・・ご挨拶・・

京都府立医科大学泌尿器科の三木恒治です。
平成10年6月に泌尿器科学教室の教授に就任して約3年がたちました。21世紀
の超高齢化社会では、ますます泌尿器疾患を抱える患者さんが多くなると思います。
多様化する患者さんのニーズに十分応えられる診療を行える泌尿器科をめざしてゆか
なければならないと考えております。
臨床面では、月並みですが根治性とQOLの向上をモットーに診療をすすめております。がんについていえば、治るがんはより積極的に、とことん化学療法などの治療を行い、切除できる腫瘍は徹底的に切除する方針です。そして手術療法では、たとえば
腹腔鏡をはじめとする内視鏡手術の充実、臓器温存手術、禁制を考慮した尿路変更や
神経温存などのQOL(生活の質)を考えた手技を積極的にすすめおります。患者さん
も同じ治るなら、より楽な治療をする病院を受診します。その多様なニーズに応えら
れる診療を新しい技術を積極的に取り入れながら今後も行ってゆきたいと考えていま
す。
また研究面では、前立腺がんや腎癌の遺伝子治療や免疫療法の基礎的研究、前立腺癌のchemoprevention を含めた基礎的研究、排尿障害の動態の解明、性機能障害の分子レベルでの解明、精巣腫瘍の原因遺伝子の研究など、ポストシーケンス時代のゲノ
ム機能学に対応できる研究をおこなえるように取り組んでおります。
今後ともよろしくお願い致します。