monthlymovielog

毎月のベストテンとmovielogを統合しました。
ここでは観た作品すべての感想を書いてゆこうかと…

観た日、劇場 作品名(リンク先は公式サイト)
感想(ネタバレは反転させるようにしています)
点数(通常★5つが最高。☆は半分)

2005年6月


/26 MOVIX京都 50回目のファースト・キス
3047 50 First Dates
アダム・サンドラー、ヂリュー・バリモア共演のロマンティックラブコメディ。
前回の「ウェディング・シンガー」からのコンビで、もうすばらしいハーモニー。
ドリューのプロダクションフラワー・フィルムズの製作。さすが最近のドリュー、いい脚本選んでます。
共演に、ショーン・アスティン、ダン・エイクロイド、ロブ・シュナイダー(特殊メイクがすばらしい)もキャラ立ち満開でOK。
舞台がハワイなんだけど、波乗りもダイビングも出てこない、ちょっと変わったトロピカルムービー。
サントラも80'sを使いまくりでおいしい。
脇役の動物達(ペンギン、セイウチ、イルカ)の演技も良くて楽しいし。
大笑いできて、ちょっと感動の秀作です。
★★★★☆
/26 MOVIX京都 オープン・ウォーター
3046 Open Water
全編ディジタルビデオ撮影のような走査線が見える画質の悪い映像。サントラも適当。
「海のブレアウィッチ・プロジェクト」と言われるだけの安い作りが、許せない。
起承転結の起承までで終わるのはどうかと思ったり。
とにかく海上に取り残された主人公が
一人はサメに食われて、もう一人は絶望で自殺と言うのはと言う脚本がダメ。
★★
/25 ナビオTOHOプレックス スターウォーズ エピソード3
シスの復讐
元北野劇場での先々行上映1回目。劇場前にはコスプレイヤーが大挙。
上映前にはラジオのパーソナリティが登場し、上映前に今までの5作の予告編を上映。そしてついに上映開始。
やはり、映画館での鑑賞が正しいというのがはっきり分かりました。
とにかく情報量が半端じゃない。音響が最強。細かいところまで気配れる。
初めて観るという事と、試写会ということで思った以上の期待と、自分の中の情報との誤差に戸惑ったと言うのが正直な感想。
しかし、「スターウォーズ」良い、と思える内容に変化してました。
タイトルリンクは、公式ファンクラブ。
★★★★
/23 厚生年金会館 大ホール スターウォーズ エピソード3
シスの復讐

