※中学2年の1次関数,直線の方程式,グラフについて,このサイトには次の教材があります.
GoogleやYAHOO ! などから検索でこの頁に直接来たが前後関係がよく分からないという場合は,他の頁を先に見てください. が現在地です. ...(携帯版)メニューに戻る...(PC版)メニューに戻る ↓変化の割合同(2) ↓直線の傾きと切片 グラフ→直線の式同(2) ↓直線の平行移動 同(2) ↓平行な2直線 同(2) ↓連立方程式とグラフ ↓ あるないクイズ 通る・通らないクイズ ↓直線で囲まれる図形の面積(y) ↓直線で囲まれる図形の面積(x) ↓関数の値と変化の割合 変化の割合 ↓2点を通る直線の方程式 同(2) ↓文字係数を含む方程式 同(2) 直線の傾き(応用問題) |
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【基本】
○【例1】(xの増加量)=(xの終りの値)−(xの初めの値) (yの増加量)=(yの終りの値)−(yの初めの値) (関数の変化の割合)=
xの値が,3から5に変化したとき,
xの増加量は,5−3=2になります.
≪注意1≫
増加量を考えるときは,必ず終りの値から初めの値を引きます. 上の【例1】のような場合に,図の流れのままに3−5=−2としてしまう間違いが多いので,気をつけましょう. 日常用語では「減少量」が5 数学用語では「増加量」が−5
xの値が,7から2に変化したとき,
xの増加量は,2−7=−5になります.
≪注意2≫
日常生活では「体重の増加量」「貯金の減少量」などと増加という用語も減少と言う用語もどちらも使いますが,数学では増加量が好んで使われ,減っているときはマイナスの値で示します. ⇒ 値が減少していても増加量と言う ○【例3】
yの値が,−2から3に変化したとき,
○【例4】yの増加量は,3−(−2)=5になります.
関数y=2x+1においてxの値が1から4まで変化するとき
x=1のときy=3,x=4のときy=9だから
変化の割合は=2になりますxの増加量は4−1=3 yの増加量は9−3=6
「変化の割合」は(縦)÷(横)
≪縦横とも±付き≫ ○【例5】
関数y=−3x+2においてxの値が−1から4まで変化するとき
x=−1のときy=5
変化の割合は=−3になりますx=4のときy=−10だから xの増加量は4−(−1)=5 yの増加量は−10−5=−15
「変化の割合」は(縦)÷(横)
≪縦横とも±付き≫
○1次関数
【傾きと変化の割合】
(解説)1次関数y=ax+bについては,xの増加量が変わればyの増加量も変わるが,「変化の割合は,つねに傾きa」に等しい. 例えば,関数y=2x−1において,
(A) xが1から2まで変化するときの変化の割合
を比較してみると,
(B) xが1から4まで変化するときの変化の割合
(A)
xの増加量
[横方向=]2−1=1 yの増加量 [縦方向=]3−1=2 変化の割合は(縦)÷(横)だから2÷1=2 (B)
xの増加量
[横方向=]4−1=3 yの増加量 [縦方向=]7−1=6 変化の割合は(縦)÷(横)だから6÷3=2
上の例から分かるように,変化の割合はどこで測っても等しくなる.
○理由:右図のように1次関数は直線になるので,階段のように縦横の線で切りだすと, (縦)÷(横) は「相似図形の縦横の比」だからすべて等しくなる. ○(縦)÷(横)は「傾き」と呼ばれるので,「1次関数の変化の割合」は「直線の傾き」を表している.
【例1】
1次関数y=3x+4の変化の割合を求めてください. [答] 3
xがどこからどこまで変化するのか,yがどこからどこまで変化するのか,何も書いてないのにどうやって変化の割合を求めるのかと不思議に思った人は「そこそこよく考えている人」です.
【例2】しかし,上には上があって,この問題では「どこで測っても同じになる」から,「xやyの変化する範囲が書いてなくても答が出る」ようになっています. 自分で試しに,xの範囲を何通りか書いてみると,全部同じ答になることが分かります.
変化の割合は=3
変化の割合は=3 1次関数y=−4x+5の変化の割合を求めてください. [答] −4
前の問題と同様に幾つか試してみると
変化の割合は=−4
変化の割合は=−4
【問題】
x=1のときy=7,x=5のときy=19だから
xの増加量は5−1=4 yの増加量は19−7=12 変化の割合は=3 ※(傾きに等しいから3と即答してもよい)
x=1のときy=1,x=4のときy=−5だから
xの増加量は4−1=3 yの増加量は−5−1=−6 変化の割合は=−2 ※(傾きに等しいから−2と即答してもよい)
x=2のときy=6,x=6のときy=2だから
xの増加量は6−2=4 yの増加量は2−6=−4 変化の割合は=−1 ※(反比例のグラフでは傾きは一定ではないので,反比例の式を見ただけで答える方法はない)
x=1のときy=−6,x=3のときy=−2だから
xの増加量は3−1=2 yの増加量は−2−(−6)=4 変化の割合は=2 ※(反比例のグラフでは傾きは一定ではないので,反比例の式を見ただけで答える方法はない)
1次関数では,変化の割合は傾きに等しいから,−3
(6) 反比例の関数y=において,xが1から12まで
変化するときの変化の割合と等しくなるものは,次のうちどれか.
xが1から4まで変化するときの変化の割合
xが1から6まで変化するときの変化の割合 xが2から3まで変化するときの変化の割合 xが2から6まで変化するときの変化の割合 xが3から6まで変化するときの変化の割合
傾きが,−1となるものを探します
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