時のスーパースターぶりを表していて面白い。
邦画の1位の彼は当たり外れの差が大きすぎて、性格も悪そうで好みではない。けど観ないと評価出来ないし、これからも観る。
しかしアニメが多いなぁ。

3/9/2006

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