試写会
3045 Star Wars:Episode V Revenge of the Sith
試写会状 多大なる期待の元、厚生年金会館大ホールでの試写会。
正直、画面が暗すぎて隅々まで見えない状態での鑑賞。
音響も映画館でないのと、3階というのでイマイチ臨場感なし。
はっきり言って、ネタバレ防止に逆ネタバレをして予防と言う意味で原作を読んでの鑑賞が失敗だった…。
つまりネタバレ要素満載の中(スターウォーズ展、書籍類等)を自分から飛び込んでの結果なんで自業自得と言うわけで正しい評価が出来ないかった。
という訳でニュートラルな状態にして再度チャレンジ。
星の数は今の気分ということで。
★★★☆
/19 MOVIX京都 バットマン・ビギンズ
3044 Batman Begins
すごい!!マーヴル以外のアメコミ映画でここまで感動したのは久々です。
とにかく、渋く渋くそれはコミックヒーローを連想させないほどのゆっくりした演出で盛り上げ、絵の情報量も見逃すところがないほどよく、すべての役者もぴったり決まった配役で完璧。
タイトルロール前のエンブレムで新DCマークを拝めたあと、導入ですべての原因を簡潔に見せていく。
修行シーンもそう長くなく、重きを置いているのが守るべき街ゴッサムシティに守護神として働くくだり。そして認められるシチュエーション。主人公のおかれる立場の変動も見もの。そこにまつわる人々。そして敵。
すべての歯車がかみ合いだしてクライマックスへ。長年続いているコミックだけあって隠しキャラとかシーンも多そう。(バットマンのストーリーを言うほど知ってるわけではないので)
サントラもハンス・ズィマーとジェイムズ・ニュートン・ハワードの鉄壁のダブルネーム。
★★★★☆
/18 MOVIX京都 最後の恋のはじめ方
3043 Hitch
ウィル・スミス製作主演の恋愛コメディ。
「電車男」と全く同じラインの恋愛モノ。
「電車〜」は人(女性)との付き合いの判らない部分をBBSで補ってたけど、「最後〜」はそれを仕事にしたコンサルタントが手ほどきしてくれるというもの。
何処の国にもオタクは存在するといったところか。しかし、日本のようにじめじめしてない。そこは国民性なんだろうけど、観ていてすがすがしいのはすごくいい。
ヒロインのエヴァ・メンデスが最高にキュート。
★★★★
/17 TOHOプレックス フォーガットン
3042 The Forgotten
予告でも本編開始少しの間でもこれはサスペンスだと思ってました。というか思わされてました。
んが、なんと正統派SF。というか、なんじゃそのオチって感じ。
結果S・キングばりの展開になってしまって…。
元々そういう映画と言われてたら人は入らなかっただろうねぇ。それでも入ってなかったけど(笑)
しかし徹底してないのはダメだね。もったいない。せっかくなら
エイリアン出さないと。
★★★
/12 TOHOプレックス 戦国自衛隊1549
3041
半村良原作の同名SF小説を福井晴敏が大幅に今風に書き換えたリメイクとはいえないリメイク。そこまで設定、展開が変わっている。
でそれがプラスの方向に行ったかというと…残念ながら…。
ちょっと荒唐無稽すぎるところがSFというジャンルから逸脱し、なおかつキャラクター描写が散漫なせいで、カタルシスを感じる事がほとんどない。こんなにいい題材なのに。
絵は、面白いけどやりすぎ感も感じる。ゴジラが出てきてもおかしくなさそう。
今回も一人、北村一輝が気を吐いているのはいい!!
★★★
/11 MOVIX京都 ホステージ
3040 Hostage
「スズメバチ」の監督フローラン=エミリオ・シリの3作目。
プロローグはまぁ普通の展開か、とか思ってたらあれよあれよと言う間に間違った方向に転がっていく。
その上、重なる事件。主人公に降りかかる災難以上の災難。あー「ダイ・ハード」ばり。
で少年犯罪と国際詐欺と人質立て篭もりがごっちゃになったまま展開していく様、面白れぇ。災難がさらに激しくなり犯人の一人の心的障害を持つキチガイがいよいよ威力を出し始め、すばらしいどんでん返しに。
主犯役のベン・フォスター(「パニッシャー」でのピアス男)が、主役のブルース・ウィリスを食うほどに見事。彼の為の映画のようなすばらしさ。悪役が魅力だと引き立つね。主演のブルース・ウィリスも、昔から好きなんだけど今回も久々にクライムムービーの主役としてしっかり出来上がっている。
とにかく夏前の超拾い物映画です。
★★★★☆
/11 MOVIX京都 いらっしゃいませ、患者さま。
3039
「夜逃げ屋本舗」や「お墓がない!」というTVサイズの名作映画を撮ってる原隆仁監督作品。
と考えると同じサイズの…というか、TV的なんだね絵も本も。
正直、もっとちゃらけたコメディ映画かと思ってたら、手術シーンは嘘っぽくなかったので(しかし公開手術はどうかとは思うが)コメディシーンとのメリハリが付いてて十分面白い。
パンフが縦開きで問診表だったり、キャバクラのチラシ風だったりと楽しめる内容でOK。
★★★☆
/5 三番街シネマ エレクトラ
3038 Elektra
マーヴル印の新作。「デアデビル」に登場するヒロインを主人公にしたスピンオフ企画モノ。
ジャニファー・ガーナーの凛としたヒロインがいい。敵である「ザ・ハンド」の面々や、キーパーソンの女の子のミュータントっぷりも、いかにもコミックらしくていい。
しかぁし映画の方針がエレクトラの生き様を描きたいがために、個性的なアクションシーンが全く殺されてしまっている。ので全編ゆる〜いのだ。
再編集すればいい作品になるのになぁ。
★★☆
/5 京極東宝 電車男
3037
まるでなま物のような扱いでスピード製作の話題作。
面白いか面白くないかと言うと、十分面白い。
しかしオタク役の役者が全員嘘っぽい。気になったのが主演の山田孝之が、冒頭オタク装束の時は全くオタクぽくないのにクライマックスに行くに連れ逆にオタクぽくなっていく…。正直きしょい。
それと、主人公の部屋の飾ってあるアイテムにイマイチ統一感がないのもどうかと思ったり。
ま、そんな事は些細な事なんで。
ちなみにわが社のキャラクター商品も飾ってあったり。
★★★
/4 MOVIX京都 オペレッタ 狸御殿
3036
鈴木清順監督の久々の新作。
39年から59年の間に7作作られたファンタジーのリメイク。今作は「オペレッタ」と言うだけあって、ミュージカルシーンが随所にちりばめられ華やかな絵に出来上がっている。
そういうところはいかにも清順なのかもしれないが、全体通して最近の清順らしい奇奇怪怪な難解な作りにはなってないのは助かる。というかストーリーは単純すぎて逆に退屈。
特質すべきは、美空ひばりの復活。CGで本体を作り音声までも合成で作って新作(?)を歌わせているのだからすごい。それに負けじと出演者もみな良い演技で見ていて楽しい。映像も特撮満載でカラフルで、サントラもキャッチーな曲でいい。
★★★
/3 シネ・リーブル 機動戦士Zガンダム
星を継ぐ者
3035
なんか懐かしい作り方の映画です。一昔前はTVの編集版を劇場版としてよく上映してたんだけどね。
正直な感想は、さすが富野監督。
1年弱の30分シリーズを3等分して、見所とストーリーを判らせる為に運ぶ絵コンテが絶妙。確かに2時間の中に入れなければならないことは多いからどうしても戦闘シーンが多く、初見には厳しいところもあるかもしれない。それでも「機動戦士ガンダム」を観ていれば、しっかり感動できる展開に持っていってる。また、TVシリーズとは設定や性格を変えているせいでよりオリジナリティに富んでいる。
前半はTVシリーズからの構成、後半は主にモビルスーツ戦に移行する為ほぼ新作となっている。その後半のモビルスーツ戦の見事さには感動。
懐かしい彼らが帰ってきてくれたといったところ。
★★★☆
/2 IMPホール サハラ
死の砂漠を脱出せよ
3034 Sahara
試写会状 試写会です。
マシュー・マコナヘイが熱望したクライブ・カッスラー原作のヒット小説「ダーク・ピット」シリーズからの映画化。
本国アメリカでも売り上げNO.1になったりもした。
で、これが切望された作品?全米NO.1??
2時間中冒頭から40分の緩い演出は耐えられなかった。
アクションムービーのはずが、一昔前のガンアクションメインの派手に「見える」映画と化している。
原作を読んでないので登場人物の取り回しなどに気が付く事はないが、イマイチ緊張感と面白みに欠ける配役だと思う。
いいところを探そうとしても余りにも普通すぎて、まぁこれくらいで。
★★

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